[無事だったかい]
2007年3月、震度6強の大地震が襲いました。
テレビや新聞なとの報道だけでは全体像が見えてこないので、一週間後に思い切ってカメラを持って能登半島を巡りました。
最も被害の大きかった一つの町の全壊した建物で過ごす愛猫にエサを持って会いに来る女性の姿を撮らせてもらいました。
辛くてただただ全自動設定でシャッターを押し続けたこの日の撮影行でちゃんと撮影対象を見て撮った一枚でした。
辛くてただただ全自動設定でシャッターを押し続けたこの日の撮影行でちゃんと撮影対象を見て撮った一枚でした。
[全壊の工場の屋根に]
輪島市の入り口にあたる町で大きな建物がぺしゃんこにつぶれて、低くなった屋根を歩きながら状況を確かめている人たち。
[土砂崩れ]
能登半島先端に近い海岸道路を崩れた岩石が埋めてしまいました。
大きな岩とガードレールに車が押しつぶされそうに海に落とされそうになりながら辛うじて残っていました。
[神社も崩壊]
たくさんの神社の鳥居が倒れているのを見かけました。
この神社でも参道の石段を鳥居の石柱などが埋めていました。
この神社でも参道の石段を鳥居の石柱などが埋めていました。
[大きな梁が]
地域の老舗店舗がこの建物を支えてきた梁や柱とともに廃材置き場のようになっていました。
[無事だった漁船]
海岸沿いの建物の横の広場に無事な姿を見せる漁船。
建物は完全に壊れているところで無事な船を見て異様な感じだったことが記憶に残っています。
建物は完全に壊れているところで無事な船を見て異様な感じだったことが記憶に残っています。
この数日全国的に大雨被害の報道が続いています。
私がこの写真を撮ったのは人に見ていただくことを意識しながら写真を撮り始めて5年ほどのころ、カメラを持つのも写真を撮ることも楽しくて仕方がないころでしたが・・・。
シャッターを押すということがこんなに悲しく辛いということを知った最初の経験でした。
それでも記録することの大切なことを信じてカメラを押し続けた一日でした。
シャッターを押すということがこんなに悲しく辛いということを知った最初の経験でした。
それでも記録することの大切なことを信じてカメラを押し続けた一日でした。
10年ほど前の個展の展示作品 を7月12日から当ブログで公開してきましたが最後の6枚、能登半島大地震の記録写真をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。