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パスも回せる(7/3ドイツ対アルゼンチン)

2010-07-04 20:50:07 | ワールドサッカー
ドイツ対アルゼンチンの準々決勝は、前半3分という早い時間でドイツに先制点が入ったことは一つの試合を動かす要因になりましたが、それだけがドイツの勝因ではありません。正直、ドイツは1次リーグでセルビアに敗れていますし、しかも決勝トーナメントの組み合わせがイングランド、アルゼンチンとなったときはおそらくここは突破できないだろうと思っていました。

過去のドイツ代表は現実主義者の面白くないサッカーの象徴とされ、ワールドサッカーのファンにドイツファンは意外と少ないです。今回もそんなチームなのかなと思い、これまでの試合は見ていませんでした。

しかし、このアルゼンチン戦を見ると、ドイツの華麗なサッカーに魅了されるという予想外の展開が待っていました。ボランチの位置が堅いアルゼンチンに、あれだけ敵陣でキープしてパスを回し、ボランチのケディラ、シュバインシュタイガーが入れ替わりながら攻撃参加してくるチームは、なかなかボールが持てず苛立って下がってくるアルゼンチンのメッシを上回るインパクトがありました。

ドイツは勝ち方もいいです。焦って前がかる相手をカウンターで仕留める術も熟知していて、後半クローゼは2得点を上げ、ついに母国の英雄、ゲルト・ミュラーの14得点に並びました。クローゼは所属のバイエルンでスタメンを外され、今回の代表ではあまり期待されていませんでしたが、肉体改造で過去2度のW杯時の好調を思い出したようです。

また、面白い選手はFWのエジルです。今はドイツのブレーメン所属で、ビッグクラブには所属していない無名の存在ですが、キープ力とパスセンスはかなりのものを持っており、このW杯の活躍で世界中からオファーが来そうな活躍です。ドイツは中心選手のバラックが直前の負傷で出場できなくなりましたが、ベテランから若手までバランスの良い活躍で、レーブ監督の采配も評価されています。

次のスペイン戦も、これがW杯の準決勝だという熱い戦いが予想されており、2008年欧州選手権決勝戦の再戦になるこの一戦に、ドイツはリベンジを賭けているでしょう。当時のメンバーは半分程度しか残っていませんが、面白い試合を見せてもらいたいものです。
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