早春の林に見る ニホンカモシカとオウレンの花

　　　　［冬毛で羊のように見えるニホンカモシカ］

金沢では珍しい青空が広がったので連れ合いと日課のリハビリ散歩は金沢市南部の山里へ車で行き林で春を探してきました。
青草が芽生えてきた山の斜面に冬毛をいっぱい纏ったままの若いニホンカモシカ一頭が食事中でした。
遠くから見ると羊を放しているのかと思うほど白い毛深い姿でした。
近寄ってみるとまだ若い、昨年親離れしたくらいの健康そうなニホンカモシカが私と連れ合いの姿に気づいてしばらく相手をしてくれました。
嬉しい春を迎えた大きな動物との出会いでした。

　　　　［春一番の花　オウレン］

例年ならばもう一週間か二週間後に咲き始めるのですが、記録的に雪が少なかったのでもしかしたらもう咲き始めているかと毎年オウレンの咲く林に行きました。
何しろ花の直径が1㎝足らずの小さな草花なので目を細めながら探してみると地表にくっつくように点々と咲く白い花が咲き始めていました。

　　　　［文字通りの「小さな春」］

「私たちはここでもう咲いていますよ」とばかりに林の地表に他の草花が出る前に小さな背をいっぱいに伸ばし小さな花を広げて小さな昆虫たちの訪れるのを待つ可憐なその姿はいつも私の心を打ちます。

金沢市南部の山里で見つけた早春の大きな動物と小さな花の写真三枚をアップして［写真師の新カメラ日記］更新です。
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ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー