ユズの花とスダチの花が咲いて2カ月がたった。
手を掛けない果実は“隔年結果”になるという。わが家のユズとスダチがそうだ。
ユズ(写真
上)は豊作の年。多くの花が咲いて多くの実をつけた。これを育てるには相当の養分が要るはずだ。そして多くを落果させた。やはり応分の実しかつけないのだ
ろう。ユズの木の下は一面落果した大豆よりやや大きい大量の実で埋まった。いまは落ち着いて秋に向って充実させている。
一方、こちらのスダチ(写真下)は隔年結果からするとことしは不作の年。まさにそうなった。スダチがその存在をアピールするのは初サンマが店頭に並ぶころ。焼きサンマに使う分ぐらいは十分に育っているので安心だ。
〔酒の話〕
7月の酒:北海道の暑寒別岳を登った折に立ち寄った最北の酒蔵「國稀酒造」。
地元限定の「本醸造・暑寒おろし」がいい。東京では有楽町の交通会館・北海道どさんこプラザで「特別純米酒」が手に入る。それ以外は蔵元から直接取り寄せ
るしかない。この酒を銀座の料理屋で飲んで知っていた。10日ほど山旅で留守にしていた。〔高砂・純米〕〔会津娘・純米〕〔黒牛・純米〕〔福千歳・山廃純
米〕をまだ飲みまわしている。「香住鶴・山廃純米」はよかった。8月に控えているのは定番の「〆張鶴・月」、それに「花垣・本醸造山廃仕込み」。花垣は奥
越の酒。出張のときはよく飲んだ。「黒龍」がのしてくる前だから古い話だ。ほかに〔鍋島〕〔竹鶴〕〔澤屋まつもと〕。