Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

浦和OB対西武台シニア

2022-07-31 11:41:02 | 浦和レッズ

川崎戦の試合前に、埼スタ第二グラウンドで行われたOB戦のゲームレポートです。この日のスタメンはGK福島(1番)、右SB岩本(19番)、CB32番、室井(5番)、左SB野田(12番)、ダブルボランチに永井(9番)と水内(11番)、右MFに28番、左MFに盛田(15番)、2トップに14番と中村祐也(26番)でした。一部、名前と顔が一致しない選手がいるので、全員の名前がわからないのはご勘弁を。

この試合では永井がキーマンになりました。どうしても、OBの選手には普段運動していない選手もいて運動量は望めないので、去年まで神奈川県リーグでプレーして体力のある永井がアンカー気味に下がって、DFラインからボールを引き出す動きをしていました。そのプレーで永井が起点になり、サイドに回して浦和OBがボールを持ってゲームを進めました。

永井は往年を思い出すような絶妙なドリブルも見せており、相手の西武台シニアにとってはこれほど上手い選手と対戦する機会はなかなかないでしょう。スルーパスに西武台FWが抜け出した場面もありましたが、元プロのGK福島の持つ「オーラ」が相手をビビらせたようで、シュートは枠を捕らえられませんでした。

ゲームが動きかけたのは微妙な判定だった浦和ボールのPKでした。やはりOB戦なのであまり激しい肉弾戦にはしたくないので、主審はコンタクトプレーでPKを浦和に与えました。このPKは水内が蹴りましたが、相手GKがコースを読んで止めて、このゲームの興味は続くことになります。水内は交代後にマイクパフォーマンスをしており、長谷部に似ている芸人を「長谷部誠が来ている」と一瞬カメラの画像を確認するコメントを出していました。

このゲーム唯一のゴールはその長谷部?でした。右サイドから上がったクロスに、その芸人が追いついて、浦和は前半終了間際に1点を先制することができました。後半は2トップが芸能人になり、浦和OBが後ろからゲームを作れるので何度も走らされ、このチームのFWは大変だなと感じることになります。ゲーム前に入念にアップするなど気合十分だった西武台ですが、こちらもメタボ状態の選手もいて反撃はそれほどできずに終わりました。

できればメンバー表が欲しかったという思いもありますが、それでもこの距離で永井の写真を撮れる機会はなかなかないので、今回はそれでよかったとしておきます。暑さの中でしたが、埼スタ第二グラウンドのバックスタンドにベンチと屋根ができており、以前よりは観戦環境が良くなっていたので乗り切れました。


水内猛さん


福島春樹さん、野田紘史さん


永井雄一郎さん


水内猛さん


福島春樹さん


室井市衛さん









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狙えた相手SB(7/30浦和対川崎)

2022-07-31 10:48:19 | 浦和レッズ

このゲームは相手川崎のメンバー発表が驚きでした。川崎のチーム内にコロナ感染者が続出した事情があり、リザーブのメンバーを規定の7人登録できず、しかもベンチ入り5人のうち3人がGKでした。フィールドプレーヤーの控えは二人だけなので、負傷者が出た場合はGKが急造でやるのでしょうが、実質使える交代枠は二人だけという構成です。

川崎は4-3-3の布陣でしたが、左SBに入っていたのは本来ボランチの橘田でした。左MFもFWタイプの遠野ということもあって、浦和は相手の左サイドは狙いどころと見ていたようです。立ち上がりの4分、右サイドをモーベルグが仕掛けたプレーから、伊藤敦樹が頭で合わせて浦和が幸先よく1点を先制します。もっとも、この失点で川崎サイドは攻め方を変えた印象はあります。

川崎はウイングが持って仕掛けるサッカーではなく、サイドからアーリークロスを次々と入れてくるサッカーに変更してきました。FWにレアンドロ・ダミアンがいるからできる手で、8分には脇坂のアーリークロスでダミアンが頭で合わせたものの、GK西川がパンチングでCKに逃れます。もともと、持っているポテンシャルは高いチームなので、そういう遮二無二攻める姿勢を出してくるとどうかとも思えました。

浦和は速攻主体に切り替えてきました。どうしてもボランチも急造の川崎は、カウンターへの対応が後手に回ることもあり、16分にバイタルエリアで持った伊藤敦樹が出したパスに松尾が合わせて、浦和はかなり安心できる2点リードを奪っておくことができました。このリードを得たため、浦和は無理に前から行くことはせず、川崎がDFラインで回しているプレーには「放置」で対応しました。

それでも、川崎は37分に脇坂がスルーパスに走り込み、中央のダミアンに低いクロスを入れてきましたが、GK西川がギリギリのところで押さえてピンチをしのぎます。よく、2点リードは危険なリードと言われ、1点取られるとゲームの流れが変わる恐れがあるという理由です。それでも、浦和はモーベルグのところで最低でもCKを取れるという強みがあり、サイドを仕掛ける浦和の良さも時折出してきました。

もっとも、マイナス面ですが指摘せざるを得ない場面もありました。それはCB知念がゲーム慣れしていない様子で、序盤にバックパスをミスして相手ボールのCKを与える凡ミスをしたり、持ちすぎて川崎FWに狙われたりしていました。もちろん、知念もプロのDFなので、ヘディングで相手クロスを跳ね返すプレーは十分できますが、パスをつなぐのが苦手なのは浦和でプレーするためには乗り越えなければならない壁でしょう。

そんなゲームはどうやって決着したかは、明日マニアック分析で補足します。































































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川崎F戦プレビュー

2022-07-29 23:05:15 | 浦和レッズ
浦和レッズは明日、ホーム埼玉スタジアムで川崎フロンターレと対戦します。川崎はここまで11勝4分5敗の成績で勝ち点37で3位です。昨シーズンは優勝している強豪ですが、今季は負傷で出遅れていたCBジェジェウがここまで1試合も出ていないのが響き、22失点と1試合平均1失点以上です。もちろん、攻撃力は今季も健在で、31得点は悪くない数字です。

川崎は若手が育つチームということもあり、どうしても主力選手を海外に引き抜かれるチームでもあります。昨季の三笘、田中碧に続き、今季もMF旗手をスコットランドのセルティックに引き抜かれています。中盤の構成力という意味では、昨季加入の若手MF橘田、今季から中村憲剛氏の14番を引き継いだMF脇坂が中心になってきます。

もっとも、攻撃陣もこれまでのレアンドロ・ダミアン頼りからだいぶ今季は様相が違い、ダミアンの得点数は今季4得点と彼にしては良くない数字です。途中出場で点に絡むFW小林悠も2得点で、チーム得点王はブラジル人FWマルシーニョとFW家長が5得点です。得点者が分散されているので、誰をマークすればいいか的が絞りにくいとも言えます。

パリ・サンジェルマンの日本遠征で、川崎を含む3試合を消化しましたが、PSG相手に一番善戦していたのが川崎です。スコアの1-2ももちろんですが、PSG相手に中盤で取りに行く積極策を見せました。PSGはシーズン前の準備試合ということで、コンディションはベストではなかったですが、CKを山村が合わせた1得点でこの強豪に意地を見せたチームでした。

浦和は、写真のFWリンセンが本当に出てくるかです。負傷でPSG戦を途中交代しており、どれほどの負傷かわからないですが、長期離脱でないことを願うばかりです。PSG戦で前半に見せた、高い位置からプレスに行くサッカーを見せてくる可能性もあります。スピードでDFラインの裏へ抜け出す動きを中心に、ミドルシュートも混ぜた攻撃を見たいものです。
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キリアン・エムバペの印象

2022-07-28 23:25:33 | ワールドサッカー
メッシがベンチスタートだったこともあって、前半は写真のエムバペが注目ポイントでした。彼がスピード型FWであることは既に2018年ロシアW杯の活躍で世界に広まっています。もっとも、当時、エムバペはフランス代表では19歳という年齢もあって、チームを機能させるオプションの一つという扱いでした。彼のスピードが封じられることもあるだろうというデシャン監督の配慮だったでしょう。

しかし、それから4年の月日が流れ、エムバペはパリ・サンジェルマンで3年連続フランスリーグ得点王と実績を重ねたFWになりました。今回のパリ・サンジェルマンでのプレーは、ロシアW杯のときとは全く違っていました。もちろん、スピードは今でも維持していますが、驚いたのは個人技が出せることで、ヒールキックで体の後ろを通すスルーパスも出していました。

おそらく、こういう能力は以前から持っていたのでしょうが、実績がなかった当時は「無理して難しいプレーをするな」と釘を刺されていたのでしょう。しかし、昨シーズンは29得点と高いレベルの得点王ということもあって、監督からそういうプレーを出してもいいというお墨付きをもらったのでしょう。1対1で仕掛けるドリブルはそれだけでスタンドが沸くほどですが、パスの出し手でも機能することがわかりました。

また、スピード型FWの中にはシュートが上手くない選手もいますが、エムバペはシュートの上手さも持っています。ロシアW杯の決勝戦で19歳と史上2位の年少得点記録も作りましたが、今回見られたエムバペのゴールは、ニアサイドで受けてGK西川の頭上を角度のないところから射貫くものでした。あの近さであの勢いで打たれたら、西川はノーチャンスだったことでしょう。

今回は23歳と伸び盛りの年齢で迎えるカタールW杯なので、エムバペは大会全体でも注目選手でしょう。4年前より上手くなって日本のファンの前に現れたエムバペは、期待以上の姿を見ることができました。W杯でも楽しみにしています。
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リオネル・メッシの印象

2022-07-27 23:20:56 | ワールドサッカー
パリ・サンジェルマン戦で最も注目したのは写真のリオネル・メッシです。メッシも今は35歳になりました。若い頃はバルセロナで毎年試合数を上回るペースの得点数で、当時RマドリードのCロナウドと高いレベルの得点王争いを繰り広げていましたが、プレースタイルをベテランになって変えた印象が最も強いです。若手時代は、3人、4人とドリブルでまとめて抜いて点を取ったこともありました。

今のメッシは、トップ下でボールを落ち着かせたり、さばいて味方を使うプレースタイルに変えていました。バルサ時代の末期から、メッシの持っている高い技術をゲームメーカーとして生かそうとした監督は多くなり、ゲームメーカーをしながらスペインリーグ得点王になった年もありましたが、昨シーズンは6得点とあまり点は取っていません。

それでも、トップ下のメッシも魅力的な選手です。守備はほとんどしないので、浦和が攻めている時間では前に残ってボールが来るのを待っています。もし、これからパリに行ってメッシの写真を撮りたい方がいらっしゃれば、そういう相手が攻めている時間が最高のシャッターチャンスです。それでも、クリアボールをメッシに入れることができれば一転PSGのチャンスになります。

また、メッシといえばあまり力を入れずに強いボールが蹴れる技術は今でも健在です。傍から見れば軽く蹴っているように見えますが、それが強烈なシュートとなって得点に絡むのは、川崎戦のメッシ自身のゴールシーンでもありました。メッシはドリブラーだったこともあって、相手が取れない位置にボールを置くのが上手く、浦和が二人がかりで取りに来ても奪われない強さがあります。

もちろん、今はゲームメーカーなのでパスを出しても上手いです。オフサイドになってノーゴールとはなったものの、左サイドを上がっていたネイマールの動きが良く見えており最高のパスを供給しています。メッシはどうしても、守備をしない穴を誰かに埋めさせないといけない選手なので、PSGの場合は3-5-2のダブルボランチの動きをほぼ守備にすることで対応しています。

メッシは35歳という年齢もあって、今回を逃したら二度と写真に撮れない選手だというのも、今回このPSG戦を見に行った動機です。夢は世界を巡って有名なサッカー選手の写真を撮ることですが、コロナ禍でそれは叶わないので、ちょっとチケット代は高かったですが思い切って見に行って良かったと思います。









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パリ・サンジェルマン戦マニアック分析

2022-07-25 22:58:16 | 浦和レッズ
浦和がPSG相手に、点差を少なくすることが目的なら、5バックで自陣に引くしかないでしょう。それでは何が通用するか探るこの試合の意義がないと思ったのか、前半の立ち上がりに浦和は思い切ってPSG相手に前からプレスに行きました。しかし、時間が経つと力の差が出て、エムバペのスーパーゴールで2点差にされた浦和は、後半にCBを除く全員を交代させてきました。

この中では見どころはリンセンでした。この、オランダリーグで昨季13得点のFWを使った攻撃パターンを出したかった試合で、それが上手く行けばPSGから1点取ることも可能ではと期待していました。リンセンはいきなり左クロスをシュートして沸かせましたが、その直後にスライディングの際に何かに引っかかったらしく、わずか10分の出場でDF工藤と交代することになります。

この工藤投入で、意図せず5バックになってしまった浦和は、前の松崎と江坂の2枚で何とかするしかなくなってしまいました。これでは簡単にPSGに読まれてしまいます。さすがにこれでは攻め手がないと見て、途中から左SBにいた馬渡を左MFに上げてDFライン裏に走らせますが、オフサイドにかかるなど機能したとは言えない結果に終わります。

そのため、リンセン交代後はPSG主体に見ました。このタイミングで、2トップが入れ替わり、ネイマールとカリムルンドの2トップにトップ下にメッシという布陣になります。今のメッシは、昔のようにドリブルで何人もまとめて抜くようなプレーはあまり出さなくなっており、一発のパスで流れを変えるゲームメーカーになっていました。

それでも、メッシが持っているキックの精度と、どこにスペースが空いているか見分ける能力は変わっていませんでした。ネイマールも信頼して走っており、バルサ時代から続くこの二人のコンビを見ているだけでも楽しめた試合でした。ブラジル戦でも見られた、緩急をつけて身体能力で抜きに行く、ネイマールの独特なドリブルも見られました。

最後はDFラインを入れ替え、セルヒオ・ラモスやマルキーニョスも顔見世してきました。真夏のオールスター勢ぞろいとなったこのゲームは、3-0でPSGの勝利に終わりました。メッシについては、別記事で何か書こうと思います。















































































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大相撲名古屋場所総括

2022-07-24 19:53:07 | 他スポーツ
大相撲名古屋場所は、写真の平幕逸ノ城の初優勝に終わりました。12勝3敗でした。結びの一番で、横綱照ノ富士が貴景勝に敗れ、先に勝利していた逸ノ城に優勝が転がり込んできました。逸ノ城という力士は安定感は今一つですが、競馬で言えば「一発大駆け」がある力士で、新入幕で13勝を挙げた活躍もありました。本命照ノ富士が終盤に突然失速したこともありますが、平幕優勝にはこうした、ちょっとした運も要りますね。

逸ノ城の優勝の要因として、序盤で照ノ富士と当たって勝っておいたことがあります。逸ノ城は前頭2枚目という番付なので、上位戦は序盤で組まれます。若隆景とは初日に、貴景勝は4日目に、照ノ富士は5日目に当たってすべて勝利しています。大関正代にこそ敗れたものの、上位相手にマークした初日からの6連勝の貯金を、終盤追い上げられながら逃げ切って優勝できました。

逸ノ城の相撲は左上手を引いての力相撲です。以前は四つに組めないと信じられないような弱さを見せることもありましたが、210kgの巨体もあってがっぷり四つになれば勝てる相手はいないです。6連勝の後で2連敗はしましたが、その後は安定してまわしを取る、彼らしい相撲が出ての優勝だったと思います。来場所、三役に上がれるようなら今度こそ三役での勝ち越しを狙いたいものです。

横綱照ノ富士は11勝4敗に終わりました。この大本命の失速が今場所の波乱の要因になりました。どうしても、両ひざに古傷を抱える力士なので、本人は言わないでしょうがどこかが痛かったのでしょう。終盤戦で安定した先輩横綱白鵬とは、こういうところが違っていますが、来場所以降に体調を戻して再度優勝を目指して欲しいものです。

大関陣は、カド番の御嶽海がコロナで強制休場となり番付面の扱いは不明ですが、同じくカド番の正代は10勝5敗でしのぎました。序盤戦で1勝4敗と出遅れ、カド番脱出は不可能かに思われましたが、そこから別人のように強い相撲を見せました。彼の場合、腕力が強く右でも左でも差すことができればある程度相撲になるので、その原点に返ることができたのでしょう。

大関貴景勝は優勝こそ逃しましたが、11勝4敗と大関としては合格点の成績を残しました。前半戦で4勝3敗と出遅れていたのでよくここまで巻き返したと思います。先場所、8勝7敗で辛くもカド番にならなかったのが、リラックスして取れたという意味では効いたのでしょう。頸椎に古傷を抱え、横綱挑戦はなかなか難しいでしょうが、強い大関ではいて欲しいものです。
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プレスに行った浦和(7/23浦和対パリ・サンジェルマン)

2022-07-24 11:29:20 | 浦和レッズ
昨日の浦和の親善試合パリ・サンジェルマン(PSG)戦は、0-3でPSGの勝利に終わりました。PSGは川崎戦でベストメンバーを投入したこともあって、今回の浦和戦はメッシやネイマールをベンチスタートにして、若手主体のメンバーで臨んできました。戦術的には川崎戦と同じ3-4-1-2で、スペイン代表サラビアをトップ下に、エムバペとイカルディの2トップでした。

もっとも、先に主導権を握ろうとしてきたのは浦和でした。この試合は新型コロナ感染の影響でロドリゲス監督が不在だった浦和ですが、PSG相手に高い位置からプレスに行くサッカーで先制点を狙いに行きました。これには、埼スタを埋めたPSGのファンも驚いた様子で、いきなり前半2分で松尾がDFラインの裏へ抜け出すチャンスを迎えますが、シュートは決まりませんでした。

その後もバイタルエリアで持ってサイドまで展開してチャンスを狙った浦和でしたが、さすがに3バックを中央に集めているPSGのDF陣の守りは堅く、浦和のシュートは何本もブロックされます。ボランチの伊藤敦樹や岩尾のところまでは持たせてくれるので、そこからの攻めが出せているうちに先制点を取っておきたかった浦和ですが、その逸機が最後まで響くことになります。

PSGはやはりエムバペのところからでした。エムバペはロシアW杯で見たときはスピードに反応する選手のように見えましたが、実はゲームメイクのセンスも持っており、ヒールキックなどの意表を突くプレーで味方のチャンスを演出できるFWです。このエムバペと、左アウトサイドのベルナトの連携で起点を作り、15分にイカルディのポストプレーからサラビアがミドルシュートを決めてPSGに先制点が入ります。

高い位置からプレスに行こうとした序盤の浦和でしたが、さすがにこの暑さの中でそれを続けるのは困難でした。PSGも、浦和がちょっと判断が遅れてパスコースを探すところを見逃してくれず、ボールを奪われました。これでゲームの流れはPSGのものとなり、25分にエムバペのクロスをエメリが頭で合わせるチャンスをつかむと、35分にエムバペがベルナトとのワンツーを決めてゴール前に侵入し、GK西川の頭上を抜く豪快なシュートを決めて2-0とリードします。

サイドまでは出せてチャンスの手前までは行けた浦和ですが、そこからシュートを打たせてもらえないのはさすが世界の強豪PSGでした。親善試合なので後半は両チーム大幅に交代するだろうと思いながら、メッシやネイマールの出番を楽しみに、ハーフタイムに突入しました。

後半についてはマニアック分析で補足します。






ナバス


パレデス


エムバペ


ダニーロ


ベルナト


エムバペ


ダニーロ


ケーラー


エメリ


ベラッティ


ディアロ


イカルディ


ベラッティ


サラビア


サラビア
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オールスター初出場(本田圭佑[野球])

2022-07-23 14:04:47 | 他スポーツ
代替選手とはいえ、オールスターに初出場を決めた西武ライオンズの中継ぎ投手、本田圭佑投手を取り上げます。本田圭佑は宮城県の出身で、当初は国立大に進学の予定でしたが、野球で結果を出したいと東北学院大学に進み、西武ライオンズからはドラフト6位で指名されて入団してきました。入団当初はサッカーの本田圭佑と同姓同名の名前で注目されます。

本人は、入寮や一軍昇格のときに、名前だけでマスコミが取り上げてくれるので、この名前であることは得だと思っていたようです。2019年シーズンは先発要員で一軍に上がってきており、3ボールになっても安定してストライクゾーンに制球できるコントロールの良さを生かして、キャリアハイの6勝を挙げてチームの優勝に貢献します。

その後、2020年、2021年シーズンは結果を出せず二軍で過ごしましたが、今年は二度目のブレイクを果たします。リリーフ投手陣が新型コロナの感染で離脱したタイミングで、中継ぎ要員として一軍に昇格し、最初は7回を抑える勝ちパターンの継投に入り込みます。水上が復帰してからは6回や負け試合の中継ぎに回ることもありましたが、その後は二軍に落ちず安定して結果を出しています。

彼の投球は、ストレートの球速こそ140km台前半と、今のプロ野球では速い方ではありません。しかし、西武投手陣ではトップクラスの制球の良さを持っており、四死球で崩れることが少ない強みがあります。また、カーブやチェンジアップで相手のタイミングを外す投球もできており、今季は防御率は1点台をキープしています。昨日のゲームでは、中継ぎ陣が苦しい西武で、8回を抑えて勝利に貢献しました。

オールスターでは中継ぎでの出番になるでしょう。しかし、ドラフト6位で注目されることが少なかった本田にとって、これほどの大舞台は初めてです。いろんな選手から話を聞くなどもできるので、この経験で彼がもう一段上に行けるようになってくれば、意義があるオールスター初出場になるでしょうね。
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中国戦プレビュー

2022-07-23 13:58:10 | ワールドサッカー
日本代表の東アジア選手権、第二戦は明日の中国戦です。もともと、この大会は中国で開催の予定でしたが、中国の厳格な「ゼロコロナ政策」で他国選手の入国が不可能になったので、急遽日本で代替開催になった大会です。そのため、観客動員はあまり期待できず、初戦の香港戦は日本代表の試合では異例の4千人台の観衆でした。

対戦相手の中国代表は、海外組を呼べない事情は日本と同じで、若手主体のメンバーという情報です。初戦の韓国戦は0-3で敗れています。今年のカタールW杯最終予選では6チーム中5位で予選敗退し、ベテランが多かったチームを若手主体に切り替えていく途中の試合ですが、各国が親善試合を行っていた6月の国際Aマッチデーに、ゼロコロナ政策の影響で試合を入れられていない不利もあります。

中国代表は、以前はイタリア代表でW杯優勝の実績があるリッピ監督が率いていました。もっとも、「さすがリッピ」というような戦術的な切り札を見せた印象はなく、2次予選での低迷でリッピ監督が辞任してからは中国人の監督が率いています。中国代表は、手っ取り早い強化策としてFWエウケソンら、中国リーグでプレーする外国人選手の帰化による強化を狙いましたが、エウケソンは運動量が全盛期より遥かに落ちており、成果は出ませんでした。

そのため、この大会は中国代表にとっても若手選手の掘り起こしを進めたい大会です。無理に勝負にこだわらなくてもいい大会なので、オーソドックスな4バックなどで攻めに出てくる方が強化につながるでしょう。以前、最終予選の日本戦で相手をリスペクトし過ぎて守備一辺倒となり、0-1で敗れたようなミスはしないでしょう。

この原稿を書いている時点で、香港戦のビデオは見ていないので、今の国内組の日本代表がどういうチームに仕上がっているかは不明ですが、もちろん勝って韓国代表との優勝を賭けた試合に臨みたいところです。最近はACLでも中国勢は地盤沈下気味なので、ここは確実に勝てるのではと、夏の夜の豊田スタジアムでのゲームに期待しています。
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