30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

いよいよ本番

2008-05-10 | ブドウ

ブドウは5月の空に似合う。若い葉が5月の風にゆるやかに揺れるのを、居間から眺めているのは気分がいいものである。
ブドウの作業は5月、6月に集中する。本番はこれからだ。4月の下旬に芽かきを行ってからは成長に目が離せなくなる。それに合わせて作業を順次していかないとよい果実をつけてくれないから
的確な対応を要求される。ブドウを作るのは手間がかかる。それだけに立派な果実ができたときは素直に心の中で「やった!」と叫んでいるのである。ホント、それまでの苦労が吹き飛ぶほどの快感だ。

さあ、今年もブドウの本番が来た。農作業が一段落したのを待っていたかのようだ。ブドウ棚を見上げると、花房がもう出てきている。さっそくに作業開始だ。まずはキャンベルアーリーに取りかかる。枝と花房をチェックしてみると今年は成長が遅い感じがする。少し気にかかる。
1、花房の摘房=品種により新しい枝
につく房の数を制限する。「キャンベルアーリー」は勢いのよい枝には2房、「ポートランド」も同じ、「巨峰」なら1房である。残すのは枝元に近い房だ。
2、房の整形=房の肩の部分を切り落とし、さらに房の先端を3分の1ぐらい切り落とす。実がつきやすくするためだ。まず前者の作業を行い、後者はもう少したってからにする。

房の肩を切り取る(写真では左下の部分)

切り取ったあとの姿

  3、わき芽かき=さらに枝が伸びるとわき芽がでてくる。これをすべてかきとる。これが面倒なのだが、ほったららかしにしておくと葉が覆い茂ってしまい、中まで日光が当たらなくなり、風通しが悪くなるからだ。

4、巻きひげ取り=わき芽と同じく枝が伸びると巻きひげが次々と出てくる。これもかきとる。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする