30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

5月28日にタマネギの収穫—乾腐病で3年連続の不作

2023-06-01 | タマネギ

タマネギは乾腐病でことしも不作だった
半分が助かり、半分がやられた

これらは生き残って無事に育ったもの

うーん、やっぱり。タマネギは2023年も不作だった。これで2021年から3年連続となった。原因は乾腐病。素人診断だがそうだろう。数年前までよもやこんな事態になるとは思ってもみなかった。

2022年の不作
2021年の不作

タマネギは苗作りから始める。タマネギ栽培はこの苗づくりが上級者向けでいちばん難しい。その半面、苗を植えつけたら、そのあとは放ったらかしで収穫できる。苗作りはかなり難しいのだが植えつけたあとは超簡単、という難易度において極端の両面を持つ。

そのためたいがいの人は苗作りを避ける。苗は買って植えつけている。わたくしも当初はそうだった。しかしせっかく家庭菜園をやっているのだから楽しもうと、この苗づくり挑戦した。苦節10年? 試行錯誤していまではこれまでの苦労がウソのように、苗づくりができるようになっている。

やればできもんだ。なんでもそうだが腕を磨くには上を目指す。失敗を重ねて試行錯誤する必要がある。学んだのは勘所を抑えることだった。おかげで野菜栽培全般の腕が上がった。野菜なんてとばかにしてはいけない。

自家育成の苗はじつに素晴らしい。植えつけるとすぐに根付く。買ってきた苗を植えつけている周囲の菜園を観察するに、やはり買ってきた苗には当たり外れがある。自家育成の苗にはその心配がないのがいい。

これまで300本から350本の苗を植えつけて育ててきた。半分でもいいくらいなのだが、苗が多くできるからつい植えつけてしまう。同じ数ぐらいの苗が残る。知り合いの農家に引き取ってもらう。農家も苗作りが難しいことがわかっているからかなり喜ばれる。

ところが、5年程前から周辺のタマネギに異変が生じてきた。病気の蔓延である。全滅という菜園もある。

とうとう2021年にはわが菜園に及んだ。半分が病気にやられたと記憶している。昨年の2022年の収穫ではさらにひどくなった。そこで2022年の11月の植え付けでは本数を200本に減らした。たぶんだめだろうと。やはりだめだった。今年の収穫も半数以上がやられた。2021年当時はなにが原因か特定できなかったが、タマネギの病気一覧を見ると、どうも症状は乾腐病に似ている。

こうなると畑を変えるしかない。じつはこの春から隣りに畑の全部を移している。これまで隣地を一部借りていたのだが、ことしからすべてをそこでやっている。タネまきは9月、植えつけは11月、収穫は6月。

今期は新天地でタネまきから収穫まで。来年6月は真っ当なタマネギを収穫できるのか。


2023年の読書

2023年5月の読書
・街とその不確かな壁(村上春樹著・新潮社)

2023年4月の読書
・汝、星のごとく (凪良ゆう著・講談社)

・ある男(平野啓一郎著・文藝春秋)
・君のクイズ(小川哲著・朝日新聞出版)

2023年3月の読書
・ラスト・チャイルド(下) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・ラスト・チャイルド(上) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・笑い神(中村計著・文芸春秋)

・われら闇より天を見る(クリス ウィタカー 著、 鈴木恵 訳・ 早川書房)

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


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