Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

七宝瀧寺(2012年5月4日参拝)

2012-06-15 | 近畿三十六不動尊
所在地:大阪府泉佐野市大木8
宗派:真言宗犬鳴派
御本尊:倶利伽羅不動明王
創建:伝・661年
開基:伝・役小角
札所:近畿三十六不動、役行者霊蹟、南海沿線七福神、神仏霊場巡拝の道


【由緒】
661年、役小角によって大峰山山上ヶ岳の6年前に開山したと伝わり元山上と呼ばれている。
古くは犬鳴山を含む和泉山系全体を「葛城」と呼び、
その中でも犬鳴山は西の行場、東の行場を持つ葛城二十八宿修験道の根本道場。

「宇多天皇の御代、紀州の猟師がこの山域で狩りをしていた際、
突然連れていた犬が激しく鳴きだし、結果猟師が射ようとしていた鹿が逃げてしまった。
怒った猟師は犬の首をはねたのだが、その首はそれでも飛び跳ね、
今まさに猟師に襲いかかろうと狙っていた大蛇に噛み付いた。
犬は、主人が大蛇に狙われていることを知って鳴いていたのであった。
愛犬に救われたと気付いた猟師は、これを悔いて七宝瀧寺の僧となって愛犬を供養した。
このことを聞いた天皇はいたく感動し、
七宝瀧寺に『山号を「いぬなきさん」と改めよ』と勅号を賜った」と伝えられている。(義犬伝説)

本尊から数分歩くと行者の滝の前に出る。
飛鳥時代の661年(斉明天皇七)開山の役行者が集合した場所のひとつと伝わっている。
山中には他にも6つ、合計7つの滝があり、
平安時代初期に大干ばつに見舞われたときに雨乞いを祈願して雨が降り、
それを知った淳和天皇が「七宝瀧寺」と名付けたという。


【難切り不動明王】


長く細い山道を車で走り駐車場に到着するとお不動さんがお出迎え。
いかにもっていう雰囲気がもうここから伝わってきます。


【十一面観音堂】


まずは厄除十一面観音さんにお参り。
残念ながら開帳されておりませんでしたが、
まぁ、こんな湿気の多い所では開けない方がいいでしょう。


【鳥居】


この寺に初めての参拝になりますが神仏習合のようですね。


【一願地蔵】



【宇賀耶白長弁財天】


この辺りも鬱蒼とした感じです。


【癌除けお岩竜王】





【祠】


何が祀られているのか失念しました。


【運搬トロッコ】



【山門】


山道をほどなく登っていくと到着。


【鐘楼堂】



【身代わり不動明王】




結構巨大で迫力があります。


【神変大菩薩像】



【弘法大師像】



【学業地蔵尊】



【洗心院】





【七福神堂】


布袋さんが祀られていました。
ピリピリとした雰囲気のこの寺にあって布袋さんの笑顔が素敵過ぎます。(笑)


【十二支守本尊】



【韋駄天神御堂】





【水かけ不動尊】



【ボケよけ不動尊】




ここまでいろいろ祀られ過ぎ。(苦笑)

普通ならバカにされても不思議ないが、
そう感じないのがこの寺内の雰囲気のおかげなのかな。


【不動堂】


ようやく到着です。

さすがというべきでしょうか、
祈祷される方々が絶えないですね。

本堂内は撮影禁止でした。


【一眼上人供養碑】



【塔の滝】





【清滝堂】





【行者の瀧】








今も滝修行が行われる修行場ですが、
さすがに素人一人では危険ですので修行は出来ません。


【行者くぐり岩】





【巨岩】


何か祀られていまして名前もある岩ですが失念しました。


【白髭一言稲荷大明神】





【御朱印】






まだまだ未見の所もありますので、
次回参拝した時の楽しみにしておきます。

間違っても西の覗きや蟻の戸渡りはしませんが。(苦笑)