バイユーに到着して3週間くらいでしょうか?この夏を楽しませてくれた音盤を紹介します。
『Cedric Watson/Cedric Watson』。南西ルイジアナ産のこの音盤はジャケットでおわかりのようにフィドル(ヴァイオリン)をメインとした音楽が詰まっています。このワカモノは昨年よく聴いた『Pine Leaf Boys』のメンバーで、この作品がソロ名儀では初のアルバムとなります。フィドルというとケイジャンの印象が強いのですがザディコも聴かせてくれます。ケイジャンやザディコが混在したバンドといった趣きのパインリ-フ・ボーイズよりもザディコ寄りな部分があるように感じます。いや、ザディコやケイジャンとか分けるのが難しいな…クレオールミュージックと言えばいいのでしょうか?いずれにせよ彼の地(ルイジアナ)の香りを色濃く感じさせる音楽を演っております。フィドルでゆったりと素朴に聴かせてくれてもなぜだか手触りはポップ。聴き易く親しみやすいサウンドです。勿論、アコーディオンもたっぷり聴くことができます。地味かなぁと思う瞬間もありますが、意外に作り込まれたアレンジにふと耳が停まったりとなかなか聴かせてくれます。
お客様から「これなんですか??」と尋ねられることの多さでは最近ではマイケル・デューセのソロアルバムと双璧です。ん??どちらもフィドラーのアルバムです。フィドルの音色が新鮮なのか、はたまたフィドルの時代がやって来るのか??
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