Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンの取付けと張り調整 IRIBE

2014-09-07 20:36:26 | 自転車整備 チェーン
前回チェーンの洗浄とオイルアップを行ったので今回はチェーンを
自転車に取付けましょう この時、張りと他の細かな調整も行います




組立てを進めている IRIBE イリベのトラックレーサー 今回はチェーンを
取り付けます その為には後ろの小ギアも必要なのでホイールも用意しました






このホイールは街道練習用に用意されていたもので
ハブは両切りが使われています






小ギアは 16t と 15t が付いています 今回は
15t の方を使います




リムも丈夫な AVIC の GP4 が使われています
街道ではこの位のリムの方が安心ですね




トラック用のリアエンドは正爪と呼ばれる物が
使われます これはハブの前後位置でチェーンの
張り調整をする必要が有る為です






チェーンを取り付ける為に ホイールのハブ位置は
一番前に持って行きます






競輪競走ではチェーン引きが必要なため ハブの巾は
120mm ですが エンド巾は 123mm で作られています
そのチェーン引きはこの様に使います






ではチェーンを取り付けましょう 倍数は 49X15t です









厚歯用のチェーンと繋ぎに使うネジとナットです






チェーンを前後のギアに掛けます






ジョイント部分に先程のネジをねじ込みます
奥のアウタープレートにメスネジが切ってあり
最後まで締めれば良いです






先程のナットをチェーンの裏側から ネジに
締め込みます




ネジをマイナスドライバーで保持し ナットを
プライヤーで締め付けます これで繋ぎは完了です






繋ぎ終わったチェーンですがネジが二ヶ所に使われています
これは車輪の前後位置を細かく調整する為の 半コマと言う
パーツが使われているからです この半コマも正しい使い方が
有ります それは過去記事で説明しているので是非ご覧下さい
過去記事 【 チェーン 半コマの使い方 】






これからチェーンの張り調整を行います
使う工具は 15mm のレンチです






ホイールを後ろへ引きながら 左右のセンターも確認
しながらの調整です センターはチェーンステーの
内側とタイヤの隙間を左右揃える事で行っています






チェーンの張りは好みや 出足を重視したり巡航性を
重視したり人に依り様々です ただチェーンが暴れて
外れたり 引き過ぎて回転が重くなるのは良く有りません
今回はこの位の遊びで調整しました やや固めかな・・






この時のエンドのハブ位置と タイヤとシートチューブの
間隔です これで人差し指が一本入る位です






チェーンの張り調整をしましたが チェーンホイールに
依ってはクランクの位置で チェーンの緩い所と固い所が
出来ます これは人に依ってはチェーンの片減りだと言う
人もいますが チェーンを新しい物に交換しても同じ
クランクの位置で起るのでその理屈は違う様に思います






ではどうしてそんな事が起るのでしょう
これはおそらくギア板の真円が出ていないからでしょう
以前は ギア板を作っているメーカーの社員さんは
出荷前の製品の中から真円の出た物を 自分用に
探すと言っていましたから・・・
じゃこの天振れは直せないのでしょうか




出来るだけの事はやってみましょう チェーンを
張ったままチェーンホイールの 5ピンを少し緩めます






ギア板が少し動く状態で クランクを一番チェーンの
きつい場所に併せ 上下のチェーンを目一杯握りながら
クランクの 5 ピンを締め込みます




これで完全に直る訳では無いですが多小改善
されます あまりに酷い天振れの時には一度
やってみて下さい





この練習用車輪もう少し自転車が重そうに感じるかと思いましたが
それ程でも無いですね 完成までもう後わずかですペダルの用意もしましょう

前回の作業 【 チェーンを洗い オイルを差す IRIBE 】

コメント (7)
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