30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

出てきた出てきた、ハクサイの菜の花

2014-03-22 | ハクサイ

まだかまだかと葉の中をのぞき込む。この寒さではたぶんまだだろうとわかってはいても、畑に行っては毎日のようにその時を待っている。まるで愛しい人との逢瀬を指折りかぞえているのと同じ気分だ。

その相手とは、白菜の菜の花である。なんとも色気のない話なのだが、白菜の菜の花は、わたしにとっては春の到来を実感させてくれる。その姿をみるとうれしくなるのだから、まさに愛しい人と同じなのである。

もちろんこれを食べる。食べるといっても花を食べるのではなく、花を咲かせる前の花蕾である。でもまだ少ない。もうしばらく待たねばならない。白菜の花蕾って、待ち焦がれるほどにうまいものなのかと問われると、ぜひに!といいたいのだが、これは気分を食べるものである。春か来たという喜びを食べるのである。

しかしやっと会えたばかりなのに、わたしはこれから数日の旅に出る。戻るまで我慢だ。わたしもやっと炬燵から這い出して啓蟄のときだ。すっかり冬ごもりしてしまった。雪山からも遠ざかった。これも寒さに弱くなったからである。しかしこのまま横着していると冗談ではなくホントに引きこもり老人になってしまう。ザックを背負って家を出ることにした。


    
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