バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

素晴しかったギタリスト競演!そして更に…なんだかニューオーリンズみたいだなぁ、な夜

2010-03-17 | ライヴ報告

昨夜は平日にもかかわらず特別ライヴ営業。北海道からキャリア40年の凄腕ギタリスト・関ヒトシさんが初登場。バイユーではすっかりお馴染み、センチメンタル・シティロマンスの中野督夫さんとの豪華競演ライヴとなりました。
で、これが素晴しかった。予想通り、いや予想以上に。

まずは中野督夫さん。
この日はホスト役としてメインの関さんを盛り立てにまわった督夫さんの演奏は、いつもよりほ~んの少しうす味?ながら、やはり!と唸らされる凄みに溢れていました。100316
そして1部のラスト2曲に関さんを呼び込み早速競演。いきなりのアコースティックギターによるスライドに仰け反らされる。いやこれは凄い!そして早くもキラーチューン登場!『Midnight Oasis』。ギターソロではバイユー中が息をのみ、終ると大きな拍手!これには関さんのギターを楽しみにしているお客さんの気持ちが強く現れていてなんとなく笑えてしまった。それくらいにカッコイイ。
2部はたっぷりと関さん。数曲の歌モノ(ソーラン節も!)とインストゥルメンタルナンバーを披露。とにかく繊細で歌心溢れるギター。そしてなにより衝撃的だったのがラップスティール!とにかく音程もグルーヴ感も凄いプレイで、私カウンターから乗り出して凝視してしまいました。近くに居た近田(はいからさん&バイユーゲイト)に「お前はバンドマンなんだから、おおやってみたいとか思わんのか?」と尋ねると「いや~出来る気がしないッス」と気弱な答え。とはいえ実はなかなかのギタリストである近田、「(今からなら)ある程度はいけるようになるんじゃないのか?」と聞いたのですが。「無理ッス」。そう言わせるくらいに凄いラップスティールでした。
100316_2 いいものを観ました。
後半は督夫さんを迎えまたもや競演パート。今度はこってりと迫る督夫さん。ギター対決の趣きの瞬間もありました。
既にもう大満足、というかんじだったのですが、アンコールでは曲が始まってしまってから、客席から湯川トーベンさんが「しょーがねーなー」といった風情で(カッコイイ♪笑)ベースを手にして演奏に参加(督夫さんのサポートで参加の山本耕右さんのベースが置いてあったのです)。そして更に次の曲ではリードボーカルを担当!バイユーは大~いに沸いたのでした。
遊びに来ていたトーベンさんがなんとなくステーに立つ風景を眺めつつ「うーんこれは(行ったことはあるけど♪あくまでイメージ…)ニューオーリンズの風景みたいだなぁ」と思ったりもした豪華な夜でした。
いやー熱い火曜日でした。
帰り際、満面の笑みで「上田くんどうだった?関さん良かっただろう?(文字はそのままで名古屋弁で発音して下さい)」と語った督夫さん。
どうもありがとうございました!