Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

桜区が生んだヒーロー(橋岡大樹)

2020-08-31 21:44:01 | 浦和レッズ
一昨日の大分戦で、1得点1アシストのヒーロー、橋岡大樹選手を取り上げます。橋岡はさいたま市桜区の出身で、中学校は上大久保中学、高校は県立志木高校と地元の学校を出ています。サッカー歴は大久保サッカー少年団から、中学時代からレッズのアカデミーで育っています。今、新潟レンタル中の荻原拓也は同期生です。

橋岡はユース時代の2017年のルヴァン杯C大阪戦がデビュー戦です。当時、ユース所属の橋岡は44番と大きな背番号をつけており、リザーブでの帯同でしたが、スタメンDFだったマウリシオの負傷で急遽出番が回ってきました。ユース時代はCBだったので、右ストッパーでの出場でしたが、正直敗因にさえならなければいいとあまり期待していませんでした。

しかし、そこでの橋岡はなかなかの好プレーを見せました。得意なヘディングの強さを生かしながら、相手FWには抜かれない守備をして、時には攻撃参加も見せるなど、将来トップチーム昇格を狙うという意思を見せたプレーでした。このプレーも効いて、2018年にトップチームに昇格すると、当時監督代行だった大槻現トップチーム監督が多くの選手に出番を与える方針で出番を得ることになります。

それがきっかけになりました。当時の橋岡はまだ荒削りなところもありましたが、右アウトサイドのポジションをものにしてオリベイラ監督に重用されます。ユース上がりの選手にしては体力レベルが高いのが売り物で、当時はまだ精神的に不安定になると森脇と交代していましたが、GKからのロングボールでのヘディングに強いという強みを発揮しました。

今季は、初めて4バックの右SBで起用されています。U-20W杯に負傷で参加できなかったという悔しい思いもしましたが、内に絞ってCBの役割もできるという強みを出して、今季は全試合で起用されています。U-23代表を狙うには4バックの右SBができた方が有利で、大分戦ではクロスからレオナルドのゴールをアシストするなど攻撃面にも進境を見せています。

これからは、地元育ち初の、浦和のキャプテンになって欲しいです。少しずつプレー面では中心選手になってきているので、浦和に若手が育ってきたときにまとめて欲しいと期待しています。
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C大阪戦プレビュー

2020-08-31 17:16:59 | 浦和レッズ
浦和は次節、アウェイのヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪と対戦します。C大阪は現在2位といい位置につけています。スペイン人のロティーナ監督が、守備を整備したことで結果を残しており、川崎に5失点した以外の全試合で複数失点をしていません。浦和としては、なかなか攻め崩すのは難しい相手です。

前節横浜FC戦のスタメンを見ると、GKキム・ジンヒョン、DF松田、瀬古、ヨニッチ、片山、MF藤田、奥埜、坂元、清武、FW高木俊幸、ブルーノ・メンデスです。元日本代表の清武が復調の兆しを見せており、前節は1得点を決め2点目にも絡んでいます。また、ベンチに柿谷や都倉もいるなど、途中から試合の流れを変えることもできるチームです。

もっとも、C大阪は水曜日にルヴァン杯準々決勝の柏戦があります。この試合をどこまで本気で取りに行くかはロティーナ監督にとって難しいかじ取りを強いられます。コンディション的には水曜日に試合がない浦和が多少有利ですが、柏戦はホームで移動がないので、C大阪としては勝って勢いをつけて浦和戦に臨みたいところでしょう。

浦和は前節、課題は残したものの大分に2-1で勝利しました。浦和の4-4-2は最終ラインを横にスライドさせて密集を作る守り方をするので、逆サイドに速いサイドチェンジを食らいやすい欠点があります。大分が左アウトサイドの香川をフリーにする攻撃に成功したので、C大阪としてはそこは狙ってくるでしょう。

もっとも、4バックのC大阪は浦和が抱える欠点も同様に抱える布陣です。浦和も同じように、逆サイドに正確にサイドチェンジを通して攻撃的MFをフリーにしたいところです。横からいいボールを入れれば、FWのレオナルドが好調なので、得点のチャンスは広がると思われます。どちらが、ゴール前にいいボールを多く入れられるかの勝負ではと予想しています。
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メヒア様様や

2020-08-30 22:04:15 | 他スポーツ
今日は、西武ライオンズが9回表のメヒアの逆転3ランで勝利したので気分がいいため、もう一本ブログネタを書きます。ヒーローのメヒアは、インタビューで自分で「メヒア様様や」と言っていましたが、これが言われるようになったのは、投手陣が6点を取られながらメヒアの3本塁打7打点の活躍で勝利した試合があったからです。

メヒアは2014年、シーズン途中でアメリカ3Aから加入します。当時、DHに課題があったライオンズで、本塁打を打てるDH候補が欲しかった故の獲得でした。元西武のオーティズ氏の推薦でしたが、おそらく彼がライオンズのスカウト網に引っかかったのは変化球が打てるからだと思います。メヒアは相手投手が投げ損なった、高めに抜けるスライダーやカーブをカモにしており、次の瞬間にはレフトスタンドに運んでいます。

加入初年度の2014年は、34本塁打で途中加入の選手で史上初となる本塁打王のタイトルを取っています。長距離砲の宿命で三振は多く、出場試合数を超える三振数があることはざらですが、彼の力で持って行く打撃は、並の選手ならレフトフライの打球をスタンドまで持って行くことを可能にしています。

DH候補で加入したメヒアですが、一塁手を守ることもできます。一時、田辺監督が森友哉をDHで起用するために、メヒアを一塁に回したこともあります。一塁手としてはそれほど上手い方ではないですが、試合前の守備練習では代打やDHで出るときも一塁手の練習はしており、いつでも一塁手ができることをアピールしたいのだろうとは思われます。

彼は198cm118kgと、力士並みの巨体を誇ります。体が大きいことは一塁手には有利な要素で、的が大きく内野手が送球しやすいメリットはあります。ここのところの山川穂高の不振で一塁手で起用される試合も増えており、ちゃんと練習をやっていて良かったと思っているかもしれません。

今季は7月末の一軍昇格と苦労しましたが、昇格してからは本塁打を既に7本放っています。今日の本塁打はレフトスタンドにライナーで持って行く会心の当たりで、相手ブセニッツの変化球が真ん中に入ったところを打ちました。彼が下位打線にいることが、ライオンズの打線の威力のアップにつながっており、今後も楽しみです。



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わずかな隙に付け込む(8/29浦和対大分)

2020-08-30 15:14:57 | 浦和レッズ
昨日の大分戦の映像を見ました。大分は3-6-1の布陣で、ある程度浦和にボールを回されるのは覚悟して自陣に2ボランチと3バックでブロックを作り、カウンターから逆サイドのアウトサイドへロングボールを送る攻めを意図した戦い方をしてきました。この攻めは成功しました。大分の左アウトサイド香川は何度もフリーになり、そのクロスからの三平のゴールで大分が1点を先制します。

大分は1トップの伊佐こそ目立ちませんでしたが、その後ろから出てくるシャドーの三平と小塚がうまくフリーになっており、得点にならなかった場面でもうまく浦和DFを出し抜いていました。また、ロングボールの精度も高く、サイドチェンジを正確に実行できるなどやりたいサッカーは十分に表現されていました。その相手に、浦和がつけ込めたのは、大分にあったほんのわずかな隙でした。

まず、最初に狙ったのは、大分の5枚のブロックの外側にいるボランチからのスルーパスでした。これでレオナルドがシュートに行っています。次に狙ったのは、プレッシャーのあるゴール前でのキープで、興梠→レオナルド→長澤と渡ってからの橋岡のクロスに、レオナルドがヘディングシュートを放ち、GKムンの手を弾いてゴールに入り同点に追いつきます。

決勝ゴールになった2点目は、スローインに対して大分の戻りが遅れていました。キープしたレオナルドに、大分DFはファウルで止めざるを得なくなり、そのFKを山中が蹴ると中央にいた橋岡の後頭部に当たってゴールとなり、浦和は勝ち越すことに成功します。このまま、隙を狙い続けていれば内容も良かったと言えたでしょう。

そう言えないのは後半が理由です。大分は1点ビハインドになったことで攻めに出てきており、得意なサイドチェンジ以外にも縦パスなども通るようになり、浦和を押し込んでシュート数では浦和を上回るほどでした。たまたま、これを無失点でしのいだので結果だけは良かったですが、大分が左アウトサイドを香川から田中達也に代えると、その田中達也のドリブルにも苦しみました。

最後は浦和は苦しくなって、両サイドの攻撃的MFを自陣に下げて6バック気味にして大分のスペースを消し、なりふり構わず勝ちに行って2-1で逃げ切れました。今回は結果だけは良かったものの、興梠交代後の攻めや3バックのアウトサイドへの守備など、いろいろ課題は出た勝利だったかなと思います。
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PSG対バイエルン

2020-08-30 11:27:02 | ワールドサッカー
今更ですが、欧州CL決勝のPSG対バイエルンの映像を見ました。どちらのチームも4-3-3ですが、その機能のさせ方は微妙に異なります。PSGは中央のネイマールが少し降りてきてムバッペとディ・マリアを走らせるサッカーで、バイエルンはサイドのニャブリとコマンが開いて、クロスを中央のレバンドフスキに合わせるサッカーです。

両チームとも、前からプレスに行きますが、運動量という意味ではバイエルンが一枚上の印象を受けました。いつも通り、高い位置から守備に行けるバイエルンは、素早くサイドのウイングに預けるところまではいつものサッカーでした。これに対し、PSGもさすが決勝まで勝ち上がってきたチームで、DFやボランチが奪ってからのロングボールでFWを走らせるサッカーで対抗しました。

簡単にまとめると「横のバイエルン、縦のPSG」の図式です。ボール支配率ではバイエルンが6割を超えた試合でしたが、PSGにも十分チャンスがあり、シュート数では互角の内容の試合になりました。ブンデスリーガでは圧倒的な強さを見せたバイエルンにとって、前半を0点で終えたのは新監督フリック氏が就任して以来初めてという苦戦を強いられることになります。

それでも、前から行くサッカーで主導権は持っていたバイエルンは、サイド攻撃にSBのキミッヒやデービスも参加させることができました。どうしてもPSGの4バックはどちらかのサイドを消すのが手一杯なので、バイエルンはサイドでボールを持ってからのサイドチェンジで相手に圧力をかけました。その結果、出たのがキミッヒのクロスからのコマンのヘディングでのゴールです。

これを受けて、両ベンチとも交代カードの切り合いになります。PSGはきついポジションになるサイドのMFを交代させ、逆にバイエルンはサイドのウイングを入れ替えました。どうしても、こういうタイトルがかかった試合はハードなぶつかり合いが避けられず、後半の最後の方はファウルで相手を止めて警告が何枚も出る試合になりました。

それでも、最後まで前から守備に行ったバイエルンが、この1点を守り切って1-0で勝利しました。いつものサッカーを貫きながら、PSGの攻めをGKノイアーが止めて、バイエルンにしては苦しんだものの見事な勝利でした。ハードワークとスピードのスタイルが、これからの欧州の主体になってきそうな、この試合を見た印象です。
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ムクゲ

2020-08-28 23:24:16 | 埼玉
この、花の形がハイビスカスに似ている花の名前は「ムクゲ(木槿)」と言います。まっすぐに伸びるので街路樹向きで、都会でも時折見かけます。夏の花で、夏が終わりに近づいている今は、最後の盛りという印象です。夏の花の写真は、また後で載せます。
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どすこい(山川穂高)

2020-08-27 22:27:07 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、先発本田圭佑が4回4失点と崩れ、勝ちパターンで出てきたギャレットも3失点と乱れながら、最後の9回裏で写真の山川穂高選手のサヨナラタイムリーで勝利しました。彼のホームランパフォーマンスで知られる「どすこい」ですが、去年一度だけ生で見られたのが写真の一枚です。

山川は沖縄県の出身で、高校は中部商業とそれほど目立つキャリアではなかったですが、岩手県にある富士大学に進学してから長距離砲として期待されるようになってきました。大学日本代表では、現ロッテの井上晴也と「メタボ・クリーンアップ」を組んでいたこともあり、のちにチームメイトになる、彼と同じメタボ体型で活躍する中村剛也が憧れになります。

大学時代から中村の真似をしており、プロに入ってからも中村本人からアドバイスももらいましたが、中村の体全体を使ってバランス良く打つ方法はなかなか難しかったようです。山川が開花したのは真似をやめてからで、力で持って行く自分のスタイルに気付いて高めの球を遠くに飛ばす打撃ができるようになってきました。

山川の良さは、本塁打を打てることが最も大きいですが、一塁手の守備でもある程度信頼できることもあります。それ以前に一塁手を守っていたメヒアからポジションを奪えたのは、本塁打が最も大きいですが守備もあったでしょう。最初からDHを目指していたら、ここまでの成功はなかったかもしれません。

山川といえば練習熱心でも知られます。ナイトゲームが終わってから室内練習場でマシン相手に居残り練習をしており、自宅も西武ドームの近くに買って練習に打ち込める環境を用意しました。それが、一昨年、昨年と2年連続本塁打王というタイトル獲得につながりましたが、昨年は夏場に大きな不振に陥り、4番を中村剛也に奪われたのは本人も悔しかったでしょう。

今季はキャンプで「山川は絶対に4番を打つつもりで振り込んできている」と辻監督が絶賛したほどでした。その成果は今季はなかなか出てきていませんが、それでもここまで本塁打18本とトップの中田翔を追える位置にいます。何とか、これから本塁打を量産して、ライオンズを再び上昇気流に乗せて欲しいのが期待です。
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ファブリシオ、ポルトガル移籍

2020-08-26 22:20:39 | 浦和レッズ
浦和関連の移籍情報は、写真のFWファブリシオのポルトガルリーグ、ポルティモネンセへのレンタル移籍もあります。ポルティモネンセはファブリシオにとっても古巣で、ここで15ゴールを決めた実績を評価されて浦和に完全移籍したので、縁起の良い古巣で再出発を図るものと思われます。もちろん、この移籍にもポンテ氏は絡んでいるでしょう。

ファブリシオで思い出すのは、そのシュート技術の高さです。前を向いて放つシュートは正確で強く、オリベイラ監督時代の2シャドーで起用してもシュートが届くパワーを持っていました。本人は「少年時代から足が速かったので前目のポジションをやっていた」と言っていますが、ファブリシオの場合はFWに置くと運動量が足りないという課題も持っていました。

そのため、ファブリシオを前で使うと、守備意識が足りないため前に残さざるを得ず、守備をしない分を他の選手がカバーしてやらないといけない選手でした。それでも、それ以上に点を取って貢献してくれれば良しと割り切る必要がありました。特に、浦和に移籍加入した2018年、加入直後の彼は絶好調でした。

9試合で6ゴールと、このまま行けばチーム得点王の期待もできる活躍でした。しかし、9月のC大阪戦でゴール前に走り込んだ際に前十字靭帯損傷と半月板損傷の重傷を負い、このシーズンはそれ以降出場できませんでした。翌年、復帰して大槻監督に重用され、2シャドーを武藤、長澤、ファブリシオの3人でターンオーバーする起用もなされましたが、14試合2得点と得点という意味では結果を出せませんでした。

今季は、4-4-2でサイドハーフを2枚置く新布陣となり、ファブリシオの得意なシャドーという位置がないという、苦しい状態でした。今季は試合にも2試合しか出場しておらず、30歳という年齢を考えるとどこか出番のあるチームに行きたいという発想が出てくるのは当然でしょう。フルで出ればどれだけ点を取ってくれるかという期待もありましたが、一番いい時期を負傷で失った、不運な選手だったという印象です。

もっとも、レンタル移籍ということで本人はまだ浦和復帰の可能性に含みを持たせています。まずはポルトガルリーグでポジションを奪回してからですが、以前鹿島にも加入した事実からしても、日本という環境は好きだったのかなと思っています。
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マウリシオ、ポルトガル移籍

2020-08-25 22:38:51 | 浦和レッズ
昨日は浦和絡みで動きがありました。浦和DFマウリシオの、ポルトガルリーグ、ポルティモネンセへのレンタル移籍です。ポルティモネンセはマウリシオにとっては古巣で、元浦和MFポンテ氏が副会長を務めるなど浦和とは縁のあるチームで、浦和で出番がなく苦しんでいるマウリシオに助けの手を差し伸べたのでしょう。今回はマウリシオの記憶を書きます。

マウリシオは2017年、ポルトガルリーグのマリティモから完全移籍で加入してきました。ちょうどミシャ監督解任の直後だったので、ミシャの要望か堀次期監督の要望だったかは不明ですが、当時マウリシオはインパクトを持って見ました。彼の売りは、何と言ってもDFラインから落ち着いてさばけるパスの精度です。

当時、ACLで押され気味の試合が続いた浦和では、彼の技術が浦和のピンチを救った試合も多く、ACLを制してクラブW杯に出場するとともに、5位決定戦のカサブランカ戦ではミドルシュートも含めて2ゴールの活躍も見せました。当時、CBでコンビを組んでいた槙野が前から当たったところをカバーする、守備の形もはまっていました。

堀監督の解任後も、オリベイラ監督に多く起用され、2018年には30試合、2019年には22試合に出場します。ただ、マウリシオはスピードは今一つのDFなので、どちらかと言えば3バックのリベロ向きのDFです。彼が前に出ると、戻りが間に合わないピンチを招くこともありました。大槻監督も昨年は3バックだったので、このまま3バックが続けば出番もあったでしょう。

しかし、今季採用された4-4-2のライン守備が、彼にとっては強い逆風になりました。この守備はCB2枚に、自陣に戻るスピードを要求する布陣で、スピードで劣るマウリシオは2試合に起用されたものの、この布陣には不向きとされ出番を減らしました。年齢的にも28歳とまだ若いので、母国語のポルトガル語が通じるポルトガルへの移籍は、彼にとってはいい移籍かもしれません。

こういう、上手さを前面に出すDFは浦和にはあまりいなかったので、強い相手に挑戦していった2017年の浦和にははまり役でした。その記憶は今でも鮮明ですが、家族とも合流できるそうで、これからのサッカー人生が良いものであるよう願っています。ファブリシオの記憶は、明日書きます。
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大分戦プレビュー

2020-08-24 22:56:02 | 浦和レッズ
今日はネタが思いつかなかったので、土曜日に予定されているホーム大分戦のプレビュー記事にします。大分は勝ち点12で14位という順位にいますが、最近3試合では横浜FMに勝ち、札幌と柏に引き分けて合計で勝ち点5を得ています。上り調子のチームでしょう。特に前節の柏戦では、J1リーグ得点ランキングトップのオルンガを無得点に封じての0-0です。

大分は、現在Jリーグで、唯一J1からJ3まですべてのカテゴリーにいたことのあるチームです。2008年には現浦和GK西川も在籍し、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)を制した黄金期を経験しますが、その後深刻な経営難に直面し、Jリーグがプールしていた「公式戦安定開催基金」の10億円中6億円を使ってしまいチームもJ2以下を低迷することになります。

現監督、片野坂知宏氏は、J3時代から指揮を執っています。J3で優勝して1年でJ2に戻ると、J2を2年で通過してJ1に戻り、昨年はJ1で中位にチームを引き上げて最優秀監督賞を受賞しています。もっとも、地方チームの宿命で、有力選手をJ1に引き抜かれる苦悩はあり、昨年トップ下で二桁得点とブレイクしたオナイウ阿道を横浜FMに引き抜かれています。

浦和は前節の神戸戦で、勝てる内容の試合を落としました。4-4-2の後ろ2ラインをコンパクトに保ちながら、行くべき時は行くサッカーは少しずつ出来上がってきていますが、セットプレーの守備をゾーンにしているため、そのゾーンの外側を狙われるパターンで神戸戦では決勝点を取られました。山口蛍のシュートは惜しくもデンに当たっているのですが、クリアはならず紙一重の差とも感じます。

もっとも、浦和は昨年、大分にホーム、アウェイとも敗れています。アウェイのときはACL蔚山現代戦から中3日でコンディションがきつかった試合でしたが、ホームでも敗れているのはいただけません。大分というチームが、動きの量で勝負してくるチームという印象があり、走り負けると浦和は苦しい展開になります。

おそらく暑さの中の試合になりそうで、暑さ対策とコンディションの維持という、地味なところが効いてきそうな試合になるでしょう。ACLを2度も勝たせた浦和なら、そういう気遣いもできるのではと思いますが、そう単純なものではないのかもしれません。
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