【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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天候が読めなかった今年の農業。

2007年12月25日 | くだものの生産者
 失敗続きのおはなしをするのは辛いのですが、毎年々天候をよみながら作物をつくる農家にとって練達の技をもってしても、天候を読むことの難しさを感じた1年でした。
 時ならぬ大雪に収穫を待っていた長ネギが痛々しい姿になったこと、食味を重視し柔らかなネギを選んだ小山田さんのネギなどはその影響を強く受けました。突風や台風、降雹など被害はいちようではありません。
 なかでも一年をかけて栽培する果樹ではこの12月、思わぬ結果に泣かされました。春までの暖冬の影響を受けた青木さんのラ・フランスにこれまでなかった茶色の筋が入ってしまい、「青木ブランド」で購入された方々に大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。出荷した青木さんも初めての経験で合点がいかず専門家に尋ねたところ、ラフランスの成長期に偏った天候が続いたこと、肥大期の条件がよすぎて急に成長したことなどが原因であろうとのことでした。収穫した時に硬度がかなりあり、予冷庫に入れる前、常温に2~3日置いたことも原因のひとつかもしれないとお詫びの報告にきました。

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