Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

イングランド対ベルギー

2018-06-30 21:13:43 | ワールドサッカー
日本と次に当たる相手ということで、イングランド対ベルギーのビデオを見ていました。もっとも、両チームともに2連勝で既に1次リーグ突破を決めている消化試合で、両チームともにメンバーを大きく落としてきました。それでも、監督はもちろん同じですから、チームに伝えられているコンセプトなどは同じはずです。

イングランドもベルギーも、3バックの守りをします。もっとも、なぜ3バックにするかの理由は両チームで異なり、ベルギーは3-4-3で、前にどうしても3枚攻撃の選手を置きたい故の3バックです。右FWのヤヌザイが仕掛け、中央のバチュアイでワンタッチプレーを狙い、左FWのフェライニは中盤と出たり入ったりしながら仕掛ける、攻撃を考える故の3バックです。

これに対し、イングランドは少しチーム事情が違いました。イングランドは3-5-2でトップ下にロフタスチークを置く布陣でした。トップ下といえばかつてのRバッジオのようなパサーをイメージしがちですが、ロフタスチークは後ろから飛び出してくるアタッカーで、このロフタスチークを相手にマークしにくくするための3-5-2です。

そのため、両者の攻撃は、ポストプレーから戻したところを狙うベルギーに対し、イングランドはDFライン裏への飛び出しを狙うと、好対照な攻撃を見せました。3バックのシステムは、サイドに大きく開くアタッカーがいる相手に対応が効きにくくなる弱点がありますが、両チームともそういう極端な攻撃は見せず中央の攻防戦になりました。

最後は、ベルギーFWヤヌザイが個人技でイングランドDFに仕掛けて、少し空いたところからのミドルシュートを突き刺して1-0でベルギーが勝利しました。日本戦にこのメンバーで戦うことはなさそうなので、メンバーの特徴という意味では参考になりませんが、3バック同士の攻防の面白さは伝わってきた試合でした。
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ベルギー戦プレビュー!

2018-06-30 20:21:42 | ワールドサッカー
夢みたいな、決勝トーナメントの日本代表戦のプレビュー記事を書けます。決勝トーナメント1回戦(ベスト16)の相手はベルギーに決まりました。ベルギーは世界ランキング3位と優勝候補の呼び声もあるチームで、スタメンには有名な選手たちがたくさんいます。昨年11月の欧州遠征でも対戦していますが(0-1で日本敗戦)、このときはエースのエデン・アザールが不在でした。

ベルギーは3-4-3のシステムで戦います。守備には多少リスクのあるシステムですが、それ以上に点を取って勝つことを目指しているからこその布陣です。特に3トップが豪華メンバーで、右FWにセリエAのナポリで18得点のメルテンス、中央にマンチェスターUのエースストライカーのルカク、左に華麗なテクニックを誇るドリブラーのエデン・アザールがいます。

この3トップは、単純にサイドから突破してクロスを合わせるような3人ではありません。皆、DFラインと駆け引きしながら抜け出すことを狙っており、誰もが主役になれる3トップです。特に中央に入るルカクは、強靭な上半身を誇りながらスピードを両立しており、どうやって止めたらいいか発想が浮かばないほどです。

弱点は守備です。ベルギーのアウトサイドは自陣に引いて5バックにするという発想はあまり考えておらず、守備は後ろの3枚に任されることが多いです。先日の欧州遠征では、ハリル監督のシステムであるウイングサッカーがまったくベルギーのDFに通用しませんでしたが、香川真司か本田圭佑がトップ下に入ってワンクッション入れるプレーが通用するかどうかです。

最悪、両サイドのMFの原口元気、乾貴士が押し込まれてしまう恐れももちろんある相手です。欧州遠征では、前半こそ0-0でしのいだものの、後半から相手が「DFに3枚は要らない」と割り切ってCBを攻撃参加させて押し切られてしまいました。日本に勝機があるとするなら、攻撃を何らかの形で完結する場面を何度か出すことです。

シュートかクロスで終わり、ベルギーのカウンターを許さないことができれば、日本の体力もある程度は持つのではと思います。たぶん、相当苦しい試合になると思いますが、戦う前はもちろん勝つつもりで見ていたいと思います。
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負けてもいい?(6/28日本対ポーランド)

2018-06-29 22:18:01 | ワールドサッカー
昨日の日本代表ポーランド戦、結果的に日本代表は決勝トーナメント進出です。それでも、残り15分ほどから日本が見せた「負けてもいい」時間稼ぎは議論を呼んでいます。セネガルに対し、フェアプレーポイント(警告の枚数の少なさ)でリードしており、そのままコロンビアが1-0で逃げ切ることを信じた故の時間稼ぎです。もちろん、こういう状況が生まれた理由として、ポーランドが既に敗退が決まっていた理由もあります。

もし、ポーランドに突破の望みがあったなら、得失点差を稼ごうと攻めに出てきたでしょう。しかし、‏敗退が決まっているポーランドにとっては勝つことだけが目標で、日本の時間稼ぎに対し前から追ってきませんでした。日本は最後の交代枠でキャプテンの長谷部を入れて、「負けてもいい」と選手に伝える「伝令」を課して試合はそのまま0-1で日本の敗戦に終わりました。

この試合は、始まる前の時点では日本は勝つか引き分けで突破決定、負けても他会場の結果次第で望みがあるという、有利ですが戦い方の難しい条件でした。2連敗で敗退が決まっているポーランドは、勝つことだけを目指してSBを高い位置に上げていました。そのため、日本の両サイドのMFの宇佐美と酒井高徳が押し込まれる苦しい展開でした。

もっとも、ポーランドが強気に攻めてきたので、日本にもチャンスはありました。それを読んでの、FWにスピードのある武藤嘉紀と運動量の多い岡崎慎司の起用だったのでしょう。ポーランドのゴール前のパス回しを武藤嘉紀が奪ってチャンスをつかむなど、前から追う日本の良さが出た場面もありました。

残念だったのはセットプレーの守備です。ポーランドは大柄な選手が多く、セットプレーは一つの得点パターンです。日本が後半に与えた、遠目からのFKから守備が乱れ、何人もの選手をフリーにしてしまっては失点も必至でした。相手のエースのレバンドフスキに対してはボールを入れさせず抑えていたので、日本としてはやりたいことができた試合ではなかったです。

それでも、西野監督は様々な状況を想定して、最悪フェアプレーポイントで逃げ切る想定もしていたのでしょう。負けているチームの時間稼ぎは初めて見る珍しいものですが、1次リーグの最終節は時としてこういう「談合試合」になることがあります。スタンドはブーイングでしたが、勝負の舞台なので起こりうることだと思っています。
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セクシーフットボール(乾貴士)

2018-06-28 22:22:50 | ワールドサッカー
今日のスタメンこそ外れたものの、代表でゴールを決めた「時の人」乾貴士選手を取り上げます。乾貴士といえば、テクニック主体のチーム作りで「セクシーフットボール」と言われた野洲高校で中盤のキーマンでした。このチームは冬の高校選手権で優勝し、その実績を生かして乾は最初、横浜FMに入団しています。

もっとも、横浜FMのトップチームの壁は厚く、2008年のシーズン途中でセレッソ大阪にレンタル移籍します。これが乾を大きく変えるきっかけでした。乾は香川真司と、3-6-1のダブルトップ下に入り絶妙な連携を見せ、2009年には香川真司27点、乾貴士20点とトップ下で得点を量産してチームのJ1復帰に大きく貢献します。乾にとって、幸運と言えたのは、セレッソ大阪が海外挑戦に協力的なチームということです。

海外挑戦は2011年、ドイツ2部のボーフムからでした。この年は昇格を逃しましたが、ドイツでプレーしていれば見ている人はいるもので、2012年にフランクフルトへ完全移籍を果たします。このフランクフルト時代がブレイクのきっかけになりました。乾は点の取れるトップ下として大いにアピールし、フランクフルトには3年在籍し主力選手として活躍します。

2015年に、スペイン1部のエイバルに完全移籍します。乾本人がスペインでのプレーを希望していたようで、確かにスペインリーグにいれば、年に2回レアルやバルサと対戦できます。あまり大きなクラブではないエイバルなので、環境面では古豪のフランクフルトより劣るでしょうが、やはりレアルやバルサと対戦したいという気持ちが勝りました。

そのエイバルで、バルサ相手に敗れたものの2ゴールを決めるなどアピールし、日本人で初めてバルサ相手に得点を奪った選手として歴史に名を刻むことになります。この活躍で代表から声がかかるようになり、点を取れるMFとして、切れのあるプレーを武器にして今でも活躍しています。プレースタイルはやはりドリブルです。左サイドからうまくカットインしてくる動きは絶妙で、今回の代表でも最初はサブ組だったものの、パラグアイ戦の2ゴールで評価を逆転してスタメン組になりました。

今日の試合も途中出場の可能性があり、開花こそ遅かったもののセクシーフットボールはついに世界を見た、そんな思いで乾の活躍を見ています。
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シオカラトンボ

2018-06-27 22:41:42 | 埼玉
今日はW杯の映像を見ていないので、先日の散歩で撮った写真を載せます。桜環境センターに「ビオトープ」という、野生生物を観察する場所があります。毎年、夏場から秋にかけてここでカメラを向けていますが、今回シオカラトンボが撮れたので載せます。明日のポーランド戦、楽しみに待ちたいと思います。
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イングランド対パナマ

2018-06-26 22:50:26 | ワールドサッカー
W杯観戦記は、イングランド対パナマです。パナマはあまりレベルが高いとは言えない北中米カリブ海予選を、ギリギリの3位で通過したチームということで、厳しいことを言えばW杯32チーム中最弱チームではという予想をしていました。それでも、常連のアメリカやホンジュラスといった強豪を下しているので、イングランド相手にも何か見せて欲しい期待も持っていました。

イングランドの策は徹底していました。パナマのセットプレーの弱さを狙うものです。パナマのセットプレーは基本はマンツーマンですが、ゴール前で複雑に動くとマークが外れることがあります。先制点はCKから、DFストーンズがうまくフリーになって頭で合わせたものです。また、パナマはDFが比較的簡単にゴール前でファウルする弱点もありました。

そのため、前半で2本PKを与え、それを2本ともエースのケインに決められて、前半で5-0となって勝敗の興味は尽きました。パナマの攻撃は、最初は前から追おうとしていましたが、次第に押し込まれて1トップの7番が孤立し、枠に飛ぶような惜しいシュートすら見せることができませんでした。正直、力の差は大きいと感じます。

それでも、W杯初出場のパナマにとっては1分1秒が歴史になります。相手との力の差は否定できないとしても、組織がバラバラになるような無残さは見せないで済んでいました。5-4-1で守りながら、何とかチャンスがあれば1点をという意図は感じることができました。それは実りました。パナマの右からのクロスを、途中出場の21番が合わせてパナマは1点を返し、少しですが意地を見せることができました。

結局試合は6-1という大差でイングランドが勝利して決勝トーナメント進出を決めました。この組は2強2弱と予想していましたが、その通りイングランドとベルギーが最終戦を待たずに突破を決めました。それでも、パナマ代表という、日本にいたらまず見ることができないチームを見られたのはW杯ならではです。
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うまく入れたワンクッション(6/24日本対セネガル)

2018-06-26 22:32:45 | ワールドサッカー
ようやく、セネガル戦の映像を確認しました。堅守速攻のイメージを持っていたセネガルですが、この日は4-3-3気味にシステムを変えて、FWのニアンに前から追わせてくるスタイルに変えていました。リバプールで左のFWに入っているマネにとっては得意なシステムです。このシステム変更は日本代表の想定の中にはあったようで、慌てたという様子はなかったように感じます。

先制点はセネガルに入ります。相手の右からのクロスに対し、クリアしようとした原口元気はバックヘッドという難しいクリアになり、中途半端になったところを拾われてクロスを入れられ、GK川島がパンチングで逃れようとしたボールがマネに当たって入るという、ミスがいくつか重なった結果です。セネガルの17番が、日本では絶対的なスピードを誇る長友佑都に対して走り勝つなど、アフリカ独特のスピードは恐るべしと感じていました。

しかし、日本の戦い方は落ち着いていました。焦って前に蹴るようなプレーはなく、トップ下の香川真司やFWの大迫勇也にワンクッション入れてから縦に走るという攻撃のパターンは見られました。ロングボールではセネガルのDFにクリアされてしまいますが、ワンクッション入れることで相手に攻撃を読まれにくくする意図は体現していました。

それがゴールという結果に結びつきました。左SB長友佑都のオーバーラップから、戻したボールを乾が巻くようなシュートでゴール右上に決め、1-1の同点に追いついてハーフタイムを迎えます。後半はセネガルが戦い方を変え、4-4-2気味に切り替えます。失点の形は左SBの12番のオーバーラップからで、誰も触れずに逆サイドに流れたところを右SBの22番に豪快に叩き込まれました。

それでも、ボールを回しながら攻める日本のやり方は変わりませんでした。酒井宏樹のクロスに大迫勇也が、あと当てるだけだった惜しいプレーが出ると、香川真司に代わって途中出場した本田圭佑が、乾のクロスに合わせて2-2の同点に追いつきます。この場面は、本田圭佑らしい落ち着きで、ゴール前でフリーになるポジションを見極めていました。

試合はそのまま2-2で引き分けました。セネガルのロングボールを跳ね返した守備陣と、人数をかけてセネガルの攻めを遅らせたMF陣ら、みんなの力で取れた勝ち点1です。これで、最終戦のポーランド戦は引き分けでも決勝トーナメントに行けます。想像以上にいい位置にいるので、最終戦は楽しみにしています。
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ポーランド戦プレビュー

2018-06-25 21:48:38 | ワールドサッカー
セネガル戦の観戦記は映像を見ていないので後日に回し、今日は木曜日に行われる日本代表のグループリーグ最終戦、ポーランド戦のプレビュー記事を書きます。セネガル対ポーランドの映像を見たので、ポーランドがどういうチームか、ある程度見えてきました。

ポーランドはパスを回しながら、決定力の高いFWのレバンドフスキに合わせようとするチームです。レバンドフスキはドイツ最強チームであるバイエルン・ミュンヘンに所属し、圧倒的なゴール数でブンデスリーガ得点王に輝いたFWです。万能型FWで、DFラインの裏に走っても速く、ヘディングシュートも得意という、ゴールのパターンを多く持っています。

レバンドフスキは前に張っているFWではなく、動きながらボールに触って肝心なときにゴール前に入ってくるFWなので、マンツーマンのような策が効きにくい相手です。もっとも、セネガル戦の映像を見た限りでは本来の調子ではなく、ボールに触る回数がいいときと比べると圧倒的に少ないです。このまま抑え切ってしまいたい相手です。

また、ポーランドは戦術的なオプションをいろいろ持っています。セネガル戦でも、前半の4-4-2を3-4-3に組み替えるなど、戦術的に仕掛けてくることも可能なチームです。パスを回すプレースタイルが、たとえ前半は不発でも、後半にがらりと流れを変えてくる可能性を持っているチームです。

この相手に日本はどう戦うかですが、これまで成功してきたパスを回すスタイルを貫いていいと思います。セネガル戦ではポーランドのパスはうまく回っていませんでした。引いて守るのではなく、積極的なサッカーをしながら、終盤に来たらスコアを見ながら引き分けでも突破できるという条件をうまく利用すべきです。

メンバー的には、勝っているチームは動かさないと一般的に言われるように、あまり変化はないと思います。香川真司がトップ下で先発出場して、途中から本田圭佑が出てくるこれまでのパターンも考えられます。トップ下という、ハリル監督時代には置かれなかったポジションで、彼らが輝くことができれば、非難の声もあった西野監督への交代も成果があったと言えるでしょう。
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ドイツ対スウェーデン

2018-06-24 20:11:36 | ワールドサッカー
W杯観戦記は、ドイツ対スウェーデンです。ドイツは初戦のメキシコ戦でまさかの黒星を喫し、確実に決勝トーナメントに行くには残り2戦の連勝が必要という崖っぷちです。これに対し、スウェーデンは初戦の韓国戦を勝利して少し余裕があります。もっとも、10大会以上連続出場を続けるドイツに対し、スウェーデンはここ2大会で出場を逃すなど、通算成績こそドイツの15勝12敗と拮抗しているように見えるものの力の差は確実にある両者です。

試合は本当にそういう展開になりました。ドイツが7割近いボール支配率でボールを回し、スウェーデンは自陣に2ラインを引いて守る展開が前半一杯続くことになります。もっとも、スウェーデンの4バックは、無理にサイドに開くと相手にスペースを与えるので、ドイツの右SBのキミッヒらサイドの選手にはクロスなら上げられていいと割り切っていました。

それだけ、CBのグランクビストら守備陣に信頼を置いている証明で、事実スウェーデンの2ラインに挟まれる格好になった1トップの9番(ベルナー)はスピード型なのでスペースがなくなり、サイドに流れ始めてしまいました。しかも、スウェーデンのクロスから、ワンチャンスと言っていいチャンスにFWトイボネンにゴールを決められてビハインドで折り返します。

この試合を分けたのは、後半頭のレーブ監督の交代策でした。ドラクスラーに代えて1トップのゴメスを入れて、ベルナーを左のMFに回すもので、これでスペースができるようになったベルナーが縦に走れるようになって生き返りました。そのベルナーのクロスから、トップ下のロイスが追いついて押し込んで同点にしました。

ドイツにはもっと大きなピンチが訪れました。CBのボアテングが2枚目のイエローカードで退場したからです。どうしても勝利が必要だったドイツは、あえてDFを補充せず、急造3バックでスウェーデンを押し込んで勝ち越し点を狙いに行きます。スウェーデンにカウンターを食らえば失点のリスクが高い危険な手で、GKノイアーに救ってもらう場面もありました。

それでも、サッカーは「最後にドイツ人が勝つスポーツ」と言われるようにドイツの勝負強さは伝統的です。最後のロスタイムに、クロースの直接FKが決まってドイツが2-1で勝利する劇的な試合になりました。スウェーデンの粘り強さは印象的でしたが、やはりドイツの底力は素晴らしい、それがこのビデオ観戦の印象です。
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フランス対ペルー

2018-06-24 19:39:20 | ワールドサッカー
週末は、ビデオで見逃した夜中の試合を一部確認していますが、その中ではフランス対ペルーが印象に残っています。フランスは攻撃的なスタイルで「シャンパンサッカー」と言われてきた華麗さを誇るチームですが、試合の映像を見るとその一方でイメージとは全く違う内容が展開されました。

攻めたのはペルーの方でした。ペルーは初戦のデンマーク戦を敗れており、何が何でもこの試合を勝ちたいですが、それに対しフランスは初戦の豪州戦を勝利しており引き分けが濃厚になったら無理をする必要はない試合です。そのため、世界レベルではあまり知られていなかったペルーの攻め方が表に出た試合になりました。

ペルーの選手たちは、元シャルケのファルファンこそ知られていますが、他の選手たちは南米のクラブに所属する選手が主体です。エースのゲレーロもブラジルのフラメンゴ所属です。ペルーのサッカーはゲレーロのポストプレーをうまく使いながら、サイドに回してウイングの個人技を使って攻めてくるものでした。

そんなペルーの攻勢をいなしながら、フランスはスピードのある3トップにボールを出してのカウンターを狙っていました。ジダンがつけていた10番を、19歳の若さで受け継いだエムバッペが注目でしたが、彼はスピード型で、FWの真ん中にいるジルーに収まったタイミングで走るプレーを意識していました。

そのエムバッペが決勝点を決めました。ジルーのシュートが相手DFに当たって、コースが変わったところを詰めたエムバッペがゴールに流し込んで貴重な先制点を得ました。今日のフランスにはこの1点で十分でした。あとはFWを変えながら時間を使い、焦って攻めてくるペルーの攻撃をしのぎながらカウンターでチャンスを作って1-0で勝利しました。

フランスは2連勝となり決勝トーナメント進出を決めました。優勝候補筆頭ではないものの、ボランチのポグバ(マンU)やFWのグリーズマン(Aマドリード)など、前のタレントを誇るフランスは上位進出の条件は揃えています。南米クラブの選手主体のペルーに対し、横綱相撲を取れる強さを持っていたのを強く感じた試合でした。
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