転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



・午前中はピアノの稽古だった。
このところベートーヴェンを乱暴に弾きすぎたせいか、
右手の甲に痛みが出て、どうもうまくなおらず、きょうで三日目なので、
今回はモーツァルトの協奏曲27番の二楽章だけ持って行った。
もともと技術が足りなくて思うように弾けていないのに、
変な痛みまで出てきて、困ったことだと思った。
今度は手にも鍼治療をして貰わなければ。
今こうしてパソコンのキーボードを打っていても、若干痛い。

・ピアノの帰りに、確定申告の書類を提出しにクレドホールまで行った。
2月中に来たのは、もしかしたら初めてだったかもしれない。
今年の私はなんと勤勉なのだろうかと自画自賛しつつ、窓口に行くと、
さすがに「提出のみ」の列は空いていて、私の前には二人いただけだった。
一応、必要書類は揃っていたようで、ハンコを押されてその場で終わったが、
あとは記入漏れや間違いなどが無いことを祈るのみだ(汗)。

・そのあと、買い物がてら、そごうに行って、紀伊國屋書店に寄った。
最初は、特に目的もなく売り場を眺めていたのだが、
有吉京子の漫画『SWAN-白鳥-モスクワ編』第一巻を見つけて、
おやこんなものが!と、迷わず買った(笑)。
高校生の頃、これのもとの話『SWAN-白鳥-』を友人から全巻借りて読み、
これぞバレエ漫画の金字塔!と思ったものだったが、
あの話の続編が始まっていたとは、きょうまで知らなかった。
帰宅してネットで検索して、続編の評判などを読んでみたら、
やはり私同様、かつての熱い読者たちが今も有吉漫画のファンであり続け、
このモスクワ編にも大変注目しているということがわかった。
私は以前の物語の中ではアメリカ人ダンサーのルシィを最も愛していたのだが、
SWAN読者の間では今も昔も、レオンの人気が大変高いことを改めて知った(笑)。

・一方、その有吉バレエ作品のうちで、私が一番気に入っているのは、
ニジンスキー寓話』だったのだが、○ちゃんねるの有吉読者の間では、
この作品の評価は真っ二つであるようだった。
あまりにも思想的な面に力が入りすぎていて、漫画として楽しめなかった、
という意見が結構、支持されていた。
しかしそれは別として、私も、『SWAN-白鳥-』という作品については、
これが少女漫画的な面白さと、スポ根的な求心力とを併せ持っているという意味で、
稀な傑作であるということには同意見だ。
本編の最終回のあと、真澄やリリアナは一体どうしただろうか、と
想像したことがあったので、続編として読む機会が得られて嬉しく思っている。

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