めっきり「鯉のぼり」の大空を泳ぐ姿を見なくなってしまった。先日連れ合いと金沢から白山山麓のそば街道を愛用の軽自動車で走りましたが見えるのはそば屋さんの宣伝用の幟旗とイベントを知らせる道の駅の幟旗ばかりです。
かつてはいたるところの民家で泳いでいた鯉のぼりは5月近くだというのに姿を消してしまっていました。この日の目的地、古い民家風の建物のそば屋さんに着くと写真の鯉のぼりが緩やかに泳ぐ姿を見せていました。
もう40年以上のお付き合いになる、このそば屋の親父さんは「この近所で子どもの声を聴くことはほとんどなくなってしまった」「昔は子どもたちが群れて遊んでいたものだったが・・・」と話していました。
見た目には便利できれいになった山麓の家々ですが、この地域の家々に子どもたちの声が還ってくる日があるのでしょうか・・・、考え込んでしまいました。
私は金沢の町の中に住んでいますが、街でもドーナツ化現象が進み、10年ほど前は市内中心部の過疎化が問題になっていましたが、今ではその周りにある私たちの町でも過疎化がすすみ小学校や中学校の統合整理がすすんでいます。
「便利さ」「大型化」「自動車」中心の街づくりが進み、地域の人たちの暮らしそのものを考えない地方行政の中で生活そのものの荒廃現象のようなものを考えさせられています。
来春は統一地方選挙の年です。地域に根を張り活動をつづける日本共産党の前進こそが地域に子どもたちの元気な声を取り戻すため地方政治を転換する道だと思います。そんなことも周りの人たちと語り合いたいと思う日でした。
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