【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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まれにみるサクランボの不作、大減収の生産者に支援の手

2021年07月26日 | くだものの生産者

 山形はここのところ災害続きです。昨年は7月29日に豪雨洪水災害が発生し、当会生産者も大変な被害を受けました。全国のニュースにもなったことで、皆様から現金書留を始め大きなご支援をいただき、10月28日までに177名、964000円もの支援金が届きました。
 早速被害が甚大だった、最上川沿いの高橋さん、武田さん、白鷹町のみんな農園さんにお見舞金を渡しました。そのあと順次、被害規模に応じてお見舞金を渡したのです。(21名)
 その間1月の大雪、2月の庄内地方を襲った暴風雪と立て続けに災害の発生がありました。その時もこの支援金をもとにして、皆さんにお見舞いをお渡しすることができました。
 ここに改めて御礼申し上げます。残りが約30万円余り、今後の災害支援金として残しておくことにしました。
 そして4月、恐れていた遅霜の到来です。4月11日と27日、二度にわたり園地を襲った遅霜は山形のサクランボ園地を縦断し、まれにみる大災害になったのです。特に被害の大きかった当会の阿部さんは二回目の遅霜でなすすべなく不戦敗、桃とリンゴに期待をつないでいます。今後どう支援すれば、と考えあぐねていたところでした。
 ちょうどその時、退職を機に奈良に転居された会員さんからメールが入りました。「長らくお野菜を届けていただいた生産者さんへのお礼が、今までできなかったこともあり、支援に使っていただけるよう、ささやかながら寄付させていただきたいと思い立ちました」とのお知らせでした。思いもかけないありがたいお申し出にメール交信の上結論を出し、先の支援金と合わせてご寄付をいただくということになりました。やさしい心遣いは、サクランボの盗難にあった農家さんにも渡してほしいとありました。7月21日、当会のサクランボ農家皆さんにお渡しができました。
 


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