バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

湯川トーベン&The若者たち

2010-02-15 | ライヴ報告

土曜の夜は久しぶりの湯川トーベンさんライヴ。
今回もウタゴコロにあふれた2ステージをたっぷりと楽しませて頂いたのですが!!

この夜のちょっと違ったことは、プラス「若者たち」であったことです。

オープニングアクトとして『池田孔亮と東京れこーど』という、ほんの10日ほど前にバイユーで知り合ったばかりの若者グループを演奏させたトーベンさん。リハーサル時もいろいろと交流し、ギター片手に音楽談義&セッション?…。ゆるゆると、開演前とは思えない世代間交流が繰り広げられたのでした。
10213 この日はあいにくの天候と寒さだったのですが、お客さんの入りもなかなか。とくに若者たちに引き寄せられてきたとおぼしき「若いお客さん」の姿も目立ちます。
先日のダリ督夫バースディでのゲスト演奏以来、バイユー近辺でも「カワイイ!」と話題の『池田孔亮と東京れこーど』。流石です。

しかしこの若者たち、いざ演奏が始まると年に似合わず「渋い!」。はっぴえんどの影響が色濃いようですが、音楽へのアプローチ自体がシブイ!!若者の無軌道さや軽はずみさとは無縁な純粋に音楽的な3人でした。これにはトーベンさんのファンのオトナたちも文句はなく、好反応。無事に演奏を終えたのでした。

しかし若い風吹くバイユー、はこれだけでは終りませんでした。ゆったりと2ステージを務めた真打ちトーベンさんは1部の途中で早くもパーカッションの若者を呼び、まったく打ち合わせなしの共演を強いる(笑)しかも結構注文する!
その後は「自分もいつ呼ばれるかわからない!」と戦々恐々となり身構えて過ごすこととなる若者たちだったのでした…(一部想像が混じっております)。

そんなこんなで無事に本編は終了。アンコールナンバー『バンドマンブルース』のカラオケが流されハンドマイクで熱唱するトーベンさん。そして呼び出されたのは!バイユー従業員(勤務中)近田(はいからさん)!開演前に「客席からコーラスしろよ」と言われたとばかり思っていた近田。一度聴いただけの、知らない曲を歌う為に呼び出されたもののキッッチリハモってコーラスをしてアドリブも入れたのは流石バンドマン!でした。…とはいえ、トーベンさんに肩を組まれて歌う近田。不思議な光景でした。

その後池田くん達を呼び出して若者たちとのセッションタイムに突入。開演前に彼らの音楽性にあわせ少し打ち合わせをしていたようなのですが~黙々とセッティングするちょっと草食系な彼らを見ていたトーベンさんが
「お前ら打ち合わせた曲、演るんだって安心しきってるだろー」「駄目だ!レッドツェッペリン演るぞツェッペリン!」。
淡い反応の若者たち。「なんだ~演るわけないと思ってるだろ!!演るぞ!」
ちょっと動揺する若い芽。
10213_2 と言いながらもお客さんもいることだし、しっかり予定通りの楽曲2曲をセッションしたのでした。
で、大いに盛り上がり終了。のはずだったのですが、またもやアンコールが!トーベンさんひとりで演るのかな?と思ったのですが再度若者達を引き連れ今度こそぶっつけ本番(しかも知らない曲を)となったのでした。楽しそうなトーベンさん。リラックスした楽しい夜でした。
終演後もゆったりと寛いでいい感じで(店側も)楽しめました。

トーベンさん、池田孔亮と東京れこーどさん、お客様、ありがとうございました。


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