Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ウズベキスタン戦プレビュー2

2012-02-28 18:39:20 | ワールドサッカー
またウズベキスタン戦のプレビュー記事かと呆れられるかもしれませんが、最新情報が入ってきたので記事を追加します。日本サイドのニュースは負傷していた香川がドイツで試合に出られる状態になったので、急遽追加招集しました。

急に決まった話なので、香川の合流は試合前日と強行日程ですが、香川の実績を考えると使うために呼んだのは間違いありません。宮市あたりだとザッケローニが使わない可能性もありますが、香川のことはザッケローニは間違いなく信頼していて、よほどコンディションを崩していない限り先発で使うと思います。

また、気になっていたウズベキスタンの来日メンバーが昨日手に入りました。ウズベキスタンも前回の予選で当たり、アジア杯も4強と目立つところまで来たので、以前のバーレーンのように主力選手の名前はだいたいわかります。

そのメンバーを見る限りでは、全くやる気なしの2軍メンバーではなく、GKネステロフ、MFカパーゼ、ハイダロフ、ハサノフという主力選手の名前もあります。しかし、DFとFWは駒不足で、アフメドフのいない最終ラインやジェパロフのいない攻撃陣など、ウズベキスタンの強さを支えていたメンバーは故意に出場停止になった事件で不在です。

ウズベキスタンというチームは、アジアでは高さでは無敵を誇る豪州のパワーサッカーに唯一対抗できるポテンシャルを持っていて、もし私が日本以外のチームを率いることができるならウズベキスタンは是非引き受けたいチームです。

しかし、このチームはそのポテンシャルをうまく生かしておらず、特に最終ラインのバランスの悪さは目に余ります。世界を目指したい若手指導者にとっては、このチームに組織を植え付けてW杯に出場させればビッグチームからのオファーも夢ではないと思うでしょう。

日本としてはただでさえバランスが悪いのにベストメンバーが揃っていないとくれば、当然そこは狙いどころでしょう。香川と岡崎が高い位置でボールを持って、相手DFを引き付けてバランスを崩せば、1トップに李忠成あたりが入っていればスペースはいくらでもあるかもしれません。

守備はセットプレーが大事です。アジア杯でもセットプレーで点を取っていますし、高さでは勝てない相手である以上、余計なFKやCKは与えたくないです。
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アジアサッカー運命の日

2012-02-27 18:46:57 | ワールドサッカー
今度の2/29は、日本は消化試合のウズベキスタン戦で見る方は気楽ですが、アジア各地で行われる3次予選の最終戦は、突破がかかる当事者の国にはかなり緊張が走っているでしょう。今回の3次予選は最終戦を残して、韓国とサウジアラビアが消える可能性が残っています。

韓国はホームのクウェート戦で、韓国勝ち点10、クウェート勝ち点8で引き分け以上で通過できます。しかし、もし負けるようなことがあると、クウェートに勝ち点で上回られ、レバノンが最下位UAE戦で負けない限り3次予選で消えます。

たぶん、韓国が普段の力を出せばクウェートは負ける相手ではないでしょう。しかし、これまで比較的楽に予選を勝ち上がることの多かった韓国にとっては久々の崖っ淵で、変なプレッシャーが掛かって普段の動きができないようだと、あるいはという可能性も否定できません。

サウジアラビアはもっと苦しい立場です。最終戦はアウェイの豪州戦で、サウジ勝ち点6、オマーン勝ち点5、タイ勝ち点4という状況です。サウジは勝てば100%通過ですが、引き分け以下だとオマーンがタイに勝った場合逆転されます。

サウジにとっては、オマーンとの差を広げておくチャンスだった前節のオマーン戦の引き分けは痛く、この西アジアの雄が最終予選に出てこないとすれば残念です。

もっとも、この試合は消化試合となる豪州のモチベーションに大きく依存します。豪州を率いるオジェック監督がベストメンバーを集めて代表強化を狙うか、それとも3次予選を通過したメンバーに休養を与えるかでも変わってきます。

混戦になっているのはこの2組で、A組はイラクとヨルダン、C組は日本とウズベキスタン、E組はイランが突破を決め、E組のカタールもバーレーンと大きく得失点差をつけて当確です。

今回、レバノンやイラクなど情報のない相手が最終予選に残りそうなので、日本にとってはアウェイの環境もわからない苦しい試合となるでしょう。イラクのアウェイ戦はFIFA裁定で中立地なので、多少は気楽ですが、今回の予選は情報戦でもアウェイの環境順応でも全ての要素で上回って勝ってきた日本サッカーにとっては、試練の最終予選になるでしょう。
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日本代表の強化条件

2012-02-26 17:10:24 | ワールドサッカー
サッカーどころの欧州からも南米からも遠い日本代表を強化するのは、今でこそザッケローニが評価されていますが、結構大変な作業だと思います。理由はどうしても代表強化に必要な日本のホームゲームに、相手がベストメンバーで来てくれないことです。

どうしてもベストメンバーの相手と当たりたければ、相手のホームに行くか、欧州所属の選手が多いアフリカのチームと中立地の欧州で当たるしかありません。しかし、欧州のチームがベストメンバーを出すのはたとえ相手のホームでもタイミングが必要です。

以前、ウクライナがホームでもシェフチェンコの負傷を理由にベストメンバーを出さなかったことがあるので、うまくベストメンバーを出さざるを得ないタイミングに入り込むしかありません。それは前回のオランダのように先にW杯予選の突破を決めてスケジュールが空いていたり、スイスやオーストリアのように開催国で欧州選手権が予選免除だったりするタイミングは探し方次第で見つかるものです。

アフリカはそれに比べると、財政的な理由で親善試合自体がなかなか組めないので、たとえ中立地の欧州でも結構ベストメンバーを出してくれます。アフリカに行くには予防接種が必要で大変なので、欧州で当たれるのは日本にとっては朗報ではあります。

しかし、アフリカのチームと中立地で当たるのは、かなり日本サッカー協会にとっては手痛い出費になります。欧州にはワールドサッカーマニアという人種はほとんどいませんから、たとえ自分の町で開催されていても日本代表に興味を持つのは在留邦人だけです。

この「赤字興行」をあえて主催するのですから、日本サッカーは苦しい立場です。それでも、世界中のサッカーカレンダーに組み込まれている国際Aマッチデーを無駄にはできません。まだ世界一の女子代表とは違って男子代表はリスペクトされる立場ではありませんが、こういうあの手この手で代表強化をするしかないと思います。
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試合に飢えてきて(2/25大宮対杭州)

2012-02-26 13:07:46 | 他チーム
昨日はNack5スタジアムに行こうとも考えていたのですが、体調不良で起きて来られず、気がついたら3時というダメダメ状態なので、大宮のPSMは夜のテレビ埼玉の録画放送で見ました。

対戦相手は岡田監督率いる中国の杭州で、ラフプレーをされるという理由でシーズン前に中国や韓国のチームと当たるのは嫌がるチームもいますが、大宮が受けたのは岡田監督に対する信頼もあったと思います。この試合を見た目的は杭州に対する興味も多少はありましたが、大宮の新戦力のチェックでした。

大宮はFW長谷川、左MFチョ・ヨンチョル、左SB下平、ボランチのカルリーニョス、CB菊地の新戦力がスタメンで起用されていました。カルリーニョスを除けばJリーグのチームからの移籍なので、知らない選手はカルリーニョスだけで、そこが最も見たいポイントでした。

埼玉新聞で見る限りではカルリーニョスの評判は上々という話でしたが、新聞だと多少の「新聞辞令」はあるので、欠点とかもあるだろうと思っていました。しかし、カルリーニョスの第一印象はボールテクニックの高さでした。

ヒールキックや倒れながらのキックでも正確にボールをつなげる技術はさすがで、カルリーニョスに入れれば攻撃を始められるという信頼は勝ち取ったと思います。ただ、ダブルボランチを組む相手が攻撃型の青木だったので、両方上がってバイタルエリアを空ける場面もありました。

大宮は長年ボランチからの展開力が課題だったチームで、昨年磐田から上田康太を獲得した理由もそれだったと思いますが、カルリーニョスがボランチに定着すればそれを上回る力はありそうです。

杭州の印象は、中国のチームに多いパワーサッカーではなく、中盤で取って速く攻めるショートカウンターのチームというものです。岡田監督は若手を抜擢しているようですが、こういうサッカーなら激しく上下動できるタイプが必要なので、思い切って世代交代というのもわかります。

また、杭州には川崎サポには懐かしい名前のレナチーニョがいました。川崎ではジュニーニョがいたのでどうしてもエース扱いしてもらえませんでしたが、杭州では左ウイングとしての存在感は抜群で、背番号も10と念願のエース扱いを得そうです。
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ウズベキスタン戦プレビュー

2012-02-25 22:56:36 | ワールドサッカー
来週半ばの2月29日はアジア各国のサッカーの運命を左右する重大決戦ですが、日本はホームでのんびり?ウズベキスタンと消化試合をやっています。ただ、この試合は日本にとってはのんびりではなく、結構大事な試合です。

まず、最初の理由はなかなかない国際Aマッチデーなので、負傷の本田圭佑や香川は無理でも、長友、岡崎、長谷部、ハーフナーマイクといったあたりを呼べます。ザッケローニが現時点でのベストメンバーを呼べる機会はなかなかないので、ベストの試合をしようと思うのは当然です。

もう一つの理由は、FIFAランキングが混戦になっていることです。日本は第一シード当確と今まで楽観視していましたが、最新のFIFAランキングが30位と急降下したので、このウズベキスタン戦を敗れるとさらにFIFAランキングが下がる可能性があります。

当たらないで済む相手がそれによってだいぶ変わるので、今のままだと当たらない相手は豪州ですが、場合によっては韓国やイランになります。最新のFIFAランキングを使おうと言ったのが誰か知りませんが、これでややこしくなったのは確かです。

もっとも、今回のウズベキスタンは最終予選に累積警告を持ち込まないようにしようとした選手5人が故意に警告を受けたという理由で、この日本戦とさらに最終予選の初戦を出場停止にしています。その選手の中には、点の取れるゲームメーカーのジェパロフも含まれています。そんな飛車角落ちのメンバーのウズベキスタンが、どこまで日本戦に高いモチベーションを持っているかは少し疑問もあります。

それでも、世界中から選手を集め、場合によっては二日前の合流になるような選手もいる日本は、これまで海外から選手を集めてきた豪州の苦労を身をもって体験しています。もっとも、時差ぼけで力を出せないようでは海外から選手を呼んでもらえなくなると長谷部は著書で書いており、宮市だけ代表は初めてなのでわかりませんが、他の選手は自分なりの調整法を持っていると思います。

今回の国際Aマッチデーは、アジアだけ試合数が多いので予選の週になっていますが、本来なら親善試合用の日程です。土曜に試合をやって一度日本に戻り、その後の土曜にはまた試合をやる強行日程で、欧州の国などは近くで対戦できるからいいですが、日本は苦しい立場です。サッカーどころの欧州からも、南米からも遠い日本は代表強化には不利な条件を背負っていますが、それはまた書きます。
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引く人数と攻める人数(2/24日本対アイスランド)

2012-02-24 22:14:59 | ワールドサッカー
これまで、日本代表の課題は、遠藤、長谷部のダブルボランチが揃わないときにうまく縦パスを入れられないことでした。今回、海外組抜きの日本代表ということで、必然的にこの課題に取り組むことになるのですが、柏木や藤本など下がってくる人数を増やしてボールをさばけるようにすればキープはできます。

問題は攻める人数が足りなくなることですが、今日は槙野がキレキレでした。左SBでのスタメンでしたが、左MFなのではと思うほど積極的にボールを引き出して、相手が試合慣れしていないうちに前田の先制点をアシストしました。新戦力の増田も、長谷部の真似は無理でも、自分にできるパスで味方を走らせるいいプレーもありました。

アイスランドのメンバーは残念ながら知っている選手は一人もいませんでしたが、監督がスウェーデン代表を2002年、2006年と2度ベスト16に導いているラーゲルベック監督だったのには驚きました。これほどのビッグネームなら、アイスランドをW杯に出せる自信がなければ引き受けないはずで、屋内サッカー場ができるなど少しずつインフラが揃い始めているアイスランドに可能性を感じたのでしょう。

高さとパワーのイメージのある北欧のチームですが、アイスランドはパスも結構回ります。得点こそロスタイムのPKの1点だけですが、単純な縦パス中心の攻撃とはいえ、ポルトガルから3点取ったこともあるらしく、欧州予選の台風の目になる可能性はあります。

ただ、やはり冬の間はシーズンオフの国内リーグと北欧のリーグから呼んできた選手が中心ですから、コンディションはベストではなく、運動量で日本を上回るというわけにはいきませんでした。ウズベキスタン戦が消化試合だったから良かったですが、もしウズベキスタン戦が重大決戦だったらなぜアイスランドを選んだという議論は起きるかもしれません。

それでも、一番の収穫は藤本で、岡崎、香川ががっちりポジションを確保しているサイドハーフの控えはどうしても必要です。前半にボールを引き出す動きも良かったですし、中村憲剛のパスで一発で抜け出たゴールも魅力でした。今回のように香川が怪我することもありますから、国内組はトップクラスの評価を勝ち取るくらいのつもりでプレーして欲しいです。
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ピッチを恐れない(2/22マレーシア対日本)

2012-02-24 18:38:56 | ワールドサッカー
シリア戦は確かに権田のミスが決勝点になりましたが、それは一つの要因で敗因は他にもあったと思います。中立地ヨルダンのグラウンド状態が良くないことを意識し過ぎて、上背の低い山田直輝にヘディングで競り勝てというようなロングボールを送っては中盤でキープできませんし、セカンドボールをシリアに拾われる場面も目立ちました。

しかし、今回のマレーシア戦はヨルダンよりはましでしたが、日本の基準では悪いグラウンドの部類に入ります。このグラウンド状態を恐れてロングボールを蹴ってしまったらシリア戦の失敗を繰り返すことになりますが、今回はちゃんと問題点を整理して、ダブルボランチに持たせる本来の日本サッカーができていました。

初スタメンの齋藤学は、以前浦和戦で運動量の多いところを見たことがありますが、J2愛媛での武者修行で得点感覚を身につけて、いい選手になりました。こういうチャンスできっちり点を取れることと、ポジションチェンジで積極的にトップの位置に入って来られるところは評価しています。

原口は不祥事の謹慎明けの初戦だったので、試合勘を少し気にしていましたが、反省を胸に少しバージョンアップした印象です。浦和では自分で全部何とかしようと、相手DFが密集しているところを仕掛ける無謀なプレーもありましたが、この日は可能な限りマレーシアDFの薄いところを仕掛けていましたし、守備意識も向上したように思います。

もう一つ良かった点を挙げれば、中盤の「交通整理」を東に絞ったことです。東は運動量が多くなってしまい自ら得点には絡めませんでしたが、マレーシアがゾーン守備で極端に東を潰しに来なかったこともあって、下がってくればフリーで持てて、サイドには原口なり齋藤なりがいるという状態はゲームメーカーの東にはやりやすい状態だったでしょう。

また、マスコミがシリアを恐れ過ぎというのはあっさり現実になって、シリアがバーレーンに連勝するのは無理という予想は当たりました。この結果、日本は最終戦のバーレーン戦に勝つか引き分ければ五輪出場が決まる有利な条件になりました。

負けると3チーム4勝2敗で並ぶ可能性があり、計算が複雑になりますが、国立競技場のサポーターに勝利をプレゼントするつもりで選手はプレーして欲しいです。
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両サイドで使えるアタッカー(梅崎司)

2012-02-23 18:50:38 | 浦和レッズ
ミシャが広島時代の3バックを続けることは、槙野獲得を所望した時点である程度予想はできました。ただ、3バックのアウトサイドに誰を置くかは予想ができませんでした。広島時代は3バックのアウトサイドを本職とする服部公太を左サイドに置き、3バックの文化を知る最後の選手と思っていました。

そのため、浦和の監督になったら左サイドで苦労するだろうと思っていました。個人的には最有力候補と思っていた宇賀神は堀監督にDFではないという評価を受けて、攻撃的MFの交代要員という扱いを受けていました。

しかし、一歩間違えればウィークポイントになりそうなこの位置に、本来攻撃的MFの梅崎を持ってきたのは正直驚きました。大分時代に少し経験があるらしいですが、大分でも浦和戦で梅崎に注目して見たときはトップ下の位置からの鋭い飛び出しが目立ちましたが、後ろの選手には全く思えませんでした。

味方になって梅崎をじっくり見られるようになると、従来のトップ下のイメージとは全然違う選手だとわかりました。トップ下イコールポンテのイメージがあった浦和サポは梅崎にキープを期待していたかもしれませんが、実際の梅崎は右足でも左足でもクロスを上げられて、左右どちらのサイドも突破できるサイドアタッカーです。

あの2008年の補強はおかしいと今でも思っていますが、梅崎もポンテが重傷を負って不在の間、そのままポンテのポジションに入れると思っていたのは補強のミスです。梅崎がサイドアタックを掛けているタイミングでボールを奪えばボランチにプレッシャーが掛からないということに気付いていなかったのはいただけません。

梅崎は故障の多い選手で、シーズンのスタートをベストコンディションで迎えられたことはめったにありません。しかし、体の切れはチームトップではという高い身体能力は、ミシャの心を動かしたようです。守備は槙野に任せて、左サイドは思い切って攻めようと考えを修正したかもしれません。

それでも、梅崎もアウトサイドなら全然守備をしない訳にはいかないことはわかっているでしょう。前に走るのは速くても後ろに走るのは苦手という選手もいますが、梅崎がどこまで後ろに走ってくれるかは、ひょっとしたら浦和の浮沈を左右するかもしれません。
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360度の視野(中村憲剛)

2012-02-22 18:48:47 | 他チーム
今日はU-23日本代表のマレーシア戦ですが、平日夜の試合の即日更新は例によって勘弁していただき、今日は穴埋めネタです。日本A代表のザッケローニ監督にとっては、長引く本田圭佑の膝の故障は間違いなく悩みの種と思われ、代役探しには苦労しています。

ホームの共和国戦で試した柏木のトップ下が機能しなかったので、お鉢が回ってきたのはベテランの中村憲剛でした。岡田監督時代は重要な控えという位置付けでしたが、ザックジャパンにおいては出られるか代表から外されるかという厳しい位置です。

しかし、中村憲剛は所属の川崎Fでもボランチに入ることが多く、トップ下に入れてチームの攻撃を全て任されるという経験はあまりしたことがありません。ホームのタジキスタン戦でトップ下に入った中村憲剛には期待はしていましたが、持ち味の一つであるロングキックが出せない位置だけに、多少出来が悪くても勝てるタジキスタン戦で試したのかなと思っていました。

しかし、サイドに置くのは苦手の中村憲剛も、360度視野のあるトップ下は水を得た魚でした。タジキスタンが無理に潰しに来なかったことを考慮しても、あれだけトップ下の位置でボールを持ってくれれば日本ペースで試合を運べます。

ザッケローニがどうしても勝利が必要ということにこだわったハーフナーマイクの起用の方が目立ちますが、中村憲剛なら十分本田圭佑の代役ができるということを証明したことの方がザックジャパンにとっては大きな収穫でした。

今回のザックジャパンにはライバル柏木も復帰しているので、もちろんポジション争いはあるでしょう。しかし、どうしても勝利が必要だったタジキスタン戦を注文通り勝ってくれた貢献は間違いなくザッケローニは評価しているはずで、ポジション争いは一歩リードと思います。

今回のアイスランド戦の代表はサイドアタッカータイプを試したい意図もありそうです。石川や大久保の代表復帰はサイドアタッカーの控えを厚くしたいというザッケローニの意図を感じます。久保や磯村は経験をさせようという意図と思います。香川もW杯のサポートメンバーの悔しさからあれだけの選手になったのですから。
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U-23マレーシア戦プレビュー2

2012-02-20 18:39:37 | ワールドサッカー
マレーシア戦のことは先週多少書きましたが、その後追加情報が入ったので書きます。注目されていた大津の招集は、所属のボルシアMGで負傷者が出たという理由でキャンセルになり、急遽川崎Fの登里を代役に呼ぶことになりました。

トップ下の3枚に負傷者が続出しており、本来このポジションは向いていない永井をMFで起用しなければならないのは厳しいです。前回も書きましたが、暑さ対策をしていない原口をスタメン候補に考えざるを得ないのも厳しく、登里は原口がばてた場合の保険という意味もあるかもしれません。

このマレーシア戦は大量点が必要とマスコミはあおっていますが、私は五輪出場には楽観的です。理由はマスコミがシリアを恐れ過ぎているからです。日本対シリアの結果、バーレーンも残り2戦連勝で突破の目が出たので、ホームでそう簡単にシリアに勝ち点3を献上するとは思えません。

理由は前節のシリアの勝ち方にもあります。引き分けが濃厚だった試合終盤、半ばやけっぱちで放ったミドルがGK権田のミスで入った、やれと言われても2度はできない勝ち方です。そんなシリアが、仮に最終戦のマレーシア戦で大量点が必要になったときに注文通りに本当に大量点を取れるとはどうしても思えません。

しかし、どういう事態になっても突破しなければならないのが選手の立場ですから、サポの我々は醒めた目を失わないで欲しいですが、選手にはマレーシアから1点でも多く取るという気持ちでプレーして欲しいです。

ただ、それはマレーシアの出方にも左右されます。マレーシアが攻撃的に戦うことはあり得ないでしょうが、攻撃に何枚残すかやどこのスペースをケアするかにもよります。また、浜田、鈴木のセットプレーも有効です。

東南アジアのチームは足元のテクニックは持っていても、高さとパワーで攻めると脆さを見せることがあります。1点はセットプレーで欲しいです。
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