Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

よく帰ってきた(関根貴大)

2019-07-31 22:52:57 | 浦和レッズ
今日の鹿島戦は1-1の引き分けでした。ゲームレポートは仕事の関係で見られなかった最初の20分ほどを見てからにしますが、この試合も元気に左アウトサイドでスタメン出場した、浦和MF関根貴大選手の話題にします。関根は埼玉県鶴ヶ島市の出身で、ユースから昇格した選手ですが、ユース時代はそれほどの注目は集めていませんでした。

関根がスターダムにのし上がったのは、2014年に浦和が無観客試合になった清水戦がきっかけです。このルーキーの年、関根はキャンプでアピールしており練習試合でゴールを決めており、次の時代の才能と期待を集めるようになっていました。この無観客試合で、関根は右アウトサイドで先発出場し、本人曰く「無観客試合だったので練習試合の感覚でできた」と大きくアピールすることになります。

それまでの浦和の右アウトサイドはベテランの平川でした。体力レベルが高く何度でも上下動できる平川は、関根にとって大きな壁でしたが、当時の関根はスタミナに課題こそあったものの1対1で相手を抜けるという強みを発揮できるようになり、ついに平川からポジションを奪うことに成功します。

もっとも、その体力面はチャンピオンシップのガンバ大阪戦で足がつって動けなくなる痛恨の失敗に表れることになります。本人も努力して体力レベルを上げ、2017年の夏にドイツ2部のインゴルシュタットからオファーを受けて海外挑戦を選ぶことになります。もちろん、2部ですから代表入りなどのアピールにはなりませんが、人生一度はやってみたい挑戦だったのでしょう。

しかし、インゴルシュタットではほとんど試合に絡めず、翌シーズンはベルギー1部シントトロイデンにレンタル移籍して活躍の場を移します。もっとも、欧州では関根が得意にしている、3バックのアウトサイドというポジションがなく、4バックの攻撃的MFを狙うしかないです。それも一つの壁となり、インゴルシュタットが3部に降格したこともあって関根は浦和に戻る道を選びます。

久しぶりに関根の映像を見ましたが、筋肉もついて球際も強くなっていました。海外でもまれた強さもあったのでしょう。大槻監督はユース時代に指導を受けたこともあり、やり方もわかっているはずです。浦和で活躍して、海外挑戦が無駄でなかったと、是非とも証明して欲しいものです。
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ベルギーサッカーの躍進

2019-07-30 22:31:17 | ワールドサッカー
ワールドサッカーネタは、デブルイネについて書こうとしましたが、彼一人について書けるほどのネタは持っていないので、彼の母国ベルギー代表の躍進について書きます。ご存知の通り、今のベルギー代表は上り調子のチームで、2014年ブラジルW杯でベスト8、2018年ロシアW杯で3位と世界でも名が知られる強豪です。

ベルギーは1998年、2002年とW杯に出ましたが、その後一時低迷期が続きます。W杯に出られない時期が続いたベルギーは若手育成に力を入れ、人種宗教など一切関係ない強化の方針を打ち出します。その成果が出たのが2013年頃で、プレミアリーグにアザール(当時チェルシー)、コンパニー(当時シティ)、ルカク(当時エバートン)などの若手を送り込むことに成功します。

特にアザールとルカクはベルギー代表で中心選手となる活躍を見せ、ブラジルW杯での8強躍進に大きく貢献しました。当時、アザールのドリブルは磁石で張り付いたようと言われ、細かいタッチで抜いていくドリブルは芸術品でした。そんな彼らが「1期生」とすれば、その後プレミアリーグに進出してきたデブルイネ、フェライニなどは「2期生」と言える存在です。

もっとも、デブルイネの場合、シティ加入時の移籍金は103億円という巨額契約でした。当時のシティでは活躍してもらわなければ困る存在でしたが、すぐにボランチの一角に定着します。もっとも、デブルイネの良さはボランチでありながら鋭いドリブルを持っていることです。スピードあるカウンターで威力を発揮するタイプで、有名なのはW杯の日本戦で決めたロスタイムの高速カウンターです。

ドリブルだけでなくパスを出してもレベルが高く、こういう選手が後ろから上がってくるのは相手にとって嫌でしょうが、シティのグアルディオラ監督は戦術を4-3-3に変えて、デブルイネを一列前の攻撃的な位置で起用してきました。ここに置くことで守備の負担が減り、デブルイネの持っている攻撃力を前で生かせるようになってきます。

ボランチでもプレー可能ですがアンカータイプではないので、守備の負担が重くなったときにどうかという懸念はありますが、それでもデブルイネの活躍がベルギー代表を3位に押し上げたのは間違いないです。W杯の3位は、組み合わせによる幸運なども時にありますが、ベルギーの場合は実力通りの3位だったと思います。





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足で稼いだ勝利(木村文紀)

2019-07-29 22:24:05 | 他スポーツ
昨日の西武ライオンズは、抑えの増田達至が3ラン本塁打を浴びて同点にされるという苦しい展開でした。10回表をヒースが無失点で切り抜けると、10回の裏に安打で出塁した木村文紀が、秋山翔吾の遊ゴロを相手が弾いて外野に転がる間に一塁から長駆ホームインしてサヨナラ勝ちを収めました。今日はその木村文紀のネタです。

木村文紀は埼玉栄高校では投手で、ライオンズには高校生ドラフトの1巡目に投手として入団します。150kmが出る右腕として、当時監督だった渡辺久信氏が現役時代につけていた41番をつけるなど期待されましたが、投手としては一軍では活躍できずに野手に転向することになります。野手としては俊足で強肩という、外野手向きの特徴を持っているのが強みでした。

しかし、木村文紀がなかなかポジション獲得には至らなかったのは、三振が多いという欠点故でした。9番打者で出ることの多い木村にとって、つないで欲しい場面が多いですが、そういう場面での三振はイメージが悪く、チャンスで回ると代打を出される選手でした。100試合に出て10本塁打を打ったシーズンもあり、パワーはありますが打率を残せない選手でした。

今季は浅村のFA移籍でポジションが一つ空くという、木村にとっては最後になるかもしれないチャンスでした。外崎が二塁手と右翼手の両方を準備しており、二塁手の山野辺と右翼手の木村がポジションを争った結果、一軍に残ったのは木村でした。今季は一度も二軍に落とされていない信頼を、辻監督から勝ち取っています。

それでも、木村は打率が2割2分台なので、チャンスで回ると代打を出される立場です。若手にチャンスを与えようとベンチに置かれる試合もありますが、昨日の試合は4安打と打つ方で結果を出していたことが決勝のホームインにつながりました。辻監督が、打てる選手より走れて守れる選手を重用する采配も追い風になっています。

守備は申し分ないので、やはり今後は打って欲しいです。9番木村からの打順が好打順と言われるように、塁に出て1番秋山翔吾とのつながりで点が取れるように期待しています。
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グアルディオラ監督

2019-07-29 22:00:38 | ワールドサッカー
マンチェスターシティという、ワールドサッカーを語るには絶好の写真ネタがやってきたので、マニアックですがワールドサッカーネタから、シティを率いる世界の名将グアルディオラ監督のネタです。彼は現役時代はバルサのボランチで、後ろから正確なパスを狙う選手でした。選手時代、のちにライバル監督になるモウリーニョがロブソン監督の通訳で、通訳のモウリーニョの言葉を聞いていたという浅からぬ関係があります。

現役時代の最後はイタリアのブレシアに移籍します。その決断の理由が「将来指導者になったときのため」で、イタリアのサッカーを知っておくことが役に立つと思ったのでしょう。監督としてはバルサでキャリアをスタートさせます。名将だったライカールトの後任でしたが、バルサに4-3-3のシステムを整備し、FWのメッシに、シャビ、イニエスタ、ブスケッツの3枚のMFで黄金時代を作りました。

グアルディオラ時代のバルサは思い切って前に行っていいスタイルで、ブスケッツを残してシャビもイニエスタもFWを追い越して攻撃に絡む流動性を見せました。バルサの4-3-3を、そのままスペイン代表の戦術にしたデルボスケ監督は、2010年南アフリカW杯で優勝を飾ります。もちろん、シャビもイニエスタもそのままスペイン代表の中心選手でした。

その後、バルサの監督退任後は、1年だけ休養を取っていました。その理由が、その後監督になるバイエルンのためにドイツ語を習得するという、真面目なエピソードを見せます。バイエルンの監督就任初日から、いきなりドイツ語で話をされたので、選手が逆に驚いたほどでした。バイエルンでは、戦術を4-1-4-1に変え、攻撃的MFのシュバインシュタイガーをアンカーで起用する積極策を見せてまたも黄金時代を作ります。

さらに驚いたのは、2014年ブラジルW杯で優勝したドイツ代表のレーブ監督も、グアルディオラの4-1-4-1をそのままドイツ代表の戦術にしたことです。バイエルンから7人がドイツ代表に入り、ラームやボアテングなどをW杯優勝メンバーにしました。またも、グアルディオラはW杯の優勝に間接的にかかわった監督ということになります。

今回のマンチェスターシティも、攻撃的なスタイルはそのままです。今はイングランドのチームは多国籍軍なので、間接的にW杯優勝には絡みませんが、それでもシティでもバルサ時代と同じ4-3-3で、積極的に前に行くサッカーをしていました。どこへ行っても名将という意味では、世界一の監督ではと思います。



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鹿島戦プレビュー

2019-07-28 22:11:45 | 浦和レッズ
浦和は今度の水曜日、ホーム埼玉スタジアムで鹿島アントラーズと対戦します。浦和の前節の磐田戦が内容の良い勝利で、その前からのプレスが鹿島相手にどこまで通用するかが楽しみな試合です。また、ベルギーリーグから復帰の関根のコンディションが予想以上に良く、Jリーグにいたときのいい状態の彼にだいぶ戻ってきているのも楽しみです。

対戦相手の鹿島は、夏の移籍市場でMF安部をバルセロナに、FW鈴木優磨をベルギーリーグに、さらにDF安西もポルトガルリーグへと引き抜かれて戦力ダウンしています。もちろん、ACLを想定して選手層を厚くしており、安西の抜けた左SBには小池という新戦力が台頭していますが、どこまで彼らの穴を埋め切れているかは未知数です。

鹿島といえば、海外に選手が流出しても選手を育ててきっちり穴を埋めてきた印象もありますが、さすがの鹿島といえど選手層は無限ではなく、CBの主力選手である植田と昌子が両方いなくなったのは相当痛かったはずです。今回は、チームの総合力の勝負となる一戦です。

浦和も、MF山田直輝、FWナバウト、MF茂木が抜けていますが、彼らはほとんど試合に絡んでおらず影響はさほどではないと思います。もちろん、浦和サイドとしてはルヴァン杯や天皇杯などでサブ組を使う機会はあるので、彼らが抜けた補充には動く必要があると思います。

J2から上がったばかりの相手には効くこともある埼スタのサポーターの声援ですが、鹿島という相手にはそれが効かないということは覚悟して臨まないといけません。今でも、2016年のチャンピオンシップで敗れた悔しさは残っており、これから鹿島に勝って記憶を塗り替えたいという思いです。
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マンC戦マニアック分析

2019-07-28 17:02:11 | ワールドサッカー
今回のシティで感じたのは「皆スピードがある」という印象です。ジェズズやアグエロがいるときは多少イメージが違うのかもしれませんが、それでも後ろから長いスルーパスを出してGKが届くかどうかギリギリのところを狙うという姿勢は一貫していました。ベルギー代表で日本を破った長いカウンターで知られるデブルイネはもちろんですが、シティの場合GKブラボからでも速攻ができます。

事実、デブルイネの先制点はGKからのロングフィードから、ベルナルド・シウバが出したパスからのものです。横浜FM守備陣は普段からこういう攻めを相手に受けていることもあって、GK朴を中心に前に出て防ぎますが、サネの突破に朴がファウルして警告をもらう危ない場面もありました。親善試合だから大目に見てもらいましたが、リーグ戦なら一発退場もあるかもしれません。

そんな、どこからでも繰り出せるシティの速攻と、ポゼッションしたい横浜FMの攻防はスピード感があって見応えがありましたが、均衡はデブルイネのスルーパスから破れました。これに走り込んだスターリングがGKと1対1になり、落ち着いてファーサイドに蹴り込んで2-1とリードを奪って前半を折り返すことになります。

後半、シティがどこまでベストに近いメンバーを維持してくるかは注目でしたが、後半の頭14分まではスタメンで戦ってくれました。サイドに回してもSBのジンチェンコやウォーカーのクロスもあり、珍しい「シルバのヘディング」なども見られた楽しめた時間ですが、さすがに14分、サネとシルバを下げてフォーデンとギュンドアンを入れてきます。

このメンバーになると、途中出場で元気なフォーデンが走り屋になり、これまでのシティらしいオフサイドラインギリギリの攻防が見られることになります。もっとも、やはりこれは親善試合ということもあって、後半29分にデブルイネ、ウォーカー、ジンチェンコを下げてサブ組を出してくると、シティも横浜FMも誰が出ているかわからなくなってきます。

その最後の15分はちょっともどかしい思いで見ていましたが、それでもベストメンバーのシティがどんなチームかは表れていました。プレミアリーグのレベルの高さを、日本のファンにアピールした、いい試合だったように思えます。





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見たことのないレベル(7/27横浜FM対マンC)

2019-07-28 15:33:05 | ワールドサッカー
昨日は、どうしてもマンチェスターシティ(以下シティ)が見たかったので、日産スタジアムまで出かけていました。プレミアリーグ優勝のシティの強さの秘密が見られればと期待して見ていましたが、開幕2週間前と最終調整の時期なので、シティも可能な限りベストに近いメンバーを出してチームとしての熟成を図ってきました。

それでも、この日のシティはCFタイプのアグエロ(アルゼンチン代表)とジェズズ(ブラジル代表)が南米選手権の疲労を考慮されて来日メンバーから外れていました。そのため、CFタイプ不在のシティは本来左ウイングのスターリングをCFで起用してきました。空いた左ウイングにはドイツ代表のサネを起用してきました。

シティの強さですが、おそらく横浜FMのビデオを見ていた様子です。後ろからつないで攻める横浜FMのGK、朴一圭のフィードに狙いを定めており、取ってからの速攻を狙ってきました。シティというチームが、アンカーのルドリ1枚を残して4-3-3のFW3枚,MF2枚の最大5枚で前にかかる攻めが可能という攻撃的なチームなので、こういうJリーグでは考えられないような攻撃が可能なのでしょう。

それでも、横浜FMもよく戦ったと思います。最初はシティの圧力の前にほとんどボールを前に入れられませんでしたが、前がかりなシティはサイドにスペースが空くことがあるので、そこを長いパスで遠藤渓太や仲川輝人を走らせてチャンスを作りました。シティのCB2枚が中央で跳ね返してピンチは防いだものの、横浜FMもシティ相手に攻めるという姿勢は伝わってきました。

また、シティで印象的だったのは、MFデブルイネからの速攻でした。長いパスからサネやスターリングを走らせる攻撃も可能ですし、自分でドリブルで上がってラストパスが出せる位置まで上がることも可能です。観客の反応ではデブルイネが一番人気だった様子で、事実前半18分にゴールを決めて満員の観客にアピールします。

攻める横浜FMに、鋭い速攻のシティの構図で進む試合でしたが、横浜FMが1点を返して試合は面白くなりました。右サイドの仲川からの崩しで仲川が放ったシュートから、こぼれたところを遠藤渓太が押し込んで、試合は予想しなかった1-1というタイスコアになります。

その後の展開はマニアック分析で補足します。


カイル・ウォーカーです。


グアルディオラ監督








サネ。


サネその2


スターリング


ダビド・シルバ


ダビド・シルバその2


ダビド・シルバその3


ダビド・シルバその4


デブルイネ








ベルナルド・シウバ
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アンドリュー・ナバウト、豪州移籍

2019-07-26 22:39:43 | 浦和レッズ
浦和関連の移籍情報では、写真のアンドリュー・ナバウト選手の豪州メルボルンへの移籍も発表になっていました。豪州のニューカッスル・ジェッツから加入し、1年ほど浦和でプレーしましたが、肩の脱臼が癖になっているようで浦和在籍中は怪我との戦いでした。その間に、豪州代表入りしてW杯ロシア大会でもプレーしたので、おそらく豪州本国では評価が高いFWだと思います。

ナバウトといえば思いつくのは運動量の多さです。最初から相手DFにプレスに行けと指示を出しても、しっかりと追ってくれます。苦しいときに投入して、前から圧力をかけてつながせないために使われることもありました。もっとも、運動量は多いもののスピードは今一つで、裏へ出して相手DFとの競走を挑ませるとあまり勝てない印象はありました。

豪州Aリーグで12得点を挙げるなど、得点力は高くFW、MF両方でプレー可能という前評判で来日してきましたが、浦和でのゴールはホームで行われた湘南戦の1点だけにとどまりました。このゴールがスペースに出てうまく流し込んだもので、こういう形をもっと作ってあげたかったという残念な思いはあります。

もっとも、彼にも一度だけレッズで役割を得られると期待された時期はありました。それは去年5月のアウェイ川崎戦です。この試合で、シャドーで起用された彼が相手DFを追い回す役割をしっかり果たし、1トップの興梠に横からボールを入れるというオリベイラ監督の狙いを実現させかけました。しかし、その試合で残念なことに、相手GKチョン・ソンリョンと激突して負傷し離脱を余儀なくされ、彼が浦和の中心選手になる道は断たれてしまいました。

今年に入ってからはすっかりBチームが定位置になっていたので、まだ26歳と若いので母国に帰還して再度出直すという考えが出るのも当然でしょう。大原でのファンサービスは一番だったと聞くので、人間性は良さそうなので、豪州での活躍を願っています。

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山田直輝、湘南レンタル移籍

2019-07-25 22:51:40 | 浦和レッズ
昨日のサッカーニュースでは、浦和MF山田直輝選手の湘南ベルマーレへのレンタル移籍がありました。山田直輝にとって、湘南は一度レンタルされたことのある古巣で、一時は背番号8をもらうなど活躍した、縁起の良いチームです。29歳とベテランとも呼べる年齢になってきた彼にとって、浦和で試合に出られないよりは良い決断でしょう。

山田直輝は浦和ユースから昇格した、小学生時代は地元の北浦和サッカースポーツ少年団でプレーした選手です。父親が当時日本リーグのマツダに所属していた二世選手ですが、父親が現役時代にポジション争いなどを気にして苦しんだので、息子である直輝には楽しんでプレーするように教育したと聞きます。

山田直輝といえば、168cmと上背こそない選手ですが、その運動量とポジショニングのセンスは最高でした。彼がユースから昇格した2009年はフィンケ監督の時代で、ここに行けばボールが良く回るというポジションに正確に陣取ってパスを回す、新しいタイプの天才出現を感じました。事実、当時の日本代表岡田監督の目に留まり代表入りもしています。

しかし、山田直輝は怪我で苦しんだ選手です。すねの骨を折って離脱すると、また同じ箇所を骨折してしまい、長い停滞を余儀なくされます。シャドー向きの選手なので、2シャドーを置くミシャ時代は期待しましたが、思うように出場機会を得られず2015年に湘南に一度目のレンタル移籍をすることになります。

彼の運動量は、湘南という走れるチームには向いていると思います。浦和では不遇でしたが、また同じチームに移籍するのも何かの縁と感じて、残りのサッカー人生を良いものにしてほしいです。
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力で持って行く(メヒア)

2019-07-25 22:31:50 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズはビジターの楽天生命パークで、写真のメヒアのソロ本塁打を含む10安打5点の攻めで楽天に勝利しました。今日はそのメヒアを取り上げます。メヒアは今季は打率1割台と低迷が続き、スタメンDHのチャンスは少ないですが、今日は3安打1本塁打と申し分ない活躍でした。

メヒアはアメリカではメジャーリーグの経験はなく、3Aが最高だった選手です。そんな選手がなぜ西武のスカウトに引っかかったといえば、彼のプレーを観察する限りでは、変化球が打てるからだと感じます。特に、相手が投げ損なった高めのカーブやスライダーをカモにしており、今日の本塁打も高めの変化球でした。入団した2014年は、途中入団で史上初となる本塁打王(34本)を受賞しています。

彼は198cm118kgという、力士並みの巨体を誇ります。彼の本塁打はほとんどがレフト方向に力で持って行くもので、多少詰まっても強引にスタンドに持って行けます。腕力の強さは日本人には真似できないもので、相手投手としては詰まらせたつもりの当たりでも、スタンドインということはよくある打者です。

しかし、一塁手のポジションを山川穂高に奪われた彼は、DHで出場機会を求めるしかなくなりました。今季はDHのライバル栗山が開幕から当たっており、メヒアはほとんどの試合でベンチに置かれる苦しいスタートでした。たまにDHで出ても打率を残せず、ほとんどの出番が代打と、彼にとっては苦しいシーズンです。

今は栗山の打撃の調子が上がっていないのでチャンスです。今日の3安打で、おそらく次の試合も使ってもらえるでしょう。そこでどういう結果を残すか、上位進出のためには彼の打撃が不可欠なので期待しています。
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