ニューオーリンズのシンガーソングライターでルーツロッカーの新作は「これは世界戦略か！？」と話題を呼んだアリゲイターレコードでの活動から一転、ローカル色も濃くリリース。いきなりブルース色の強い泥臭くも地味な仕上がりで「おおっ！」という感じです。シブイ！
そのうえなんと8曲入り。時代に逆行してます。更にはまったく同じ8曲入りのアナログ盤と本CDのセット販売というものもあるようでなんとも挑戦的です。
内容的にはここ数作と比べてキャッチーさには欠けるものの良い曲が揃ってるし、なかなかの好盤で力作です。バンドマン受けが良い感じ。
世界戦略的（笑）には3歩進んで2歩下がるというか…この次への大いなる遠回りを予感させたりもするものです。
しかし無骨で暖かい手触りだ～。
これも夏にはよろしいようで…。