Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

攻撃参加のタイミング(細貝萌)

2009-06-30 20:38:26 | 浦和レッズ
先日の神戸戦、細貝萌選手のプレーは非常に良かったです。今季の浦和の特徴で、ボランチがある程度上がって行けるというものがあり、細貝の前線進出でパスコースが増えて後ろの選手がボールを出しやすくなるという効果がありました。ただ、その分カウンターに弱いという欠点はあり、ロングボールを蹴ってくる相手への対応はまだ課題として残っています。

細貝は、まだ年齢的には若いですが、高校生の頃から強化指定選手として浦和のサテライトでプレーしていたので、私にとっては既にベテランの風格です。若い頃のサテライトでのプレーも何度か見ており、高校生の時はダブルボランチを組む西村卓朗(現アメリカ独立リーグ)と同時に上がるミスもしていますが、いいポジションにいるのが売り物というところは今でも変わっていません。

2005年のサテライトで見たときは、新人でありながら中心選手の存在感で、既にサテライトのレベルは超えている印象でしたが、ブッフバルト監督がトップに抜擢したのは一つの試練になりました。まだ、個人技が足りず、相手にドリブルで強引に勝負されると弱かったからです。

しかし、そんな細貝も少しずつ力をつけ、北京五輪に出場しました。チームでポジションを確保していない選手が出るのは異例でしたが、当時の五輪代表はボールの取られ方が悪く、どうしても細貝のところには負担がかかっていました。それでも諦めずに相手のカウンターを追っていた姿は感動しましたが、結果が3戦全敗に終わったこともあってチームとして得たものは少なかったです。

ただ、この期間を通して、細貝は守備専門のボランチという評価を抜け出したことはありませんでした。驚くようなスルーパスを出すタイプでもありませんし、ダイナモとして攻守両面で効くというイメージでもありませんでした。しかし、ひょっとしたら後者の道があるのではと感じたのが、前節の神戸戦でした。

やはり、山田直輝が持ち前の運動量で、いろいろなところに進出してボールを引き出すという動きでトップに定着したことは、細貝にとってもいい刺激になったようです。細貝も、神戸戦では前へ出て行ってボールを受けられる位置に進出して、味方の攻撃のリズムを作ることが出来ていました。このまま行けば、浦和の中盤は全員が動けるというイメージに変わるかもしれません。
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最終予選総括5(日本代表)

2009-06-29 19:00:55 | ワールドサッカー
日本代表サイドから見た最終予選総括も書くことにしました。日本代表にとって重要だったのは最初の3試合で、中東遠征を2度含んでいて、この3試合で勝ち点4以下だと残り5試合で豪州と2度当たるので苦しいと思っていました。

しかし、結果は勝ち点7と予想以上で、しかも2度の中東遠征は連勝というこれ以上ない結果です。カタールのアウェイ戦は相手の戦力を考えたら勝てると思っていましたが、バーレーンにアウェイで勝ったことが今回の最終予選を楽にしました。

その結果、前半戦最大の山場と思われていたホームの豪州戦は引き分けでもよい試合になりました。それは日本にとっては非常に楽な条件で、豪州の引き分け狙いの守備的なサッカーを無理に打ち破る必要がなかったのは良かったです。

ただ、日本に豪州戦を勝つ気がなかった訳ではありませんが、引き分けが濃厚になった試合の終盤に、闘莉王のFWのような無理に勝ちに行く手を自重させたあたり、バーレーンに勝っておいたからこその余裕です。

しかし、この試合が引き分けに終わったことで、ホームのバーレーン戦は勝利がノルマになりました。バーレーンというチームはカウンターで最少得点差を守り切るチームスタイルで、必ず勝てと言われるとそんなに楽ではない相手です。

日本は4バックを守備専念にするバーレーンの格下サッカーに苦しみましたが、それでもめげずに数多くのチャンスを作りました。その結果が中村俊輔のFKが壁に当たってゴールになるラッキーにつながりました。ただ、これ自体は運でも、勝利は必然だったと思います。

その結果、カタールとウズベキスタンが潰し合う幸運がついてきて、日本はアウェイのウズベキスタン戦に勝てばW杯出場という、願ってもない状況になりました。しかし、ウズベキスタン戦は審判の判定が明らかに相手寄りという、初めて苦しいアウェイの状況を迎えました。

この試合は消化試合になった残り2戦を除けば最終予選で一番内容の悪かった試合で、早い時間の先制点を守りに行かざるを得ない、日本としてはやりたくないサッカーを強いられました。ただ、この試合のウズベキスタンは良くなかったです。シャツキフ、タジエフといったFW陣が好調だったらやられていた可能性が高かったです。

ただ、W杯予選は通ればいいというのが私の考えで、予選をぎりぎりで通過したブラジルが日韓W杯で優勝したケースもあります。日本としては、残された強化期間でベストの準備をして欲しいものです。
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最終予選総括4(カタール代表)

2009-06-28 10:00:23 | ワールドサッカー
気が向いたら日本編も書くかもしれませんが、一応最終回の予定でカタール代表から見た最終予選総括を書きます。カタールは、最初の2試合で勝ち点4を得ています。バーレーンに引き分け、ウズベキスタンに勝っているのですが、この結果を残した監督が健康上の理由で解任されたのが、その後の運命を分けます。

確かに、後任のブルーノ・メツはセネガル代表を率いてW杯8強という、世界的な名監督です。しかし、このブルーノ・メツが結果を残せませんでした。日本、豪州、ウズベキスタンと3試合連続の大敗で、一気に出場権争いから脱落してしまいました。

ただ、カタールにとって唯一の勝利となったウズベキスタン戦を見る限り、こうなるのは監督うんぬんではなく、必然のように思えました。理由は二つあり、一つは体力レベルが最終予選の同じ組の中で一番劣っていたことで、もう一つはセットプレーに弱いことです。

本来慣れているはずの、ホームのきれいな芝生を本拠地にしていながら、カタールの選手は足がつる選手が続出しました。勝ちに行こうと無理をして、前半飛ばしたための結果でした。また、セットプレーの弱さは、映像でも非常にわかりやすい欠点でした。カタールのDFは視野が狭く、ボールと相手選手を同時に見ることができていません。

そのため、ウズベキスタンにフリーでシュートを許す場面が結構多く、これは豪州や日本が相手だと相当やられるなと思っていました。ただ、カタールは豪州と日本の2強対決になったこの組で、この2強から勝ち点2を取っています。ウズベキスタンは1、バーレーンは0ですから、可能性がないわけではないチームです。

カタールは、産油国であることもあり、国内リーグに中東各地からいい選手が集まってきていますし、王室のバックアップで代表選手の待遇もいいと聞きます。外国から選手を帰化させる強化方針もありますし、また地元開催のアジア大会で優勝した実績もあります。

人口の少ない国なので、どうしても限界はあるでしょうが、バーレーンがあれだけできるのですから、カタールも今後の強化方針次第では出場権争いに絡んでもおかしくはありません。ただ、芝生がいいので、日本のように良い芝生に慣れている国にとっては、アウェイのやりにくさはあまりないでしょうが。
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2年ぶりの駒場(6/27浦和対神戸)

2009-06-27 14:39:50 | 浦和レッズ
久しぶりに駒場のバックスタンドに座っています。あれ、駒場の2階席の影、こんなに圧迫感あったかな?と思いますが、埼玉スタジアムのいつもの席より断然ピッチが近いので、その雰囲気を楽しんでこようと思います。

以下試合後追記:

浦和は前節の横浜FM戦で想像以上の「夏ばて」で動きが止まったので、この日はカウンターを狙うとかの現実策を予想していました。しかし、この日のピッチ上で見られたのは、ボールサイドに最大6人を寄せることもある、いつもの強気なフィンケサッカーでした。

フィンケ監督は、あくまで理想を追うという方針だったようですが、おそらく今でも上位にいることで、少し余裕があるという考えなのでしょう。その積極策は早々と成功し、前半3分で浦和らしいサイドからのクロスの折り返しをエジミウソンが決めて先制しました。

神戸は私の想像とはだいぶ違うスタメンで、エースキラーと予想していたアラン・バイーアはトップ下でした。1トップのマルセウの動きは今一つでしたが、茂木や大久保がサイドから詰めてくることで何度か決定機を迎えました。ただ、神戸はポゼッションサッカーを理想としているようですが、現実はなかなかパスがつながらず、カウンターで少ないパスで組み立てるのが現状のパターンのようです。

そんな神戸に、チャンスをだいぶ与えていて若干気になると思い始めた前半43分、エジミウソンのキープから真ん中でボールを受けた高原がDF3枚の間を抜く技ありシュートで2点差として、苦しい展開ながらも2点をリードすることに成功します。

この日はピッチが近い駒場の1階バックスタンドということで、山田直輝の動きを中心に追っていましたが、いつものボランチの位置に引いて受けるプレーの他にも、相手DFラインの前で待ったり、サイドで原口のフォローに回ったりと縦横無尽の動きで、既に中心選手の貫禄でした。

ただ、一つだけ注文をつけるとすれば、山田直輝と原口が同じサイドにいるタイミングで、相手にサイドチェンジをされると、相手MFにプレスが掛からなくなり、DFラインの手前まで持っていかれてしまいます。あまり原口に近寄り過ぎないほうがいいのではと思いました。

最後は神戸が大久保を永田のサイドに張らせて、個人技で打開を狙う手段に出たことで、まだ守備に課題のある永田では代表FWの大久保は止めきれないという判断で、永田を下げて高橋峻希を左SBに入れています。また、浦和の運動量が後半20分あたりでばったり止まることも課題で、相手の途中出場のボッティにプレスが効かず、2度も決定機を与えたのは反省材料でしょう。
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石崎監督の行くところ?(山根巌)

2009-06-27 14:34:00 | 他チーム
どんなに幸運な選手でも、一人の監督のもとで長くプレーするのは難しいです。しかし、今回話題にする現柏の山根巌選手は、3度も違うチームで石崎監督(現札幌監督)の指導を受けた稀なケースです。

山根は、プロとしてのキャリアを広島でスタートします。ただ、広島では結果を残せず、当時J2の大分に移籍します。ここで、石崎監督に初めて出会います。プロとして初めて主力選手としてシーズンを戦う経験をした山根は、守備的なボランチとして不動の地位を築いたかに見えました。

しかし、石崎監督が大分の監督を解任されてから、山根は大分でポジションを失います。そこで移籍したのは、石崎監督のいた川崎Fでした。山根は石崎監督のサッカーの理解者として、川崎Fでも重宝されます。しかし、川崎Fが2003年にわずかな差で昇格を逃すと、石崎監督は解任されて関塚監督が後任になります。

すると、また関塚監督には山根は使われず、山根は引退の準備をして、故郷の広島で少年サッカーの指導者になる話を進めていました。そんなとき、石崎監督が柏の監督になりJ1昇格を目指すという話を聞き、山根は急遽引退を撤回して柏に移籍してきます。

正直、山根のプレーをじっくり見たのは柏に来てからです。しかし、石崎監督の進めた4-2-3-1のサッカーに山根は合っていました。石崎監督当時の柏は、前の4人がフランサやポポのようなFW系の選手が多かったので、ダブルボランチは両方守備的なタイプを置いてバランスを取っていました。

こういうサッカーなら、守備が持ち味の山根にはうってつけでした。危ない場面はクリアでもいいというように、あまりボランチに攻撃センスを要求しないスタイルが山根に合っていました。ただ、石崎監督が去った柏で、山根はどこまでポジションを確保できるかは分かりません。

もし、また出られなくなるようなら、ひょっとしたら4度目(札幌移籍)もあり得ない話ではないかもしれません。
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昔のプロ野球

2009-06-26 20:41:09 | 他スポーツ
一人の選手や監督に着目できるほど、終戦直後から昭和40年代までの昔のプロ野球に詳しくはありませんが、断片的な知識を並べたもので良ければ、書かせていただきます。まずは、当時の名将、魔術師と言われた西鉄→大洋の監督だった三原監督の「魔術」には正体があります。

会社の講演会で、慶応大学の名物教授で昔のスポーツに詳しい池辺先生の講演を聴く機会があったのですが、この講演でその正体を語っていました。大洋の監督当時、前年度0勝12敗だった権藤投手を、翌年12勝させたことで、魔術と呼ばれたのですが、それは当時ではまだ珍しかったデータ野球をしたからでした。

権藤投手の投球内容を見ると、確かに先発では12敗もしましたが、4回までは好投していることが多かったそうです。そのため、先発は無理でも、2番手としてブルペンに待機させて、4イニング以内のリリーフで使ったところ、12勝という結果を残したそうです。三原監督本人も、「決して魔法を使ったわけではないんだ」と語っていました。

また、当時のプロ野球は、「優勝するためにはエースを一人(投げさせすぎて)潰さないといけない」とまで言われた投手受難の時代でした。当時のエース級で有名だった尾崎(東映)、杉浦(南海)、藤田(巨人)といった投手は、皆選手生命は短かったです。尾崎あたりは、高校を中退してプロ入りして、最初の数年は好調でしたが、投げさせすぎて潰れ、実働はわずか6年で引退しています。

杉浦の「日本シリーズ4連投4連勝」というのも、今の価値観から行けば「そんな無謀な」ということになるでしょうが、当時は腕も折れよとエースを酷使した時代なので、伝説には残りましたが、杉浦自身の投手生命を縮めてしまいました。

投手の酷使で有名だった言葉に、「権藤、権藤、雨、権藤」という言葉も伝説に残っています。これは当時中日のエースだった権藤博投手が、連日のように使われ、権藤が投げない日は雨しかないという極端な時代です。当時、ドーム球場があったら、もっと多くの投手が選手生命を縮めていたでしょう。

また、稲尾(西鉄)の1シーズン42勝のプロ野球記録も、この酷使が生んだものでした。今ではもう誰もできない記録で、先発で42試合に登板することすら不可能です。それは「神様、仏様、稲尾様」という言葉に残されています。
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神戸戦プレビュー

2009-06-26 17:25:32 | 浦和レッズ
浦和は明日、聖地駒場で神戸と対戦します。前節の横浜FM戦は、運動量の多いフィンケサッカーの「夏バテ」が想像以上に早く出てしまった完敗で、この神戸戦ではフィンケ監督が何か手を打つ可能性はあります。カウンターを狙ったり、後ろでゆっくり回したりといった省エネサッカーを選択するかもしれません。

また、ポンテが練習に合流したという情報もあります。ポンテが出ると、やはりチームで一番クロスの精度が高いので、エジミウソンとの相性は抜群です。また、ポンテがボールを持つだけで、エジミウソンは裏へ走る動きもできます。

駒場の芝生は良くないというのがここ数年の評価です。そんな環境では、パスをつなぐフィンケサッカーの理想を追うのは難しいです。芝生に足を取られてカウンターという最悪のシナリオを避ける必要があります。ひょっとしたら一足早くサッカーを変えることになるかもしれません。

対戦相手の神戸は、なかなか見られない西日本のチームで、ナビスコ杯も違う組だったので、今季初めて見ます。今季からブラジル人のカイオ・ジュニオール監督が就任して、策士ぶりを見せているという情報です。

昨年のチームからは、レアンドロが抜け、大久保はドイツから戻ってきましたが欧州は本来オフ期間ということもあり、ベストコンディションではないでしょう。FWは無名の選手が出ることもありますが、もし浦和にポンテが出ると、神戸は一つ気になる策を持っています。

それは新外国人、アラン・バイーアによるマンツーマンDFです。ホームでG大阪に勝ったときに、遠藤にアラン・バイーアをつけて成功しています。浦和がポンテにあまりにも頼りすぎると、この手で消されたときに対応が効かないかもしれません。

また、神戸は課題のDFにザルツブルクから宮本を補強しています。どちらかといえば3バック向きのDFなので、4バックにどれほど対応が効くかは見たことがありませんが、浦和がリードされて焦って攻める状況になると、持ち味の頭の良さで浦和を手玉に取るかもしれません。
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後方からのパス(中村憲剛)

2009-06-25 21:05:31 | 他チーム
今日は昔のプロ野球のことでも書こうとしていましたが、先ほどのBSですごいものを見てしまったので予定変更で、川崎Fの中村憲剛選手のことを書きます。私はその録画中継は後半から見たのですが、後ろから糸を引くように攻撃陣を操れる能力は相当のレベルで、代表の岡田監督が布陣を変更してまで中村憲剛にこだわった理由もわかります。

もともと、G大阪というチームは、明神で中村憲剛を消しに行くという発想はないチームです。そうするくらいなら、前で時間を使って追加点を狙いに行くチームです。結果的にはこのチームスタイルが、この歴史に残る逆転劇を生んだと言えるでしょう。

一見、押していたように見えた後半のG大阪ですが、次第に攻撃がシュートで終われなくなって中村憲剛にボールが入り始めます。鄭大世とジュニーニョを下げて、比較的シンプルな攻撃が好きなタイプの黒津、レナチーニョの2トップになった時点で、川崎Fの命運は中村憲剛に託されたと言っても過言ではありませんでした。

また、養父が入ったことで、あまり中村憲剛を消しに行くと養父にやられるという発想もG大阪サイドには出たでしょう。そんな要因が重なってできた2アシストですが、やはり決勝点の黒津のゴールは川崎Fサポでない私にもしびれました。

中村憲剛が後ろから長いボールを供給して、スピード型の黒津を走らせるという攻撃パターンは全チーム知っているはずですが、この場面はG大阪の最終ラインが揃っておらず、オフサイドを狙えない場面でした。そんな一瞬の隙に賭けた中村憲剛と黒津の息がぴったりと合ったこのゴールは、まさに川崎Fを象徴するゴールでした。

この結果、川崎Fは準々決勝に進出して、これぞACLという醍醐味を味わえるホームアンドアウェイのトーナメント戦に出ます。これから先はくじ運次第なので、次で名古屋を引く可能性もあれば、ウズベキスタンやサウジアラビア、カタールへの遠征の可能性もあります。

おそらく、その準備は既にしていると思いますが、ウズベキスタンのプニョドコルを引けば全盛期は過ぎたとは言え、元ブラジル代表のリバウドと対戦できますし、サウジアラビアだとイスラムの戒律の厳しい国ですから、かなり行動上の制約が出ます。それを乗り越えてこそのアジア王者への道ですから、厳しいとはいえ、行けるところまで行って欲しいものです。
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イケメン投手?(岸孝之)

2009-06-24 18:55:26 | 他スポーツ
久しぶりの野球ネタは、西武のイケメン投手?の岸孝之投手です。岸はちょっと女性的な顔をしているので、イケメンという評価には賛否両論あるでしょうが、既に主力投手であることは疑いの余地がありません。

岸は大卒で、宮城県の東北学院大学の出身です。ただ、仙台六大学野球はほぼ東北福祉大の単独天下というリーグです。岸も、おそらく投げても投げても勝てないという苦い思い出も味わったと思います。

ただ、日本のプロ野球のスカウト網はサッカーより発達していて、かつては地方の大学だと明治神宮大会に出ないとスカウト網にひっかからなかったのですが、今は全国どこの大学にいてもいい選手ならプロからオファーが来ます。

岸も、ドラフト一位で西武に入団したときは即戦力の評価でした。ただ、キャンプでの投球を見た当時の伊東監督の評価は厳しく、「どの球もまとまっているが全てにおいてレベルアップをしないといけない」という厳しい言葉も受けています。

ただ、それでも岸は開幕から先発ローテーションに入り、一年目から11勝という見事な成績を挙げています。残念ながら、新人王争いは大卒と高卒のイメージの差からか、同じ11勝の田中(楽天)に敗れましたが、すぐに戦力になったことは評価したいです。

しかし、この頃の岸は、どこにでもいる普通の先発投手でした。そんな岸が全国に名が知られるきっかけになったのは、やはり昨年の日本シリーズです。岸はクライマックスシリーズの不振で、日本シリーズは大抵1試合しか投げない第四戦の先発でした。

しかし、ここで決め球のカーブが巨人打線のタイミングを見事に外し、結果は最高の完封勝利でした。この好投で、第7戦に中3日で持ってくるかもと予想されていました。しかし、渡辺監督の決断はもう1試合前の第6戦のリリーフ登板でした。

確かに、第6戦の先発、帆足はピリッとせず、負けたら終わりの状況では勝負することも必要でしょう。そんな緊急登板だった岸は、巨人打線にタイミングが合っていないのを利用して5回無失点の好投でした。

結果は西武の日本一で、シリーズ2勝を挙げた岸はシリーズMVPに選ばれます。ただ、WBCでメンバー落ちしたのは残念でした。ただ、WBCの先発投手ということになると、リーグを代表するレベルを期待されます。まだそうなる可能性はありますから、パリーグといえば岸と言われるくらいになって欲しいです。
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ケネディ名古屋入り

2009-06-23 18:40:06 | 他チーム
浦和敗戦のため、浦和の選手を取り上げるネタはできず、今回は名古屋入りが決まった豪州代表FW、ジョシュア・ケネディ選手を取り上げます。まず、なぜこの時期に名古屋の外国人枠が空いていたかということですが、ケネディは豪州人なので今年から導入されたアジア枠での獲得が可能です。

また、ケネディが欧州でのプレーをあっさり捨てて、格下のJリーグになぜ移籍したかというと、ケネディが所属していたドイツのカールスルーエが2部に降格したという事情があります。しかも、ケネディはカールスルーエでは不振で外される時期があるなど、満足いくシーズンは送っていません。

このままでは、欧州に残ると自分の移籍先は2部になるだろうという計算が働いてもおかしくありません。出場機会の多そうなJリーグで得点を量産して、代表で必要な選手ということをアピールするための移籍だと思います。

このケネディの移籍は、日本代表にとっては大いにプラスになると思います。岡田監督はCBの選考の際はフィジカルを重視していて、どんなにいいサッカーをしてもCBが体の強さで負けてしまっては意味がないという考えのようです。

フィジカルなら世界標準というケネディがやってきたことで、フィジカル系のDF(古賀[柏]、千代反田[新潟]、寺田[川崎F])あたりが「ケネディを完封すれば代表入りだ」と気合いを入れて試合に臨むと思います。代表は闘莉王と中澤の控えに不安がありますから、彼らが台頭してくれれば日本代表にとっては大いに朗報です。

また、他チームがケネディにどういう守り方をするかも注目です。ヘディングの勝負では勝てないという前提で守らざるを得ないということを楢崎は言っていましたが、ケネディはどちらかといえば自分で点を取るよりポストプレーで味方に点を取らせるFWです。

そのため、背で劣るJリーグのDFは、早めに体をつけて少しでもバランスを崩すという守り方をするしかありませんが、ケネディの上背はJリーガーにとっては「こんなレベル見たことがない」というものでしょう。怪我さえなければ相当の活躍をするのではと思います。

ただ、一つ気になるのは、ケネディの加入で弾かれるのが日本代表の玉田となる可能性が高いことです。岡田監督もチームで出番のない選手を代表に呼ぶ訳にはいきませんから、ひょっとしたら玉田の代表から岡崎の代表に、一気に世代交代するきっかけになるかもしれません。
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