Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

モンテネグロ戦プレビュー

2007-05-31 21:27:36 | ワールドサッカー
明日、日本代表は静岡スタジアムで、建国間もないモンテネグロと対戦します。モンテネグロは、ドイツW杯ではセルビア・モンテネグロという名前で出場していましたが、このたびセルビアから分離独立して、一つの国になりました。

ただ、セルビア・モンテネグロが持っていた欧州選手権の予選出場権は、セルビアが引き継いでいます。欧州選手権の予選に出られないモンテネグロは、実戦の機会に飢えています。そのため、強行日程が外国チームには不評なキリンカップにあえて参加してきたのでしょう。

残念ながら、私はモンテネグロに誰がいるか知りません。そのため、注目選手が誰かということはわかりませんが、モンテネグロは元浦和のペトロビッチを輩出するなどサッカーが盛んで、狭い国土の割にはいい選手が出てきます。決して弱いチームではないと思います。

日本代表にとっては、アジアカップに向けた貴重な準備試合で、海外組も呼び戻しています。オシム監督は、このキリンカップでは多くのメンバーを試したいようで、代表選手を多めに呼んでいます。日本代表についても、メンバーの予想はしにくい試合です。

ただ、移籍先が決まったばかりの稲本が追加招集されたのは、おそらく使うから呼んだと思います。オシムジャパンのダブルボランチは守備的なタイプと相場が決まっていましたが、稲本は攻撃的なタイプで、オシムサッカーを劇的に変える可能性があります。帰国からわずか3日で、時差ぼけも完全にはなくなっていないでしょうが、出てくれれば注目したいと思います。
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オジェック采配の傾向

2007-05-30 20:36:40 | 浦和レッズ
ここまでのオジェック監督の采配を見ていると、ずいぶん現実主義者だなと感じます。前任者のブッフバルト監督は、そのときに出場可能なメンバーでベストのサッカーをするという方針で、コンディション重視の起用でした。そのため、ときどきは、この相手にこのサッカーを狙うのは疑問だなと思うときがありました。

オジェック監督の場合、今のところはスタメン選考を間違えた試合は大宮戦くらいで、相手に合わせるサッカーも見せます。また、前節からの流れを重視する監督で、シーズン途中で4バックを導入したのは、シドニーFCとのアウェー戦で急造4バックが機能したからという理由もあります。

ただ、今季の浦和は、チーム編成のバランスが良くありません。トップ下タイプはたくさんいるのに、左アウトサイドは三都主の抜けた穴を補充していませんし、田中達也が開幕に間に合わないことを知っていながら、FWの控えを取っていません。そのため、オジェック監督は自分の色を出す以前に、必死のやり繰りを強いられています。4バックの導入は、相馬が負傷して左アウトサイドの本職がいなくなったという理由もあるでしょう。

しかし、そんな中でも、オジェック監督のやりたいサッカーはときどき見ることができます。それは、サイドを広く使って、クロスを上げてワシントンがダイレクトで合わせる形です。ワシントン自身のコンディションもあるでしょうが、昨年はワシントンの突破が頼りだった浦和が、今季はトップ下のキープが基本になっています。

ただ、オジェック監督は元日本代表監督のトルシエと同様に、スタメンの11人を決めた時点で自分の仕事はほぼ終わっていると考えるタイプのように思えます。そのため、サブの選手を投入して流れを変えるのはあまり得意ではありません。もっと岡野を活用してもいいのではと思いますが、代わりに誰を下げるかは、いつも難しい決断になります。

サポーターはオジェック監督の選手交代の少なさが不満だと思うでしょうが、スタメン選考を間違えないだけでもまだ良いと考える必要もあるでしょう。しかし、オジェック監督はどうやら選手との対話を重視しないらしく、対立の話も聞こえてきます。緻密な策は練っているはずですから、それを選手に説明する義務は放棄してはいけないと思います。
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映画「Goal」

2007-05-29 20:53:08 | 雑記
先週、テレビで放映されていた洋画のGoalを見ました。サッカー関連の映画で、ベッカムやジダンが出演していることで話題になっていました。まず、驚いたのが、イングランドの名門チームのニューカッスルが、実際の練習場やスタジアムを提供した全面協力ぶりです。もちろん、本物のユニフォームを着て、エキストラの観衆も入れて、試合のシーンを収録しています。

もっと驚いたのが、当時のニューカッスルのスター選手だった、アラン・シアラーが出演し、試合のシーンでは主人公にパスを出しています。また、対戦相手のリバプールにも本物の選手が出演していて、ミラン・バロシュ(チェコ代表FW)はゴールを決めるシーンを収録されていました。

ストーリーはアメリカのアマチュアクラブでプレーしていた主人公が、ニューカッスルにテスト入団して試合出場を勝ち取るものです。大抵、ニューカッスルのようなビッグクラブは、外国人は南米あたりのプロチームでプレーする即戦力を補強するので、こういうシンデレラストーリーはなかなかありません。

しかし、まれに実例もあり、かつてのユベントス(イタリア)の左SBだったトリチェッリは、家具工場で働いていたアマチュア選手でした。まったくありえない話ではありません。また、サッカーのシーンもよくできていました。試合のシーンでは、俳優のいる場面では上半身のみを映し、プレーのシーンでは下半身のみを映していたので、下半身のみのシーンは実際のプロがプレーしているのでしょう。

そのプレーは、かなり高度なテクニックを混ぜていて、ジダンの特技のマルセイユルーレットもありました。たまに、俳優が自らシュートを打つ場面があり、このときばかりは、なんでGKがそんな変なタイミングで跳ぶんだと思うこともありましたが、全体的には良い出来だと思います。

また、イングランドのサッカーはフィジカルが強く、主人公の設定のようなテクニシャンは体ごとつぶされることが、最初の壁になります。そんな場面も、きっちり収録してありました。日本語への吹き替えも、サッカーをわかっている人が吹き替えたみたいで、専門用語の違和感もありませんでした。欧州CLを後回しにして見た映画ですが、見た価値はあったと思います。
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狙い通りではあったが(5/27浦和対横浜FM)

2007-05-28 20:43:28 | 浦和レッズ
昨日の横浜FM戦、浦和にとっては勝てる試合を引き分けに持ち込まれた、残念な試合です。マスコミでは、横浜FMは、少し守備的に来たと書いてありますが、私が見た限りではドリブルで積極的に仕掛けてきました。特に山瀬功治は、浦和時代よりスピードが増したのではと思うほど、速いドリブルを見せました。

横浜FMは、普段は河合の1ボランチですが、浦和が小野伸二とポンテを2枚トップ下に並べる形を予想して、上野を入れるダブルボランチを採用しました。ただ、上野はどちらかと言えば攻撃的なボランチです。横浜FMは前から仕掛けたというイメージでいいと思います。

浦和がワシントンの1トップを選択したのは、おそらく相手が引いてこないという読みがあったからだと思います。引いて守るチームには、ワシントンには二人以上のマーカーをつけられ、ワシントン自身も昨年と違ってそれを突破できません。しかし、横浜FMはワシントンには、中澤か栗原が受け渡す形で、どちらか一人しかついていませんでした。

そのため、同様に相手が攻めてきた名古屋戦のように、ワシントンがフリーになる場面は何度か見られました。浦和にとっては狙い通りだった展開のはずです。それが、前半を0-0で折り返してしまったのは痛い誤算です。昨年は2試合続けて悪いことがなかったワシントンが、今季はゴールこそ決めていますが、不振の試合が目につきます。

そのため、山瀬功治の芸術的シュートで相手に先制を許したときは、「だから前半に点を入れておかないからだ。」と思いました。何とかCKをネネが足で合わせて、敗戦こそ免れましたが、自ら苦しい試合にしてしまったと言えるでしょう。

その攻撃陣の不振は、次第に守備陣に伝染して、クリアボールを相手に拾われたり、横パスをかっさらわれたりと良くないシーンが見られました。試合後のサポーターの話に聞き耳を立てると、誰一人として満足はしていないように思えます。ブーイングも仕方ないと言えるでしょう。
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白鵬の相撲

2007-05-26 22:27:21 | 他スポーツ
今日は欧州CLについて書く予定でしたが、相撲界に数年に一度のめでたい出来事が起こりそうなので予定を変更します。それは白鵬の二場所連続優勝で、横綱昇進はほぼ間違いないと思われます。

白鵬という力士は、入門当初は体重が68kgしかなかった、決して力士タイプの体型ではなかった人です。最初の時点では、親方が体重を増やすためにわざと稽古をさせず、ただ食べるだけの日々を送った経験もあります。

そんな白鵬は、相撲の取り口を見ていると、モンゴル人には見えず、日本人の力士と同じような内容の相撲を見せます。過去の力士に例えると、元横綱貴乃花を思い出します。貴乃花の取り口は、相撲を計算し尽くして、どう戦えば一番勝つ確率が高いかを選んで、それを冷静に実行します。

白鵬も、たまに投げを見せることもありますが、基本は寄りの相撲です。腰を落として相手の投げを食わないようにして、ゆっくりと寄り切る姿は、まさに貴乃花の相撲と同じです。昨日の琴光喜戦でも、貴乃花を彷彿させるような相撲の上手さを見せて、相手の廻しを切っています。

こういうタイプが気をつけなければいけないのが、むやみに体重を増やそうと思い過ぎないことです。貴乃花も、体重150kgの頃はいい相撲を見せていましたが、体重を160kgに増やそうと意識した途端に、相撲の切れがなくなりました。相撲経験のない私には、この10kgの差がどれだけ寄りの威力に影響するかはわかりませんが、人間が鍛錬で耐えられる体重の限界は150kg程度と聞いたことがあります。

これで横綱になるであろう白鵬ですが、横綱という地位は、決して負けることが許されない地位です。8勝7敗が二場所続こうものなら、間違いなく横綱審議委員会で引退勧告が議題に上ることでしょう。角界の顔として、土俵入りの責任も加わります。それでも、入門の時点で横綱になりたくないと思う力士は一人もいないでしょうから、下の地位でとどまった何百人の夢も背負って土俵に上がるわけです。

ただ、対戦相手も変わりませんし、土俵に上がって相撲を取るという意味では大関時代と同じですから、白鵬の普段の力をコンスタントに出せれば、十分に「強い横綱」と言われるようになると思います。白青時代になるか、白鵬時代になるかはわかりませんが、是非一時代を築いて欲しいものです。
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横浜FM戦プレビュー

2007-05-25 20:56:56 | 浦和レッズ
ACL予選突破でお祝いムードの浦和ですが、リーグ戦はまだ続き、日曜に横浜FMと対戦します。横浜FMは、岡田監督時代の黄金期を過ぎ、主力メンバーを徐々に若手に切り替えているところです。山瀬兄弟の活躍(兄弟同日ゴール)など、若手主体のメンバーは効果が出始めています。

しかし、若手主体のチームにしたということは、戦い方に安定感がまだ備わっていないということもできます。大分、新潟に2試合続けて圧勝したかと思うと、下位のFC東京に敗戦を喫するなど、まだまだ試合が始まってみないとわからないチームです。マスコミで言われている話では、運動量を増やし前線から意欲的にプレスを掛けることで、勝つときは大差で勝てるチームになったということです。

横浜FMの開幕前の補強の目玉だった鈴木隆行、マルクスらはほとんど使われていません。2トップは大島と坂田が有力で、個人技なら闘莉王(復帰を志願したそうです)や坪井の方が上に思えます。ただ、中澤、栗原ら守備の強さは健在なので、浦和も大量点を取るのは難しそうです。

浦和は名古屋戦、シドニーFC戦で結果を残した3バックは変えてこないと思います。もし、いじるとしたら、小野伸二の代わりに永井を入れるくらいではと思います。ワシントンがマークされるのは確実なので、ワシントンに相手DFが引き付けられた隙を狙うのが良さそうです。

運動量の増えた小野伸二か、それとも永井かはわかりませんが、意欲的に前に走れば、横浜FMは引いてくるチームではないので、チャンスは十分あると思います。期待する選手はポンテです。ここのところ好調で、名古屋戦は大活躍です。ポンテで一旦球を落ち着かせ、そこから出たパスを決める展開に持ち込みたいところです。
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オジェックの新たなオプション(5/23浦和対シドニー)

2007-05-24 20:52:18 | 浦和レッズ
昨日の試合は、皆さんご存じの通り、引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる試合でした。浦和は慎重策を取り、攻撃は小野伸二、ポンテ、ワシントンの3人に任せ、引き気味に戦ってきました。オジェック監督は慎重策はあまりやってこない監督ですから、この戦い方には正直、びっくりしました。ただ、私は慎重策で戦って欲しいと思っていたので、シドニーFCのいいところを消しに行く戦い方は悪くないと思います。

シドニーFCは、代表のコンフェデ杯で来日した経験のあるズドリリッチの1トップで、サイドのウイングの12番(左)、14番(右)も中に入ったり、サイドをえぐったりと変幻自在の攻撃を見せました。また、彼らにパスを出しているボランチの16番もいい選手で、ロングキックの精度が高かったです。

シドニーFCは最初は長身を生かしたロングボールが目立ちましたが、次第に埼スタのピッチに慣れてくると、しっかりつないでサイドにはたくクロス主体のサッカーをしてきました。ACLの3試合のホームゲームの中では、一番組織的で強いチームでした。

浦和は闘莉王が負傷欠場しているから、このクロスを跳ね返せるか多少心配になりましたが、リベロに入った堀之内が正確に応対してくれました。堀之内はズドリリッチが相手でも、決して負けていなかったです。多少、クリアボールを相手に拾われるプレーがあり、相手のボール支配率が高くなりましたが、とにかく競り負けなかったDFラインはよく頑張ったと思います。

また、枚数が決定的に足りず、どうしてもシュートが少なかった攻撃陣も、やるべきことはやってくれました。それは、相手ペースの時間を長くしないように、攻撃の場面である程度キープすることです。小野伸二やポンテはボールコントロールの巧みさを見せて、少なくともクロスまでは上げてくれました。

真ん中にワシントン一枚しかいないことが多かったので、なかなかシュートまで行きませんでしたが、守備的なゲームプランの中ではこれが精一杯でしょう。シドニーFCは浦和の名古屋戦を見ていたらしく、その試合で活躍した相馬は徹底的に消されました。ネネのスピード不足も知っていました。そういった情報を実行するだけの力を持っているチームでした。そんなチームに、狙い通り引き分けに持ち込んだこの日の浦和は、よくやったと思います。
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鴻巣市立陸上競技場

2007-05-23 12:56:16 | 埼玉
レディースに関して、試合内容は既にアップしましたが、鴻巣はめったに行かないスタジアムなので、いろいろな発見がありました。まず、以前サテライトを見たときは入れたメインスタンドが、関係者席にするために閉鎖されていました。

そのため、一般のサポーターが入れるエリアは、バックスタンドの芝生席だけでした。陸上トラックがあり、スタンドの高さがないので、どうしても見にくいスタジアムと言わざるを得ません。そのため、最初に埋まった席は、スタンドの最上段でした。最上段は、私が入場したキックオフ40分前には、既に満員でした。

一番驚いたことは、試合終了後にTASAKI側のスタンドを見ていると、下小鶴選手が横断幕の片付けを手伝っていたことです。さっきまで、試合に出て90分間走り回っていた選手が、疲れているはずなのに、そういうことができるのは、選手とサポーターの距離が近い女子サッカーらしさを感じました。

また、TASAKI側は選手とサポーターの距離の近さを見せていましたが、浦和側にもそういうところはありました。それは、試合前のプログラムの配布を、若林エリ選手が手伝っていたことです。あれ、確かどこかで見た顔だなと思って、再度確認すると若林選手でした。男子で同じことをやったら大混乱してしまうでしょうが。

席を確保する必要がない女子サッカーでは、試合前にスタジアムの周りを軽く散歩してみます。鴻巣ではスタジアムの裏手に、サブグラウンドらしい芝生のスペースがありました。芝生の生え方はまばらで、ここでトップレベルのサッカーをやったら足を捻挫しそうなグラウンドでしたが、子供たちに無料で開放しているのはいいことです。ダイブしても痛くないほどの芝生はありますから、少年GKにはいいかもしれません。

また、スタジアムと道路を挟んだ反対側はせせらぎ公園という広い公園でした。残念ながら、その公園の中に入っている時間はありませんでしたが、その入り口にSLの実物が飾ってあったのは目を引きました。C11という機種で、昭和21年製造だそうです。

(シドニーFC戦、いい試合でした。アップは明日でお願いします。ごめんなさい。)
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シドニーFC戦プレビュー

2007-05-22 20:40:25 | 浦和レッズ
明日はACLの大一番、シドニーFC戦です。私はACLの決勝トーナメントを楽しみにしていて、外国のチームとホームアンドアウェーで戦う2試合の戦い方に注目しています。第1戦の結果を受けて、第2戦でどう戦い方を修正するか、オジェック監督の腕の見せ所です。そんな私の希望が、あと勝ち点1以上で実現するところまできました。なんとしても、夢をかなえてもらいましょう。

対戦相手のシドニーFCは、前回豪州で対戦したときの印象では、強いのか弱いのかさっぱりわからないチームです。開始早々から、格上チームが格下と戦うような、強烈なプレスを掛けられて、早々と2点を先行されたときは、これが世界の壁かと、絶望的な気分になりました。

しかし、ポンテが1点返して以降、あれほど強烈だったプレスは止み、逆に浦和がゲームを支配しました。いったい、前半の姿が本当なのか、それとも後半の姿が本当なのか、さっぱりわかりません。ただ、これでわかったのは、シドニーFCと浦和の間にはゲームを90分間支配できるほどの力の差はないということです。

突破には勝利が絶対条件のシドニーFCは、前回と同じように激しいプレスを掛けてくる可能性はありますが、それは絶対に90分間続きません。シドニーFCは豪州サッカーのイメージである単純にロングボールを入れてくるサッカーではありませんが、闘莉王が不在である以上、サイドからのクロスには劣勢が予想されます。

ただ、シドニーFCの守備は前回の対戦でGKに単純なミスが出た事実から考えても、強くはないでしょう。浦和の普段の攻撃サッカーを貫いていい相手だと思います。
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最強のスタンドオフ(アンドリュー・ミラー)

2007-05-21 20:46:17 | 他スポーツ
ラグビーネタですが、毎年日本選手権程度しか見ない私にも、強烈な印象を残した選手はいます。その選手の名前は、神戸製鋼のスタンドオフだったアンドリュー・ミラーです。ミラーが活躍したのは怪しげな記憶では1999年から2003年にかけてだと思いますが、この選手はスタンドオフという概念を超えた、ずば抜けた選手でした。

まず、ウイング並みの走力があります。私が生で見た、2001年の日本選手権決勝では、展開が封じられて苦しくなった神戸製鋼が、ミラーにボールを集めてきました。ミラーなら、単独突破をしてトライを取れるという信頼を集めていたからでしょう。

また、日本のスタンドオフは、うまいけれども繊細で、比較的フィジカルが強くない選手がやるポジションというイメージがあります。しかし、ミラーはその概念も超越していました。相手のタックルを引きずって生きたボールを味方に供給できましたし、自分がタックルをする側に回っても、相手ウイングを止めることができました。

そのため、ミラーはスタンドオフの本来の役割のパスを出すふりをして、そのまま自分で上がっていくプレーを得意にしていました。2001年の社会人選手権準々決勝では、ミラーのパスコースを消しに行った相手選手を軽くフェイントでいなして、そのまま右へ走ってトライを決めていました。

また、ミラーの良さを語る上で、忘れてはならないのが、そのキックの精度です。ミラーの時代は、コンバージョンのキックは、いくら後ろに下げて蹴っても良かった(今は22mラインから蹴らないといけない)ので、ミラーのキックの飛距離の長さを考えると、このルールはミラーのためにあったルールとも言えます。

ハーフウェイラインの上のキックでも、当たり前のように決めたミラーですから、当時の神戸製鋼にとってトライは7点の価値がありました。それまで、ラグビーは早明戦くらいしか見ていなかった私に、ミラーの良さを教えてくれた親友に感謝しています。それで、秩父宮や国立へ出かけて、ミラーを生で見ようと思い立ちました。いまだに記憶に鮮明に残っているのは、おそらく生で見たからでしょう。
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