Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

わかっていてもできないこと(8/30川崎F対清水)

2009-08-31 18:46:30 | 他チーム
昨日は川崎F対清水の試合をテレビで観戦していました。お酒を飲んでいたので、いつもの分析はできませんが、サッカーの持っている「球際の攻防」の面白さは十分見せてくれた試合だと思います。

岡崎がサイドを抜け出して、ファーサイドで待つヨンセンの頭に合えば即一点というクロスに、川島がぎりぎりのところでキャッチしたり、スルーパスに抜け出した伊東に、菊地がうまくボールにスライディングに行き、遠目からは退場に見えるタックルが実は正当なプレーのような、テレビならではの面白さがありました。

このブログを見に来ていただける方には常識でしょうが、川崎Fは中村憲剛にボールを入れてからの攻守の切り替えの速さが売り物のチームです。それはおそらく全チーム知っているでしょうから、中村憲剛からボールを取れば逆に決定機を迎えられることも全チーム知っているはずです。

しかし、そんな場面が少ないのは、他チームがわかっていてもできないからです。そういう場面でチェックに行くのは大抵攻撃的MFで中村憲剛からボールを奪えるようなレベルの選手はほとんどいません。浦和も山田直輝やポンテではとても中村憲剛からボールを奪えそうな気はしません。

ただ、昨日の清水が意欲的に中村憲剛からボールを取りに行っていたことは驚きました。普段ならあっさりかわされて記憶にも残らないでしょうが、清水は結果にはつながらなかったものの、一度成功しています。

それが、清水の得点シーンにつながります。もとはといえばGK川島がミスキックをしたボールで、中村憲剛もいい体勢でボールを持てていませんでしたが、そこに詰めたマルコス・パウロから市川にはたき、クロスを岩下が決めたのは清水があえて難しい勝負をしたからで、これができそうなのは他には鹿島くらいでしょう。

ただ、それで決着がつかないところがこのゲームのレベルの高さで、ボールを取られた中村憲剛が汚名返上のFKで伊藤の頭に合わせて同点にします。もう少し集中して見ればもっといろんなことがわかっていたかなと、酔って見たことが多少悔やまれます。
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原辰徳の現役時代

2009-08-30 16:25:19 | 他スポーツ
今、巨人の原辰徳監督といえば、WBC優勝監督、今季も優勝目前と結果を出し、誰もが認める名監督です。ただ、その現役時代は、東海大相模高校で活躍したものの、進学した東海大ではがらがらのスタンドでプレーしたり、巨人で不動の4番を長く務めた割にあまり評価が高くなかった、損なイメージがあります。

原といえば、父親が東海大相模高の監督をしていて、元祖親子鷹です。高校時代、大学時代はまだ私が子供だったので覚えていませんが、ちょうど王貞治元ソフトバンク監督が引退して空いた巨人の4番に、ドラフト1位で入団して収まるという、タイミングのよさもあります。

ただ、原にとって、それが本当に幸せなことだったかどうかはわかりません。理由はONの後の4番打者ということで、V9時代を覚えているファンから常にONと比較されたことです。確かにタイトルも取りましたし、常に30本以上期待できる強打者でしたが、比較相手が世界のホームラン王ではかわいそうになってしまいます。

また、イメージ的にも損をしています。理由は、よく「役立たずの一発」と言われた、大差がついた試合でのソロホームランが多かったことです。実際はチャンスで打っていたらしく、得点圏打率も高いのですが、そういう一発が多かったことで、当時の野球漫画では皮肉の対象にされてしまいました。

炎のストッパーと呼ばれた、今は亡き津田恒美投手(広島)との勝負も忘れられません。その速球を打ちに行った原は、その打席で手の有鈎骨を骨折してしまいます。これで原はバットを深く握って打ちに行くことができなくなり、現役時代の最後は不遇でした。37歳まで現役でしたが、最後は完全燃焼はできなかった過去があります。

ただ、監督としては思い切って新しい戦力を発掘して、若手を次々と育て、FA選手天国というイメージがあった巨人を活性化したことは大いに評価されるべきだと思います。毎年ドラフトでいい選手を入れているのですから、それをどう使うかは監督の手腕で、原監督の巨人は間違いなくいいチームになったと思います。

WBCに関しても、世界大会を不動の4番を置かずに制するという、短期決戦にも強いところを見せています。今となっては、WBCの監督をコミッショナー裁定で原監督に決めたことは正解だったと思います。
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闇は長い(8/29神戸対浦和)

2009-08-30 10:15:20 | 浦和レッズ
昨日の神戸戦が勝てた試合かといえば、残念ながら勝てる内容ではなかったと思います。結果的に3失点していますが、それ以外にも決定的なピンチは数多くあり、もっとボコボコにされてもおかしくはありませんでした。また、攻撃に関しても明るい要素は少ないです。

確かに、神戸のCBに個人技で仕掛けて取ったエスクデロのゴールなどは、戦う気持ちの大切さを示しましたし、高原の同点ゴールも、梅崎がいいクロスを上げて珍しくぴったり合う形が出ました。しかし、それでも浦和は負けました。長い時期勝てないことはどのチームでもあると思いますが、引き分けすらなく全部黒星というのは相当深刻な事態です。

その理由として、思いつくのは「どんなに悪くてもエジミウソンを外せない」選手層の薄い攻撃陣ではないかと思います。高原のシュートのこぼれ球に反応したプレーは、絶好調時ならダイレクトで蹴り込んでいたはずで、彼の状態の悪さは明らかです。基本的に待ちのFWなので、チーム状態が悪いときは思い切って外す決断も必要ではと思います。

それができないのは、どうしてもこれは出てきてしまいますが、開幕前のフィンケ監督の「補強するな」の指示だったと思います。浦和は高崎、小池、永井と3人のFWを放出しています。特に、どこでもできてチームの緊急事態を救ってきた永井が抜けたということに対して、チーム全体の危機感がなかったような気がします。

また、この日のサッカーは、サイドに人数を掛けて突破するいつものフィンケサッカーらしさもなかった気がします。浦和というチームは、中盤の底にゲームメーカーがいないチームですから、左右のサイドハーフはボールを受ける動きを自分からやらないといけません。

この日の浦和の中盤は、梅崎が入って多少は良くなりましたが、前半は特に普通のボックス型という、浦和にとっては良くない形でした。また、これだけチーム状態が悪いのなら、相手にリトリートされる前に、浦和の方がリトリートする手もあるはずですが、浦和守備陣の戻りは遅く、全然リトリートになっていませんでした。

最後の鈴木啓太を下げて堀之内を入れた交代も疑問で、負けているのですから、ファイサルや宇賀神という新しい力に賭ける手はありだったのではと思います。確率は低くても、相手はおそらく知らないでしょうから。
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行ってきました「つばさ」の舞台

2009-08-29 21:43:19 | 埼玉
レッズのことは、明日冷静になってからアップするとして、今日は暑い中川越まで行ってきました。トップの画像は、仙波東照宮の石段で、つばさのオープニングで多部未華子さんがたたずんでいる場所です。今回はロケ地巡りと、観光を徒歩でいろいろやってきたので、久々にいい運動になりました。

最初に向かったのは、ドラマ放送期間のみの開館という、本川越駅前の鏡山酒造跡地の「昭和倉」にある「つばさ」のセットと出演者サインです。

本当に撮影に使ったセットではなく、NHKにあったセットの再現ですが、確かにあの甘玉堂の入り口です。ドラマの序盤で、甘玉堂は川越の蔵造り通りにあったという設定になっていますが、借金を抱えて路地裏の店舗に移転したという設定で、セットが使われるようになります。この甘玉堂は、移転後の方のセットです。

これは出演者のサインで、川越の街を歩くと、これと同じものをお菓子屋さんやお団子屋さんの店先で見つけることになります。今回は、20年ぶりの川越訪問だったので、10代の頃の体力で川越の距離を考えていて、まあ川越の街中なら、新河岸川の外に出ない限り徒歩だけで十分だなと思っていたのが誤算になりました。

早めにうなぎ屋さんで腹ごしらえして、猛暑の中でも水さえこまめに取っていれば大丈夫と、喜多院の観光名所、家光誕生の間や春日局化粧の間(江戸城から移築したもの)を回るまでは快調でした。ただ、このあたりで異変に気付きます。学生時代なら、歩くだけなら20km歩いても休憩なしで行けた体力があったのですが、今は30歳も過ぎ、しかも長い病気明けです。

まあ、休みながら行けば大丈夫と、喜多院の茶店でアイスを食べて多少リフレッシュして、トップ画像の仙波東照宮にも行きます。ここは家康の遺骨が一時置かれた場所らしく、日光街道の脇街道が川越から館林を経て、今で言うところの東武日光線沿いにありました。ここを通って、東照宮に家康は葬られたそうです。

しかし、体力の低下は予想以上でした。川越の郊外、富士見櫓跡地や三芳野神社(下写真)を回って一気に蔵造り通りを目指すつもりでしたが、このあたりでどうしても休まないと辛いという体調になってしまいます。川越市立博物館に喫茶店を見つけて、アイスコーヒーを一杯飲んでようやく回復しましたが、この程度でばてるとはと、これからは体力がないことを前提に動かないといけないと自覚しました。

そのため、ようやくたどり着いた蔵造り通りも、疲れと人の多さにじっくり見ようという気が起きず、いい景色だねという程度の印象にとどまっています。時の鐘は、ドラマでは待ち合わせ場所に指定されていますが、注意していないと通り過ぎてしまうほどわかりにくい場所にありました。地元の人でないと、時の鐘を待ち合わせ場所にはしないだろうと思います。

時の鐘の裏は、神社になっていて、狭いながらも公園があります。ドラマにも登場して、和服姿のつばさが翔太を待つ公園なのですが、ブランコにカップルがいたので、写真には撮れませんでした。

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玉突き移籍(大宮→新潟→G大阪→アルサード)

2009-08-28 18:57:40 | 他チーム
昨日、G大阪のFWレアンドロがカタールのアルサードから高額のオファーを受けて移籍しました。どうやら、中東のビッグクラブにとっては巨額のオイルマネーで引き抜ける日本は草刈り場と思っているのでしょう。

中東はブラジル人に多いキリスト教徒にはイスラムの戒律が結構辛いと聞きますが、Jリーグとは資金力が断然違います。今回のレアンドロの決断は、一円でも多くもらえるところへ行くという一種のプロ意識でしょう。

ただ、去年もシーズン中にバレーを引き抜かれ、後がまのロニーが活躍しなかった苦い過去を持つG大阪は、今年はチーム力を落とさないサプライズを用意していました。新潟から得点ランキング2位のペドロ・ジュニオールの獲得です。

ペドロ・ジュニオールは新潟では欠かせない中心選手ですが、大宮からのレンタルという弱みがありました。借りている立場の新潟は、保有権を持つ大宮が放出に同意すればそれを止められません。(注)新潟は買取オプションを行使しているので、大宮とG大阪だけで決まった話ではありません。新潟も合意した話でしょう。

大宮サイドも、あれだけ新潟で活躍すれば来季は大宮に呼び戻してエースに据えたいとは思っていたと思いますが、G大阪がアルサードから得た違約金は7億円以上という報道です。その中から、一部でも回ってくるなら、大宮にいたときはほとんど戦力になっていない選手の売却益としては十分ということになったのでしょう。

今回の騒動は多くのチームを巻き込みましたが、一番痛いのはチームをペドロ・ジュニオールに合わせて変えていた新潟でしょう。ペドロ・ジュニオールがドリブルでサイドを突破するか、もしくはキープして逆サイドを走らせるかという、新潟の攻撃パターンが両方できなくなってしまいます。

ACL出場権を狙っていたはずの新潟には痛い誤算で、新外国人は既に取っていたようですが、合うかどうかわからないですから苦しいです。ただ、ペドロ・ジュニオールを獲得したG大阪も、そう簡単にはフィットさせられないと思います。

高い位置に張らせて、ワンプレーで仕事をするFWですが、ドリブルの切れがあるのでドリブラーだと勘違いすると、取られてチームの勢いを止めてしまいます。チョ・ジェジンのようなポストプレイヤーと合うかも未知数です。使い方次第ですが、そんなに簡単ではないと思います。
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神戸戦プレビュー

2009-08-27 18:42:15 | 浦和レッズ
今週末、浦和はアウェイで神戸と対戦します。今の浦和は6連敗中で、しかも連敗中の唯一の得点者の闘莉王が出場停止です。しかも、シーズン序盤にエジミウソンと息の合ったプレーを見せていたポンテも出場停止です。

どうしても中盤から前は一枚駒が足りません。個人的にはスピード型の梅崎のFW起用を期待していますが、ポンテ出場停止の状況では梅崎は出てもMFでしょう。また、エジミウソンと誰が合うかという疑問の答えであったポンテの欠場で、ウイングプレイヤーとしては今一つのエジミウソンがサイドに流れ出すとまずいです。

この陣容で、どうやって点を取るのか、少なくとも今季の戦いぶりからは想像がつきません。そのためには想像以上のことを起こす必要があるわけで、特に梅崎はスタメンなら今季最大のチャンスですから、得意のクロスでアシストを期待したいです。

対戦相手の神戸は、今季開始時点のカイオ・ジュニオール監督から2度監督が変わっています。ただ、昨日書いた通り三浦監督は慎重なタイプですから、驚くような起用はしてこないと思います。メンバー的には大久保中心のサッカーをするのではと推測しています。

神戸はなかなか見られない西日本のチームなので、どうしても前回駒場で浦和と対戦した印象が強くなってしまいますが、ボランチの田中英雄はドリブルで攻撃の起点にもなれて、守備力もあっていい選手です。前回はDFで出場していた宮本がボランチにコンバートされ、ボッティがスタメンに復帰するなどの変化がありました。

また、前節のスタメンに古賀誠史の名前がありました。彼の名前を聞くのは久しぶりで、東福岡高校時代からサイドのウイングプレイヤーとして鳴らした選手です。浦和の対面の守備は山田暢久になりますが、山田暢久に悪い癖の諦めの早さが出るとやられる可能性はあります。

ただ、浦和にとっては通算の対戦成績で「お客さん」にしている数少ないチームが神戸です。歴史は繰り返すか、それともアウェイで大分に勝った神戸の勢いが勝つか、力は互角に思います。
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大宮時代の三浦監督

2009-08-26 18:50:14 | 他チーム
浦和が今週末に対戦する神戸は、大宮の監督を長く務めたお馴染みの三浦監督が就任しています。三浦監督といえば、2004年に劇的な連勝でJ1昇格を決めた当時の大宮の監督です。ただ、その采配は手堅いタイプです。

大宮はクラブの方針として3バックの監督とは契約しないらしく、4バック信奉者の三浦監督の考えとは合うチームでした。監督になる前は、現豪州代表監督(当時大宮監督)のピム・ファーベックのアシスタントをしています。ピム監督のサッカーを理解する三浦監督なら、混乱なく新しいチームに移行できると考えたのでしょう。

そんな三浦監督は、一度大宮を昇格目前まで導いています。2001年、パナマ代表FWのバルデスをチームの中心に据えた大宮は、サイドからのクロスをバルデスに合わせるサッカーで、前半戦を首位で折り返します。

しかし、大宮にとっては不運なことに、バルデスはパナマ代表の試合で重傷を負ってしまいます。これで急遽代役に座ったバレーは当時18歳で荷が重く、大宮は一気に失速してしまいます。

ただ、三浦監督のサッカーを支えていたのは、CBのトニーニョだったと思っています。このトニーニョが、高さとパワーのある相手を封じてくれたので、カバーリングタイプのCB奥野の持ち味も出ました。このトニーニョ、奥野のコンビは長く続いた安定したコンビでした。

攻撃は大宮時代はターゲットを一枚置き、その周りに走れるタイプを置く普通のスタイルです。ただ、三浦監督自身が、「このチームはスピード型が多い」と言っています。浦和がリトリートしてからのカウンターに弱いのは全チームにばれていますから、三浦監督も今回は縦に速いサッカーをするかもしれません。

三浦監督も、たまには4-1-4-1のような変化の手を打ってくることもあります。大宮時代は斉藤が1ボランチでしたが、神戸だと金南一がやるかもしれません。ただ、三浦監督は大宮、札幌を昇格させた実績のある監督ですが、シーズンの途中から就任するのは初めての経験です。

選手の陣容は、カイオ・ジュニオール元監督が決めていますから、やりたいサッカーに必要な選手がいない可能性はあります。そんな状況で、大分から勝ち点3を取ったのはさすがです。
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地味な強さ(ミキッチ)

2009-08-25 18:27:53 | 他チーム
Jリーグに、右アウトサイドを専門とする外国人選手が来るのは珍しいことです。鹿島に来たブラジル代表右SBのジョルジーニョも、鹿島ではボランチでした。そんなまれな例が、先日浦和と対戦した広島の右アウトサイドのミキッチです。

広島は駒野の移籍で、J2時代の右アウトサイドは本来真ん中のMFである李漢宰らを使っていました。今季、このポジションに外国人選手を入れて、駒野の穴を埋めようとする考え方は正しいですが、本当にいい選手が来てくれるかは少し疑問もありました。

ミキッチはクロアチアから来た選手ですが、決してテクニシャンではありません。ただ、身体能力が高く、これは無理かなと思われるボールも懸命に追ってくれます。この身体能力を生かして、右サイドでフリーになることも多く、浦和戦の2点目はフリーになっていたミキッチの手柄でしょう。

どうしても外国人選手の獲得には、テクニックが一番最初に目に付くでしょう。しかし、華麗なフェイントで相手を抜くプレーがなくても、ミキッチのようなハードワーカーは少なくともJリーグにおいては貴重な存在です。

以前、G大阪に現役パラグアイ代表のチキアルセという右アウトサイドが加入したことがありました。彼を見るのを楽しみに、駒場のG大阪戦に行きましたが、残念ながら出場停止でした。そのため、自分自身の目では確認していませんが、このレベルの選手が来ればJリーグなら格の違いを見せたと想像しています。

ただ、そんな有名な選手ではなくても、探し方次第でチームに貢献してくれる脇役は見つかるものだということを、ミキッチの活躍は教えてくれます。
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W杯1次リーグの奇跡(1998年フランス大会)

2009-08-24 20:07:12 | ワールドサッカー
日本代表は2連敗で早々と1次リーグ敗退が決まっていたので、それならばと他チームの試合を見ていましたが、私にとって印象的だったのはブラジル対ノルウェーの1次リーグ3戦目です。

この試合の前、ブラジルは既に2連勝で1位通過を決めていて、残り一つの枠を勝ち点2のノルウェー、勝ち点1のモロッコ、スコットランドが争う展開でした。一見、勝ち点でリードしているノルウェー有利に見えますが、最終戦の相手はブラジルでした。

たとえ、ノルウェーがブラジルと引き分けることができても、勝ち点は3で、スコットランド対モロッコの試合の決着がつけば勝者が勝ち点4になり、ノルウェーは敗退です。ノルウェーにとっては、決勝トーナメントに確実に出るためにはブラジルに勝たないといけない崖っ縁でした。

前回のアメリカW杯はグループ2位までは確実に通過で、3位の中の上位4チームが通過でした。それが、このときのフランスW杯から出場チームが32チームに増えて、1次リーグの3位は敗退と厳しくなりました。

そのため、このときのノルウェーは相当心理的には追い詰められていたと想像できます。前回チャンピオンのブラジルに勝たないといけないというのは、無理なのではと思える条件でした。

しかも、同時刻キックオフだったこの2試合の展開は、徹底的にノルウェーに不利に流れました。モロッコ対スコットランドは、早々とモロッコが先制して、2点リードのこの試合の引き分けは考えられなくなりました。

しかも、ノルウェーもブラジルに先制点を取られます。ノルウェーは、もうこの試合を逆転するしか決勝トーナメントの望みはなくなりました。そこで、ノルウェーの取った策は、長身FWを二人並べるパワープレーでした。

このパワープレーから1点を返したノルウェーですが、そのままでは敗退です。そんな終了間際、ブラジルDFがエリア内でファウルを取られPKになります。このPKをノルウェーが決めて見事逆転勝利を収め、ノルウェーが決勝トーナメントに進出します。

驚いたのはスコットランドに3-0で勝っていたモロッコです。監督はまさかブラジルが負けるなんて、一万回に一回のことだと悔しがりましたが、こんなことが起きるのもW杯です。
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日米通算2000本安打(松井稼頭央)

2009-08-23 14:38:27 | 他スポーツ
浦和敗戦のため、浦和の選手を取り上げるネタはできず、今回は野球ネタで失礼します。現ヒューストン・アストロズの松井稼頭央選手が、日米通算2000本安打を達成しました。あと1本に迫ってから3試合足踏みしたこともあり、名球界ブレザーを渡す予定だったかつての師、東尾修氏を待たせてしまいましたが、何はともあれ達成したことには祝福したいです。

松井は、高校は名門のPL学園の出身ですが、自身が主力選手だったときは甲子園には出ていません。ドラフトの順位も3位で全国的に有名な選手ではなく、高校時代は投手でしたが、西武は野手として育てるつもりで獲得しています。松井の場合、優れている点は身体能力の高さと、それを維持する筋力トレーニングです。

松井は、遊びで球速を測定したところ、ストレートなら147km出たそうです。深い位置から速いボールを送る必要のある遊撃手には最も向いている資質で、西武時代は守備の名手という評価で固まっていました。また、打撃に関しても、松井の努力は今でも語り草です。松井の入団二年目、前半で早々と優勝の可能性の消えた西武は、後半戦の遊撃手をベテランの田辺から松井に代えます。

それだけでも大きな期待でしたが、このときの打率は2割5分、ホームラン1本とレギュラーを即決できる成績ではありませんでした。ただ、このときの成績を分析した当時の東尾監督は、右投手相手の打率が一割台ということに気付きます。それなら、スイッチヒッターにして、左打席にして足で内野安打を稼げば、一割台よりは打率が高くなるだろうという決断でした。

それに応えた松井も大したものです。それまで、日本のスイッチヒッターは、足でヒットを稼ぐ「走り打ち」タイプが多かったのですが、松井は積極的に打って出て、左打席のスイングスピードが右打席とほとんど変わらないレベルに向上させました。ただ、やはりメジャー挑戦はさすがの松井でも大変だったようです。

日本では3割30本のバッターだった松井も、メジャーでは下位打線を打つことも多く、守備も遊撃手としては今一つという評価になり、今は二塁を守っています。やはり、即解雇の可能性すらあるメジャーに行くということは、危険な賭けですが、それでも一度はレベルの高いところでやりたいものなのでしょう。2000本安打が内野安打だったところが、彼らしいですが。
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