転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 

  


随分久しぶりに鍼治療を受けに行った。
実は昨年、猛暑の8月のある朝、よせばいのに、
冷蔵庫で冷やした固いキャンディーバーもどきのお菓子を
苦労して噛みきって食して以来、左側が顎関節症になったのだ(←アホか)。
その朝以来、顎の違和感が始まり、とりあえず開口の不自由はなかったので、
ずっと放置していたのだが、改善しないまま年を越し、時々鈍痛もあるしで、
さすがにこれは待っていてもなおらない、
と観念して、きょう、ついに診て貰った。

診察の結果、確かに左側の顎を動かす筋肉に腫れがあり、
慢性の炎症があることを示している、と先生は仰った。
併せて、肩凝りと花粉症の実感もあったので、
それらについても相談して、顎関節の周囲と首、肩などに
一時間ほどかけて、集中的に鍼を打って頂いた。
顎関節症と肩凝りは連動している部分もあるそうで、
確かに私は左側の肩凝りのほうが強く感じられるのだが、
かと言って、右が全く凝っていないわけでもなく、
最後にマッサージで首筋から肩までほぐして貰ったら、
左右とも、背中までびんびん響いて、凝っていることが実感できた。

顎は、人それぞれの傾向というか癖がはっきりとある部位で、
治療しても、もとの悪い癖に戻って行こうとする力が強いものだそうだ。
だから、ある程度までは鍼治療で目に見えて改善して行っても、
最後のところで、なかなか全快に至らない、というケースがあるそうだ。
また、顎というのは、日常は気をつけていても、
元来が噛み締めることによって疲労を取ろうとする性質があるので、
寝ているときに顎に負担がかかっている人は、結構多いとのことだ。
歯ぎしりなどは、その典型だ。
鍼治療では、顎関節の動きを司る筋肉に鍼を打つことで、
緊張を取り、噛み締めても負担がかかりにくい状態に持って行く、
ということだった。

記憶では、私が初めて顎関節症になったのは二十歳のときで、
下宿生活をしていた頃、ある晩、顎がカクカク言うので驚いた、
というのが始まりだった。
あの頃は若かったので、異音がしようが少々痛かろうが気にせず、
二十代のほぼ全部を、「アタシ顎関節症みたいなんだよね」と言って過ごし、
三十代になって奥歯の虫歯をなおしたとき、偶然に噛み合わせが変わり、
それを機会に、長年の顎関節症がなおったものだった。

それ以来、短期で軽度の顎関節症を発症した記憶は何度かあったのだが、
このブログをさかのぼって調べてみただけでも、
果たして、私は過去五年ほどの間に、左右とも顎関節症を経験済みだった。
そういえば、歯科でマウスピースを作ってもらったことも一度ならずあった。
気になっては、治療し、なおったと思うと、しばらくしてまたなって、
ということを繰り返した来たのだということがわかった。
とりあえず今回に関しては、一週間くらい空けて、次の鍼を打つと良いらしい。
きょうは結構強めに打って下さったとのことで、
明日は顎がダルいだろう、と先生は仰った。
では明日の私は寡黙だな(笑)。

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