窓から夜明けの空を眺めると雲間に朱色が垣間見える。慌てて近くの犀川河畔へ駆けつけた時には先ほど見た真紅の色は少し薄れているものの青空と朝焼け雲、そして川面が素敵なコントラストを見せていました。
朝焼けの空を餌場に向かう鷺(多分アオサギ)がゆったりと上流方向に向かっていました。
すてきな朝焼けを楽しんだ今日の地方紙は甲子園で星稜高校が二回戦突破した記事を押しのける格好で「山野・金沢市長が辞職」(北陸中日新聞)の記事が大きく一面に。
市民派を装って「若さ」と「多選批判」を旗印に4年前に現職を破って市長になった山野氏ですが、その八方美人的な政策が行き詰まり古巣の自民党からも見放される中で場外車券売場をめぐる業者との密約問題が公になる中で市長の椅子を投げ出したものです。
共産党議員団は市長と数人の市会議員が関与するこの問題でかねてから市議会に徹底調査と百条委員会の設置を要求していました。この問題が明らかになるにつれ議会の多数派である自民党はこれ以上自らの党が傷つくのを恐れて市長辞任という幕引きをはかっているのが現状です。
いずれにしても共産党以外はオール与党という市議会の実態が地方政治を腐敗させるという見本のような出来事です。願わくば市長選挙で市民がこのことを糧として市民の立場の市政を打ちたてるために努力を続けている日本共産党と共に市民のための市長を選ぶ主体になってほしいと思っている朝です。
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