バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

野澤さんとMOTELさん聴き応え十分でした!

2017-02-07 | ライヴ報告
土曜日はお馴染みめおとデユオ『MOTEl』と初登場の野澤享司。アコースティックな組み合わせでした。

ユルい話芸とクールな手触りのハーモニーを聴かせるギターサウンド。透明感ある歌心溢れるハーモニーのMOTELは今回も充実の演奏を聴かせてくれました。
この2人、やっぱり良いですね。

しかし最近のMCの長さには、いつからこうなったんだっけ??と思いだそうとしても思いだせません。話芸?の占める比重が日々増してきているMOTELなのです。
このユルい話芸?によるイメージチェンジ?特に意図的なものではなく、旅先(ツアー)で培われてきたもののように感じられるのが面白い。音楽って生き物なんだなと改めて思ったりした次第でした。
(クエスチョンマーク多用、失礼しました)

事前に様々な前情報を得て、個人的に興味津々だった野澤享司さん。
リハで驚くワタクシ。ブルースコバーンみたいだ!いやリチャードトンプソン?凄いプレイです。ジャパニーズフォークとはまったく違う!
リハ序盤、聴き易さ等をあまり考慮せずセッティングして飛び出したハウリング寸前のギターサウンドは迫力充分!
その後徐々に調整し音楽的に素晴らしいサウンドに成ったのですが、たとえノイジーでラウド過ぎても最初の荒くて深い音も捨て難い魅力に溢れていました。
思わず(表面的に似てるわけではないのに)「コバーン、お好きですか?」「リチャードトンプソン、聴いたりしますか?」と訊いてしまいました。
(好きですよ、と笑顔でした!)

いくらエレック〜初期フォーライフだったとはいえ、どうしてこの人がいわゆる日本のフォークシンガー的な紹介をされるんだろ?不思議だ。アコギ持ってればフォーク!って時代だったんだろうな〜

渋い、味のある弾き語りなんだけどどうしてもギターに耳がいってします。ギターインスト感強めの弾き語りという趣き。

最初は自己主張の強い音の様に感じていたのになんとも心地よく、目を閉じて聴いているとギターに包まれるような気分を味わいました。
アタックや拍の感覚は尖ったプレイなのに一種の浮遊感のようなものがあり、いつしかゆったりのんびりと聴いてしまっていました。
客席にもそんな空気はありましたね。

最後の共演も楽しく
この組み合わせ、また観てみたい!と思ったのでした。

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