もう10年以上も前になるだろうか、フィルム用の一眼レフカメラというものをはじめて手にしてそれまでのたんなる記録写真から少し「写真」というものを意識して撮影を始めたころの写真です。当時の本職だった書店業の一環として車に本を積んで石川県各地を普及のために巡回していたころの一枚です。
能登半島の先端の輪島市、雪のちらつく冷たい日、通りがかりに魚の振り売り(行商)をしている方を見かけて撮らせていただいた小さな工場で働く女性が買った魚をかじかむ手で捌いていた行商の女性です。この写真を見ると今もそのときの寒さと情景が浮かんできます。輪島は漁港に面した街で、いまもリヤカーに港で仕入れた魚を乗せて街の軒々を行商して回る振り売りの女性の姿が見られます。
きょうの「しんぶん赤旗」「北陸中日新聞」両紙ともに安保戦略として[集団的自衛権先取り](北陸中日)、[戦争する国へ大転換](赤旗)との一面トップ。これは明らかに日本国憲法の9条を無視して「海外で戦争をする国」(共産党市田書記局長談話)への宣言とも言える閣議決定です。けっして目を瞑ったまま流されるわけには行きません。
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