Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

流動性のサッカー(9/30浦和対新潟)

2007-09-30 21:05:57 | 浦和レッズ
今日の新潟戦、苦しい試合でしたが終了間際のポンテのゴールで、1-0で何とか勝ち点3を拾うことができました。若干押し気味だったから、勝ちたい試合には思えましたが、オジェック監督が、岡野を永井に代えて入れた時点で、「これは無理に勝ち点3を狙いに来ていない」と実感しました。無理に勝ち点3を狙うなら、長谷部あたりを下げるはずです。

この試合の時点で、前日に勝利したG大阪が勝ち点3差に詰めていました。浦和は、得失点差で劣りますから、新潟戦を敗戦した場合の勝ち点3差は、1ゲーム以下の差ということになります。引き分けで勝ち点1を得ておけば、G大阪とは勝ち点4差ですから、一試合の勝敗ではひっくり返りません。そのため、引き分けは最悪の結果ではないということになります。

浦和のゲームプランは、メンバーがいつもと同じですから、サイドにはたいて山田や平川のクロスを狙わせる形です。ただ、この日はワシントンのポストプレーが加わっていましたから、前を経由してのボール回しは結構スムーズでした。前半終了間際の闘莉王のオーバーヘッドなどの決定機もあり、これならリードしておきたい前半でした。

ただ、この日印象的だったのは、対戦相手の新潟でした。エジミウソン、リシャルデスという外国人選手二人を欠く布陣は、多少甘く考えていました。しかし、山形を昇格争いに導いた実績のある鈴木監督のサッカーは、かなり流動性が高く、4-4-2で中盤をボックス型にする基本布陣を守りながら、いろいろな選手が入れ替わり立ち代わり攻撃参加してきます。

確かに、スタメンに寺川、坂本と運動量を売り物にする選手が並んでいる以上、そういう流動性で勝負してくることは浦和サイドはある程度わかっていたはずです。時間が経っても新潟の運動量は落ちず、深井、矢野貴章という2トップも懸命にボールを追いかけました。浦和の最終ラインの選手は、常に襲ってくるプレッシャーと戦いながら、ぎりぎりのところで戦っていたと推測できます。

雨でグラウンド状態が悪かったことで、普段はグラウンダーのパスを多用する浦和も、DFラインから直接浮き球で通そうという試みは見せました。オフサイドに引っかかってしまったため、成功はしませんでしたが、浦和も雨対策を打てるチームに成長した証は見せたと思います。
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残留への一勝(9/29横浜FM対大宮)

2007-09-29 23:07:38 | 他チーム
今日は雨模様、浦和戦もない一日でしたから、スカパーで他チームの試合をチェックしていました。その中では、やはり埼玉ダービーを来年もやって欲しいと思っているので、横浜FM対大宮は大宮を応援する気持ちで見ていました。

試合は立ち上がりから大宮の流れでした。少し引き気味に戦って、早めにサイドに散らして攻めるゲームプランが見事にはまり、負傷の影響で本調子になかなかならなかった小林大悟もいいクロスを上げていました。対する横浜FMは、浦和戦で相手を押し込んだ、攻撃サッカーを2試合続けては行わず、いつもの中盤をダイヤモンド型にする1ボランチに戻してきました。

ただ、ダイヤモンドの中盤なら、マルケスの左MF起用はどうかと思います。マルケスはサイドアタッカーではなく、トップ下タイプの選手です。浦和戦のように、自由に両サイドを動き回るプレーができれば輝きますが、サイドに固定されると持ち味の半分も出ない印象を受けました。このポジションが本職の山瀬幸宏の方が良かったのではと思います。

そんな横浜FMのちぐはぐさはありましたが、大宮が会心のサッカーをしたのは事実です。ただ、磐田戦もサッカー自体はいいサッカーをしていましたが、ゴールが奪えず、終盤に相手にゴールを奪われて敗れてしまいました。この日は、前半を押し気味に0-0で終えたものの、ちゃんと結果を伴うことができました。

サイドアタックの起点だった藤本が負傷交代して、代役に入った平野のヘディングシュートでした。このゴールをアシストした吉原は、さらにDFラインの裏へ抜け出して、追加点を決めて2-0の勝利に大きく貢献しています。長身FWの森田、若林を持ちながら、意外と大宮はパワープレーは得意ではなく、カウンターで抜け出すプレーの方を得意にしています。

そのためには、ボランチのところから、早めに散らすことが必要だったのですが、この日は長いパスも短いパスも、面白いように回りました。このサッカーをいつもやっていれば、少なくとも16位に入り、J2との入れ替え戦の勝利は間違いないように感じました。逆に、横浜FMは早野監督がインタビューで無愛想な対応しかできないほどの完敗で、どうやって攻めたいのかあまり意図を感じませんでした。

一つだけ、今更分かっても遅い大宮対策ですが、CKの守備がゾーンで、横に選手を並べるため、その前のエリアからミドルシュートを狙えばフリーに近い状態で打てます。山瀬功治は気付いていたのですが、そのシュートが入らないところがこの試合を分けました。
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新潟戦プレビュー

2007-09-28 21:56:04 | 浦和レッズ
アウェーの全北現代戦から、中3日の強行日程ですが、リーグ戦は待ってくれません。浦和は日曜に新潟戦を控えています。今季の新潟は、あまりじっくり見る機会はなく、印象は終盤の2失点でドローに持ち込まれたビッグスワンの試合(生観戦している)だけです。

ただ、この試合はエジミウソンが出場停止でいませんでした。新潟というチームは、エジミウソンに点を取らせるチームを作っていますから、普段のサッカーは見ていないことになります。代表に入って、スイス戦で決勝ゴールの矢野貴章が有名ですが、矢野貴章は普段は動き回ってエジミウソンをサポートする役割を主にこなします。

そのため、浦和の守備のポイントはエジミウソンをいかに封じるかが大きなポイントになります。ただ、エジミウソンは万能型ストライカーで、ドリブルもあれば、CKをヘディングで合わせることもできます。普段は坪井が見て、ゴール前では闘莉王が見るなどの変化が必要です。

また、新潟には今季、大きな新戦力が加入しています。それは右サイドハーフのリシャルデスです。私の見た試合では、加入したばかりで味方とコンビネーションが合っていませんでしたが、その後得点を量産し、点の取れるMFとして評価は高まっています。リシャルデスのゴールは、自ら切れ込むというよりは、逆サイドからのクロスを合わせるイメージが強いです。

そのため、浦和の左アウトサイドの平川は、かなりリシャルデスの動きをケアしてやる必要があるでしょう。また、新潟は鈴木慎吾を大分に放出し、代わりの左MFはSBから坂本を上げて対応しています。千葉時代は守備のスペシャリストだった坂本の変貌ぶりには驚きますが、結構クロスの精度は高いです。

ただ、今日の埼玉新聞の記事によると、オジェック監督は全北現代戦の疲れを考慮して、数人の主力に休養を与えることを示唆していました。一人誰かを休ませるとしたら、鈴木啓太ではと思います。チームで唯一、フル稼働していて、しかも全試合元気に動き回ってくれます。堀之内が最終ラインに入れば、阿部勇樹をボランチに上げて鈴木啓太を休ませられますから、そろそろ鈴木啓太に休養をと思います。ポンテに代えて小野伸二を出すのも、一つの手でしょう。
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総合力で上回る(9/26全北現代対浦和)

2007-09-27 20:46:20 | 浦和レッズ
全北現代のスタメンを見ると、FWのゼ・カルロがいませんでした。ステボの1トップに、3ボランチで中盤を厚くする戦略で、これは私の予想通り1-0だけを狙うものだろうと思いました。全北現代がその手なら、浦和は0-0を狙ってもいいだろうと思っていましたが、なんと前半4分で田中達也のゴールが決まるという、浦和にとっては願ってもない展開になりました。

アウェーゴールで追い付いた以上、相手は攻めざるを得なくなりました。その結果、前半20分にもいかないうちに、ゼ・カルロを入れて第1戦と同じ布陣にしてきました。こういう展開なら、気をつけるポイントは第1戦と同じ、サイドハーフの16番と10番のところになります。

そんな浦和にとっては、16番の退場はさらに追い風になりました。判定自体は微妙で、シミュレーションの2枚目の警告は厳しすぎると思いましたが、全北現代にとっては、リードを許したことが問題なので、浦和の幸運だけではないです。

ただ、10番をトップ下に置く4-3-2の布陣にした全北現代は、こうなったらアーリークロスしかないと割り切って、突破をあきらめてどんどん蹴ってきました。こういう展開は、高さで劣る浦和のDFラインにとっては厳しいです。第1戦ではほぼ完封されたゼ・カルロは、闘莉王を避けて坪井か阿部勇樹を狙うことで、何度かチャンスを迎えました。

そのため、浦和は慎重策を取りました。両アウトサイドの山田や平川が、時と場合によっては相手FWに付くという、堅実な戦いで相手を0点に抑えることを選択しました。数的優位のはずなのに、相手ボールの時間が比較的長かったのは、そういう理由です。

後半、相手が攻撃的な選手を入れてきたため、浦和はボールをキープできるようになり、怖いのは相手のラフプレーによる怪我だけという状況に持ち込みました。あのオウンゴールはおまけですが、これで全北現代は4点が必要になったので、浦和にとってはだいぶ楽になりました。

全北現代も、ビルドアップはしっかりできるし、チームの売り物もはっきりしている、決して弱くないチームでしたが、この2戦を見る限り、浦和の方が力が上だったように感じます。次の城南一和は、Kリーグで首位のチームで、もっと強いですが、また、アジアの強豪を埼スタで見られる幸せを感じます。
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アウェー男に名乗り?(永井雄一郎)

2007-09-26 21:21:48 | 浦和レッズ
すいませんが、平日夜の試合の即日更新は勘弁していただき、今日は横浜戦決勝ゴールの永井雄一郎の話をします。永井は、福田から背番号9を受け継いだ選手ですが、J1リーグ戦の最多得点は2003年の8ゴールと、決して得点を量産はしていません。ただ、浦和が強くなった過程と、永井の進歩の過程が見事に一致している、幸運な選手です。

永井と言えば、井原、小村という当時の日本代表をごぼう抜きしたデビュー戦の印象が今でも強いですが、当時はまだまだ体力が不足していました。相手にコースを消され、横や後ろへドリブルをするような場面は何度もありました。また、FWにしてはシュートがうまくなく、新人時代は当たり損ねのシュートも何度もありました。

そんな永井にとって、最初の転機はドイツのカールスルーエへのレンタル移籍でした。残念ながらトップチームでの出場はなりませんでしたが、容易には負けないフィジカルと、標準レベルのヘディングを身につけて帰ってきました。ただ、浦和のFWはエメルソン、トゥット、田中達也らが次々加入した激戦区です。永井は、プロ11年目の今年に至るまで、完全なレギュラーとして1シーズンを通したことはありません。

しかし、それでも永井の価値は、浦和というチームの中で、輝いています。それは、アウェーの大事な試合で貴重なゴールを決めてくれることがあるからです。今年はその貴重なゴールは、G大阪戦、横浜戦と、既に2試合を数えます。また、今年の天皇杯の決勝や、かつては2002年にアウェーで磐田を倒したゴールも印象的です。

ただ、永井はポストプレーヤーではなく、ドリブルも出ないときは全然出ません。波がある選手なのです。そのため、悪いときだけを覚えているサポからはあまり良く言われない、ちょっとかわいそうな選手です。

ただ、2003年にカシマスタジアムで見せたシュートスピードや、2005年にマリッチのゴールをアシストした正確なクロスや、今年のG大阪戦でのシュートのコントロールなど、永井が毎年、成長を続ける姿は私の印象に残っています。まだまだ成長して欲しい選手です。
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西武次期監督?の現役時代(渡辺久信)

2007-09-25 22:02:56 | 他スポーツ
かつて、西武のエースで、トレンディ(今や死語)エースと呼ばれた渡辺久信さん(現西武二軍監督)の思い出です。渡辺久信には、次期監督の噂があるので、取り上げました。

渡辺久信は、群馬県の前橋工業の出身で、西武にはドラフト1位で入団した期待の星でした。高卒の投手は、なかなか出てこないことが多いのですが、渡辺久信は入団2年目の1985年に、既にストッパーの大役を務めていました。

その投球は、本格派という言葉は彼のためにあるのではという、オーバーハンドから投げ降ろすフォームでした。常に145kmを越すストレートを軸に、たまにカーブやフォークを投げるものの、球威こそ自らの生命線という投手でした。渡辺久信の投げた試合で、記憶に残っているのは1988年?の東京ドームでの日本ハム戦です。

渡辺久信はノーヒットノーランのペースで快投していました。ただ、相手先発の柴田も、ノーヒットノーランをやらせてなるものかと意地の投球を見せました。味方が1点も取ってやれず、9回までヒットを打たれなかった渡辺久信ですが、待っていたのは無情にも延長戦のマウンドでした。

それでも、延長戦でもヒットを打たれずに勝てばノーヒットノーランなのですが、渡辺久信は延長11回についにヒットを打たれてしまいました。試合は延長12回にようやく勝ち越し点を入れた西武が勝ちましたが、悲運の渡辺久信というイメージが残りました。渡辺久信は、選手生活の晩年の1996年に、ついにノーヒットノーランを達成します。

しかし、球威こそ自らの生命線というスタイルからなかなか脱却できず、1997年の日本シリーズで被弾したこともあって、西武を戦力外になってしまいました。のちにヤクルトに移籍したものの、目立った活躍はできず、台湾に投手コーチとして新天地を求めました。

しかし、この台湾の地で、渡辺久信は復活を果たします。投手が足りなかった当時の所属球団が、渡辺久信の現役復帰を指示しました。開幕投手にまでなった渡辺久信は、日本ではできなかった、変化球でかわす投球で、常にチームの勝ち頭でした。この経験が効いて、古巣西武からコーチの誘いが来て、現在に至っています。

監督になることがあれば、まさに台湾が転機だったことになります。台湾に誘ってくれた、かつてのチームメイトの郭泰源には感謝しないといけないでしょう。
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全北現代戦プレビュー

2007-09-24 14:37:53 | 浦和レッズ
いつもより一日早いですが、アウェーの全北現代戦のプレビュー記事を書きます。まず、第一戦を消化してわかったのは、この両チームには力の差があります。もちろん浦和の方が上です。全北現代に、カウンターに弱い、2トップがあまり動かないなど、明確な弱点が目立ち、戦術的修正ではどうにもできないように思えたからです。

しかし、第1戦のスコアは2-1と、浦和が圧倒的に押した割には差がつきませんでした。その結果、全北現代は1-0で勝てばアウェーゴールの差で勝ち抜けです。全北現代は、前回のACL王者ですから、ホームアンドアウェーの戦いには慣れているはずです。私の予想では、全北現代は守りを固め、1-0の勝利のみを狙うカウンター攻撃に絞ってくると思っています。

確かに、引いてくればカウンターの弱さはあまり出ないかもしれません。しかし、1点を取るために前線に選手を上げてくる、FKやCKの後はチャンスです。前回の対戦では、CKの後にボールを拾うと、浦和の選手の前に広大なスペースがあって、そこをドリブルで上がればシュートまでは持ち込めました。

また、相手がどこまで引いてくるかにもよりますが、あまり極端に引くようなら浦和は0-0を狙っても良いはずです。何となく時間を使って、気がついたら0-0で終盤戦という展開に持ち込んで、相手の焦りを誘うのも一つの手でしょう。ホームのシドニーFC戦の成功例もあります。

そういう展開になったとき、気をつけるのはサイドMFの16番(チョン・ギョンホ)、22番(キム・ヒョンボム)、第一戦途中出場の10番(トニ)の三人です。パスも出せてドリブルもあって、トニの場合は複雑に変化させるキックフェイントもあります。大宮戦でレアンドロの個人技に引っかかった失敗を繰り返さないように、彼らに誰がつくか、チーム内で約束事を決めておく必要があると思います。
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大相撲秋場所雑感

2007-09-23 20:43:11 | 他スポーツ
サッカーと重なっている日はサッカーを優先してしまう、あまり熱心ではないファンですが、今場所も大相撲を見ていました。朝青龍の出場停止で、一人横綱になる白鵬が順当に優勝するか、それとも新大関の琴光喜が勢いで勝つかというところを注目していました。

初日、白鵬が安馬に負けたのは予想外でしたが、二日目以降の相撲は完全に立ち直り、白鵬らしい安定した四つ相撲を見せていました。豪栄道も一敗で追っていましたが、白鵬の内容を見る限り、順当な逃げ切りを予想していました。琴光喜は、序盤から取りこぼしが続き、優勝争いへの参加は見込めなくなりました。

そんな今場所の流れが変わったのは、私は見ていないのですが、11日目に白鵬が豊ノ島に敗れて2敗となった瞬間からでした。これで、1敗の豪栄道が単独トップに立ってしまうという、まさかの展開になってしまいました。ただ、豪栄道は新入幕ですから、上位に当てられると厳しいとは思っていました。

しかし、この黒星で、白鵬の相撲がおかしくなりました。それまで、安定して前に出る相撲で勝っていたのが、突然12日目の安美錦には引き落とし、13日目の琴光喜には巻き落とし、14日目の豪栄道にはとったりと、引き技系の勝ちで何とか星を拾う内容に終始しました。

豪栄道が安馬、千代大海、白鵬と当てられて3連敗したので、白鵬は単独トップには立ちましたが、展開に恵まれた単独トップで、決して誉められた内容ではないし、今場所のレベルはそんなに高くないと、厳しい評価をしていました。

今日の白鵬対千代大海では、そんな評価に反発するかのように、白鵬らしいまわしを引いての寄りで完勝して、優勝を飾ることはできました。しかし、平幕の旭天鵬が、決定戦の可能性に備えて、白鵬が勝つ寸前まで支度部屋でアップをしていたという事実は忘れてはいけません。

本来なら、こんなことはあってはいけないのです。やはり朝青龍がいない土俵は何か寂しい、そんな気持ちになった千秋楽でした。
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攻め切ろうとした横浜(9/22横浜対浦和)

2007-09-23 07:55:48 | 浦和レッズ
写真は日産スタジアムの夜景です。マリノスカラーの青でライトアップされています。こういうときは、青の方がライトアップするにはきれいかなと、ライバルチームの色が良く思えたりします。(赤は実はライトアップしにくいのです。)

それはともかく、試合展開ですが、スタメンの名前だけ見ると、横浜FMは山瀬幸宏の代わりに那須を置いてダブルボランチにしたのですから、慎重策でポンテを消しに来るだろうと予想していました。しかし、実際は那須、河合のダブルボランチが、CBもこなせる守備力があるのを利用した、積極策でした。

どういう意味かというと、攻めるときは3バック、守るときは4バックという策なのです。普通、マリノスのような4バックのチームは、SBは片方しか上がらないのが鉄則です。ところが、この日の横浜FMは、SBを両方上げて、ボランチの一枚を最終ラインに入れる形で攻める、急造3バックでの攻撃を選択しました。

これで、浦和の両アウトサイドは、前半一杯、完全に押し込まれてしまいました。しかも、単に押し込まれているだけではなく、サイドでサイドハーフとSBの2枚が上がってくるのですから、浦和はアウトサイド一枚では守り切れないことになります。そのため、前半の浦和は数知れないほどのクロスを浴びる結果になりました。その中には決定的なものも何本かあり、横浜FMの決定力不足に救われる結果でした。

ところが、この横浜FMのシステムは、SBに驚異的な運動量を要求するシステムです。そのため、SBの動きが落ちた後半は、浦和の両アウトサイドが前に出られるようになりました。浦和の生命線はアウトサイドですから、これで浦和もようやく攻められるようになりました。

決勝ゴールは、都築のロングキックを山田が頭で落として、ポンテが走り込み、マイナスのクロスを永井がシュートしたものですが、これが可能になったのは、右アウトサイドの山田が相手SBを押し込んで、高い位置を取れたからです。おそらく、オジェック監督は両アウトサイドの選手に、高い位置を取れと指示を出したような気がします。

それでも、浦和相手に90分攻め切ろうとした横浜FMの心意気は、浦和サポの私にも伝わってくるものでした。敗れてなお強しと感じた内容で、早野監督の若手主体のサッカーが開花する日も来るのではと、将来の可能性を感じました。
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なかなか実現しない「夢のコンビ」

2007-09-22 15:21:29 | 浦和レッズ
横浜戦のネタは、即日更新は不可能なので、明日書きます。

夢のコンビは多少大げさかもしれませんが、同じ浦和というチームに在籍し、相性も抜群ながら、なかなか見られないコンビがあります。それは小野伸二→田中達也というコンビです。

このコンビの素晴らしさを、初めて見たのは2001年5月のGW、国立競技場の磐田戦でした。当時はJ1上位の磐田に対し、浦和はJ2から昇格して初年度と、力の差は歴然とした対戦でした。確かに、磐田に先制ゴールを決められて、前半を0-1で折り返したあたりはやはりなと思ってしまいました。

しかし、後半途中から、アドリアーノに代えて田中達也がピッチに入ってきました。これでトップ下に小野伸二、FWに田中達也というコンビが実現しました。小野伸二のパスセンスの高さは、既に実証済みで驚くことはなかったのですが、受ける側の田中達也のセンスが当時(高卒1年目)から輝いていました。

まず、ボールを引き出せるように、体の向きがボールを受けられる最適の方向を向いていました。また、今でもそうですが、DFの隙間のスペースをうまく見つけて、走ればシュートを打てる位置を取っていました。これなら、小野伸二の能力があれば、パスを出すのは比較的容易です。

そんな小野伸二と田中達也のラインは、何度か面白いようにつながって、磐田を押し込んであわやの場面も何度か作りました。最後は井原のミスを中山に押し込まれて0-2で敗戦しましたが、小野伸二と田中達也のコンビの可能性は強く感じました。田中達也は、小野伸二がオランダに渡る最後のゲーム(広島戦)でもゴールを決め、小野伸二との相性の良さを見せました。

しかし、オランダから帰国した小野伸二と田中達也のコンビは、なかなか実現しませんでした。まずは、小野伸二が帰国した当時、田中達也は足首脱臼骨折のリハビリ中でした。昨年は後半戦で田中達也が復帰したかと思うと、今度は小野伸二が負傷しました。今年も田中達也がプレート除去手術で出遅れ、今は小野伸二が出られません。

ただ、このコンビが輝くときは必ず来るはずです。センスをお互いに引き出し合える関係の両者は、きっと重要な場面でゴールを決めてくれるはずと、私は思っています。
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