Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

G大阪戦プレビュー

2022-06-30 22:30:55 | 浦和レッズ
浦和は今度の土曜日、アウェイのパナソニックスタジアム吹田で、ガンバ大阪と対戦します。G大阪は今季は大分で実績を残した片野坂監督を呼んでいますが、ここまで5勝5分8敗で勝ち点20の12位と低迷しています。データを見ると20得点23失点と、得点数は1試合平均1点を超えているものの、失点がそれ以上に多いことでこの順位になっています。

もっとも、コロナ禍で延期になっていた広島戦を2-0と勝利しており、嫌な流れを一旦は切ることに成功しています。浦和戦はその試合から中2日と厳しい条件の試合ですが、チームの雰囲気は良くなっているでしょう。チーム得点王はMF小野瀬、ダワンの3得点です。FW陣は軒並み不振で、パトリックは15試合出場で1得点、宇佐美は3試合出場で無得点と苦しんでいます。

浦和は、引き分けが濃厚だった前節のアウェイ神戸戦で、終了間際のモーベルグのFKで劇的な勝利を収めています。こういう、引き分けが濃厚な試合を勝つ効果は大きく、まだ降格圏の16位湘南との勝ち点差は2で安心はできませんが、次を勝つことで勝ち数と負け数が並びます。前節、効果が大きかったのは右SB酒井宏樹の途中出場で、まだトップコンディションではないものの右サイドから崩す形ができています。

もちろん、勝ち越せばほぼ降格はないので、まずは勝ち数が負け数を上回るところに持っていくことで先が見えてきます。このG大阪戦はアウェイではあるものの、相手の順位を考えると勝っておきたい試合になります。守備が18試合16失点と1試合平均1点以下なので、やはりこの試合のカギを握るのは攻撃陣です。もっとも、前節負傷交代したユンカーの出場はおそらくないでしょう。

そのため、どうしても1トップにウイングの選手が出る状況は変わりません。FWで明本や松尾が出ることになるでしょうが、彼らが得意とするスピードを生かせるような形を作りたいところです。なかなか、セットプレー以外で点が取れていない浦和ですが、大久保の個人技や関根のスピードなど、MF陣が個性を生かしてサポートしたいです。
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EH500系電気機関車「金太郎」

2022-06-29 22:31:51 | 雑記
地元さいたま市を走っていた、貨物列車を牽引する電気機関車EH500系「金太郎」です。この線では、昔懐かしいEF65やEF66なども見かけますが、今は世代交代して桃太郎や金太郎が主力になっています。通過する列車の写真はよく失敗しますが、この列車がたまたまゆっくり走っていたので、私のコンパクトデジカメでもうまく撮ることができました。
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浦和レッズ、FWリンセン獲得

2022-06-28 23:06:35 | 浦和レッズ
昨日、浦和レッズは新外国人選手として、オランダリーグのフェイエノールトからFWリンセン選手を完全移籍で獲得すると発表していました。今季の浦和は10位と期待した位置ではないですが、原因として本職のFWが実質ユンカー一人で、しかもそのユンカーが負傷がちというチーム事情があります。今回のリンセン獲得は、どうしても必要な補強でした。

体型は170cm/64kgとスピード型と思われます。カウンターに強いタイプか、田中達也のように瞬間的に相手を外すタイプかは、今後埼玉スタジアムに来た際に見極めたいと思います。これまでのキャリアはすべてオランダ国内で、VVVフェンロ、フローニンゲン、フィテッセなど日本でも知られているチームにも在籍していました。その中では、前所属のフェイエノールトは最強チームと上り坂のキャリアです。

もっとも、出場試合数、得点数などのデータはオフィシャルHPでは公開されておらず、31歳の今どれだけ試合に出場しているかは不明です。本人に海外志向があったことが今回の移籍の理由で、同じオランダ人のシャルクから聞いた可能性があります。今後はメディカルチェックを経て、問題がないようなら契約という流れになります。

オランダリーグのシーズンは終わったばかりで、コンディション的にはある程度仕上がっているでしょう。もっとも、この時期は本来はオフの時期で、休みを取れず疲れがたまっている可能性も考えられます。使うとすれば即スタメン候補になりますが、どういうコンディションなのかは、プレーを見てみないと何とも言えません。

期待はもちろん、クロスを合わせる役割です。これまで、FWにウイングの選手が入ったことで、相手DFに消された試合も多く見られました。リンセンが入ることで、DFラインの裏でボールを受けることができれば、また攻めの形が増えます。コンビネーションは合っていないため、最初は苦労するかもしれませんが、そのスピードには期待したいです。
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山川穂高、プロ通算200号本塁打

2022-06-27 21:46:00 | 他スポーツ
昨日の西武ライオンズは、写真の4番山川穂高選手の2本塁打で得た2点を守り切って、楽天に2-0で勝利しました。この本塁打で、山川は日本人最速の試合数での200号達成となりました。本人はインタビューで「本塁打しか狙っていない」と、本塁打にはこだわりがあることを語っています。もちろん、山川といえど最初からスター選手ではなく、新人当時は二軍で過ごす日々でした。

二軍ではその明るい性格で盛り上げ役でしたが、打つだけでは使ってもらえないと感じて、守備や走塁の練習を意欲的にこなしたことが効いてきます。彼のブレイクになった2017年、一塁手としての守備も評価されて、メヒアから一塁手のポジションを奪って主力選手の仲間入りを果たします。彼の売りである本塁打も、シーズン途中から一軍に上がった選手としては異例の23本塁打をマークします。

翌2018年から「4番一塁手」に定着し、47本塁打を放って本塁打王のタイトルを取ります。MVPにも選ばれて、西武ライオンズの10年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献して1億円プレーヤーになります。山川といえば、西武ドームの近くに家を買い、試合後にも熱心に居残り練習をする真面目な一面も持っており、その努力は翌2019年にも本塁打王と結果につながります。

もっとも、彼の本塁打を狙う打撃は、時に大きく崩されて無様な空振り三振を喫することもあります。彼の状態を見るには、本塁打が出る出ないというわかりやすいところ以外にも、低めの落ちる変化球を見極められるかどうかでもわかります。また、その100kgを超える体重故に、走塁で足を痛めることもあり、2020年、2021年と2年続けて24本塁打と彼にしては少ない数字に終わります。

今年はどうやら完全に自分の打撃を取り戻したようです。昨季、終盤に本塁打が2本ほど出たことがきっかけだったようで、彼の本来の打撃である力でレフトスタンドに持っていく打撃ができています。特に、相手投手が投げ損なった高めの変化球をカモにしており、日本人にはあまりいないタイプのパワーヒッターです。

今は、西武ドームに行く私のようなファンは、山川の「どすこい」パフォーマンスを期待してスタジアムに向かっています。今季は12球団全ての球場で「どすこい」を達成しており、これから彼がどうやって本塁打を量産していくか楽しみです。チームメイトの中村剛也選手のように、長く活躍できるようになって欲しいですね。
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流れを変えたFK(6/26神戸対浦和)

2022-06-26 21:52:48 | 浦和レッズ
今日の浦和のアウェイ神戸戦は、1-0で浦和の勝利に終わりました。0-0が長く続き、引き分けというシナリオも頭をよぎりましたが、90分にモーベルグが蹴ったFKが直接ゴールになって、この接戦を制しました。モーベルグのFKは、この日は冴えている様子で、その前にもGK前川のファインセーブに止められたものの良い位置に蹴っていました。そのFKよりちょっと厳しい位置に蹴ればと、本人の感覚もあったのでしょう。

もっとも、この試合は下位同士の対戦とは思えないほど、見ごたえのある試合でした。立ち上がりに相手DFのトラップミスにFWユンカーが詰めてシュートしますが、惜しくもポストに弾かれました。このプレーで無理に相手DFを追ったためか、ユンカーはわずか5分で松尾と交代してピッチを去ることになります。これで、前回のゲームでも課題になった「ウイングの選手(明本)が1トップをする」という状況に追い込まれます。

神戸も明確なゲームプランを持って入ってきました。左ウイングの汰木を使ってサイドに拠点を作り、クロス主体で攻めるものでした。神戸はFW大迫勇也に合わせたいようでしたが、浦和のCBが粘って何とか逃れます。どうしても、浦和の右SBの宮本は新人ということもあって、神戸に狙われるのはある程度仕方ないところはあります。

しかし、この右SBに、後半頭で宮本に代わって現役日本代表の酒井宏樹が出場してきて試合の流れが変わることになります。酒井宏樹の場合は個人技を持っておりCB並みのフィジカルもあるというSBなので、このサイドで効いていた汰木が守備に追われて押し込まれてしまいます。神戸が、汰木を下げて郷家を入れた交代はそれが理由でした。

また、VARもこのゲームを波乱含みにしました。前半、浦和の左SB大畑を、FW武藤嘉紀が無理に追いすぎて相手のすねを蹴る反則となり、これが退場に値するかどうかで中断しました。結果的には判定はイエローカードとなり、武藤としては助かった判定になりましたが、これで武藤は無理に相手DFを追えないと少し強度を落とすことになります。

最後はFKが勝負を分けることになりました。この勝利は浦和にとって大きく、順位も10位に上がり、あと一つ勝てば勝ち数と負け数が並ぶことになります。もし、浦和が今季比較的楽に残留を決めることができれば、このFKがターニングポイントだっただろうと、あとで振り返ることになるのではと、印象的なFKでした。
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神戸戦プレビュー

2022-06-25 22:54:43 | 浦和レッズ
明日、浦和はアウェイのノエビアスタジアム神戸で、ヴィッセル神戸と対戦します。神戸は2勝5分10敗の成績で18位と最下位です。15得点25失点のデータを見る限りでは、1試合平均1点近く取れている攻撃力は十分ではないもののまあまあですが、失点数が1試合平均2点に迫っており、それが課題と考えられます。守備を軸にチームを作る、ロティーナ新監督になってそれが改善しているでしょうか。

神戸のチーム得点王はFW武藤嘉紀の3得点です。この元日本代表にとって、この点数は満足いく結果ではないでしょう。FW大迫勇也も1得点、FWボージャンは無得点と、豪華補強をしながらそれが得点に結びついていません。もっとも、このチームには何と言ってもワールドクラスのMFイニエスタがいます。彼に前を向いて仕事をされてしまうと、前回の浦和との対戦で槙野のゴールをアシストしたように、結果につながってしまいます。

浦和は、名古屋戦でセットプレーのオプションで相手を出し抜くことができました。もっとも、その手は覚えられてしまうと何度もは使えない手なので、天皇杯でJ2群馬に敗れているところを見ると、チーム状態の改善はまだまだでしょう。浦和はどうしても、1トップを本職とするユンカーが離脱しているので、本来ウイングの明本や松尾をFWに置かざるを得ないチーム事情があります。

天皇杯群馬戦では、名古屋戦からスタメンを一人も入れ替えなかったという、ロドリゲス監督のミスがありました。中3日で疲れているというマイナス面が出てしまい苦戦の原因になりました。今回の神戸戦では何人かは入れ替えてくると予想します。イニエスタ対策で、守備の強いボランチの柴戸を起用して、守ってからの速攻も狙いの一つかもしれません。

もっとも、名古屋戦を勝っておいたことで、リーグ戦では少し希望が出てきました。あと2連勝すれば中位グループに入れるので、この神戸戦はどうしても勝ちたいです。まずは、残留争いを抜け出すために、ここでの勝ち点3をきっかけにして、上位浮上を目指したいところです。
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組長の前に沈む(6/22天皇杯浦和対群馬)

2022-06-24 22:47:19 | 浦和レッズ
自宅のインターネットの不調で更新が遅くなりました。水曜日の天皇杯3回戦、浦和対群馬戦は、0-1でJ2群馬の勝利という番狂わせが起きました。群馬を率いる写真の大槻監督は、浦和の弱点とも言える、1トップに本来ウイングの明本が入っているところが狙いでした。ユンカーが離脱している今は、FWを専門とする選手がいないので、どうしてもウイングの選手がFWをやることになります。

群馬の策は、4-4-2で後ろ2ラインを低い位置に引いて、バイタルエリアに4人を残すものでした。浦和にサイドまでは持たれてもいいと割り切って、とにかく1トップの明本とトップ下の江坂を消してきました。これに対し、浦和もクロスを上げても合わないので、クロスをマイナスに出してミドルシュートを狙っても、群馬の厚い壁に阻まれます。

また、大槻監督の手が有効だったのは、FWに2枚を残していたからでした。大槻監督の4-4-2は、MFとFWの間の距離が空くので、浦和にボールを持たれるとFWは孤立する恐れもあった布陣ですが、思い切って縦パスからカウンターを仕掛けると、この2枚のFWが生きる展開にできます。群馬が仕掛けた右サイドのカウンターから、天笠が倒されてPKかと思って一瞬浦和DFの動きが止まった隙に高木が蹴り込んで群馬に先制点が入ります。

こういう、ビハインドを追う展開になると、浦和がウイングの選手をFWにしているデメリットが出ます。浦和は残り時間の多くでボールを支配しますが、どうしても明本や交代でFWに入った松尾はウイングの選手なので、ギリギリのところでパスを選択してしまう迷いが出てしまいます。もちろん、大久保のシュートがクロスバーに当たったなど不運もありましたが、あれだけゲームを支配している割にはシュート数は9本と多くありませんでした。

こうなってくれば、手堅いタイプの大槻監督は、FWを1枚減らして5-4-1で自陣に引く布陣を選択します。大槻監督の声で「岩尾をマークしろ」と響き、その通りにFWに岩尾を追わせることで、岩尾からのロングフィードを出させないようにしてきました。この策の前に、浦和は焦りばかりが目立つようになり、チームとしてこう攻めるという形は見えてきませんでした。

最後はCKでGK西川を敵陣に上げてシュートを狙わせた奇策も打ちましたが、西川のヘディングシュートはクロスバーを越え、試合はそのまま0-1で群馬の勝利に終わりました。名古屋戦からメンバーを入れ替えなかった、ロドリゲス監督の手も裏目に出て、天皇杯の戦いはここで終わってしまいました。ちょっと嫌な雰囲気で、次の神戸戦に向かうことになったのでしょうね。
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名古屋戦マニアック分析

2022-06-21 22:20:56 | 浦和レッズ
名古屋はFWの石田を下げて、トップ下タイプの阿部を投入したことで、前線はマテウスの1トップにしてきました。この布陣の意図はマテウスの個人技で何とかして欲しいと、浦和のDFに単騎で仕掛ける狙いでした。一人、守備的な選手をマンツーマンでつければ消せそうにも思えましたが、ロドリゲス監督はそういう手は使わない監督で、CB2枚とアンカーの岩尾の連携で対応しました。

もっとも、マテウスは前半途中で一枚イエローカードをもらっているので、あまり強引には行けない事情もありました。そのため、後半もボールを握ってゲームを優位に進めたのは浦和の方でした。名古屋はボランチのベテラン、レオシルバのところが頼りで、彼が未だに衰えぬテクニックで浦和の攻めを回収していたことで、浦和にも決定機はあまり訪れない膠着状態になります。

浦和が打った交代の手は、ボランチの伊藤敦樹と左SBの大畑を下げて、シャルクを1トップに、柴戸をボランチに入れてくるものでした。空いた左SBには、FWの明本が回りました。FWで、スルーパスを何度も追いかけていて、突然左SBに入れと言われて対応できるのは、明本が持っている驚異的な体力があるからです。「本来はあり得ない」と浦和担当記者も語ります。

この日は、これまでは決定力不足の一つの要因と言われていた、トップ下の江坂がボールを引き出していました。54分にはGK西川がロングボールで江坂を走らせるロングカウンターを狙うなど、この日は江坂が動けていたことも浦和の勝因の一つでした。もっとも、後半の浦和はゴールが遠く、後半ロスタイムに松崎が放ったシュートはポストを叩き、詰めていたシャルクもこれを外しました。こういうものを決めておくことは課題として残りました。

それでも、前半で相手を出し抜いたセットプレーの練習の成果と、岩尾のキックの精度が効いて、浦和はこの試合を3-0で勝ち切りました。この節では、下位の磐田や清水、湘南が勝利したことで降格圏の湘南に差をつけることはできませんでしたが、それでも中位は混戦になっており、次の神戸戦を勝てば最高で9位も狙えます。まずはあと2勝して、勝ちと負けの数を同じにして、そこから少しずつ勝ち越していければ、おのずと降格圏は遠くなるでしょう。

























































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天皇杯群馬戦プレビュー

2022-06-20 22:40:27 | 浦和レッズ
明後日の水曜日、浦和はアウェイの正田醬油スタジアムでの天皇杯3回戦で、J2のザスパクサツ群馬と対戦します。チーム名に残っているように、かつて草津温泉の温泉町からできた「ザスパ草津」の流れを汲むチームで、かつては温泉宿で選手が働いていた草の根チームでした。今となっては前橋市を本拠地とする完全なプロチームですが、Jリーグを目指した地方クラブの多くが目標とした姿でしょう。

群馬はJ2で、6勝5分11敗の成績で18位です。下位2チームが降格となるJ2では、降格圏の21位盛岡との差はわずか勝ち点1と安全圏とは言えません。チームを率いるのは元浦和監督の大槻毅氏で、選手を乗せるのが上手く「モチベーター」と呼ばれる采配をします。降格争いが気になる群馬が、どこまで本気で浦和戦を取りに来るかは微妙ですが、相手に合わせて戦略を変えてくるのが大槻監督の流儀です。

群馬のチーム得点王は、FW平松の5得点です。11試合スタメンで11試合が途中出場というこのFWは、途中から出ても得点に絡めるのでしょう。昨年主力FWだった大前元紀がJ1清水に去っていますが、J2の場合は常に選手を発掘し続けることで勝利を目指すのは全チーム共通でしょう。有名な選手は、元浦和ボランチの細貝が36歳となり在籍していますが、3試合出場とあまり試合には出ていません。

浦和は前節の名古屋戦で、今季で一番の内容を見せて快勝しています。浦和も、どこまで本気でこの試合を取りに来るかは難しいかじ取りを迫られますが、昨年こういうリーグ戦の合間に挟まっている格下相手のカードを粘り強く拾ったことが、天皇杯優勝という大きな成果につながりました。犬飼離脱で層の薄いCBはショルツや岩波の先発も十分考えられます。

この試合はBSスカパーで生中継もあります。浦和サポはこのゲームも見ているので、浦和の選手たちは情けない試合はできないはずです。ロドリゲス監督が見せる、サイドに人数をかける攻撃を見せて、是非とも点を取って勝って欲しいものです。名古屋戦で機能した、ワンツーのパスが多くみられる試合であることを、サポーターとしては願いたいです。
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育成からの中継ぎ(水上由伸)

2022-06-20 21:44:22 | 他スポーツ
昨日の西武ライオンズは、オリックス相手に先発の与座が崩れたものの、集中打で3点を挙げて逆転し、その1点リードを6回本田、7回水上、8回平良、9回増田の継投で守り切って3-2で勝利しました。勝利投手は5回を抑えた2年目の佐々木でしたが、ここのところ7回を抑える中継ぎとして多くの出番を得ている、水上由伸投手を取り上げます。

今や各球団が育成選手を重視するようになり、育成出身の中心選手は千賀(ソフトバンク)を筆頭に珍しくなくなりましたが、西武で育成出身で一軍に定着しているのは水上由伸だけです。水上は長野県上伊那郡宮田村の出身です。地図で調べると伊那谷にある村で、北は伊那市、南は駒ケ根市に挟まれたあたりです。水上は宮田村出身のプロ野球選手第一号です。

高校は山梨県の帝京第三高校で、投手と三塁手を掛け持ちしますが、最高球速は142kmと目立つ速さではありません。大学は遠く四国学院大学に進学し、入学当初は外野手でしたが3年生のときに投手に転向しています。そのため、若いうちに酷使されていないこともあって、伸びしろはある投手で、西武には育成ドラフト5位で入団してきます。

最近のプロ野球では、他球団を自由契約になった選手の採用を抑え、代わりにシーズン途中でも育成から昇格できるように支配下選手の枠を空けておく球団が多くなりました。水上もそんな「途中昇格」での支配下登録で、背番号が128から69に変わり、二軍でも実績を残して昨シーズンの途中で一軍に昇格します。最初は負け試合の中継ぎでしたが、デビューから17試合連続無失点のパリーグ新記録を残して一軍に定着します。

彼の投球を見ていると「投げっぷりがいい」と感じます。強気に勝負できるところはプロ向きで、ストレートを低めに投げ込んで打ち取れる投手です。球速の147kmは今では標準レベルですが、四死球で自滅することが少ないので安定して起用できます。名前の「由伸」は父親がファンだった元巨人の高橋由伸氏から取っています。

今や7回を投げる勝ちパターンの中継ぎに食い込んでいます。この位置は、昨年いろんな投手が試されたものの、なかなか定着する選手がいなかった位置です。今季は1勝1敗12ホールドで防御率1.05と結果も残しており、将来性を期待して採用する育成選手からここまでの選手が育ったのはいい傾向です。今季は育成出身の滝澤も源田離脱時の遊撃手で出番を得ており、今後もそういう競争が出てくることを期待しています。
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