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今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

あんぽん

2013-02-07 22:12:40 | 

あんぽん 孫正義伝

孫正義という人がどういう人なのかが知りたくて、読んでみましたが、
その生い立ちは想像以上でした。

この本は 安本正義という日本名を名乗って、「あんぽん」と
あだ名で呼ばれていた幼少時代から、孫正義と名乗って、
現在の輝かしい成功に至るまでの軌跡が書かれている本ですが、
どちらかというと強烈な印象は、孫正義よりも、孫正義を育てた
お父さんや祖母や叔父さんなど、親戚縁者の個性が桁外れにすごくて
感心するというよりも、驚嘆です。

日本で差別を受けながらも、韓国が嫌いで日本が好きで、でも孫という名前
にわざわざ改名して韓国人として日本人に帰化するという、複雑な
アイデンティティーは分かるような、分からないような。

すべてに真っ向から立ち向かって、正直でいたいのかな。

興味がある人はどうぞ。


年俸1億円

2013-02-06 19:39:53 | 

なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?

 

この本のいい悪いは別として、私が気に入ったフレーズはこれ。

「常にバリューを出すように」

バリューを出せない人は上司の弁当を買ってきた方がよっぽどバリューを提供している。

同感!

私も自分がやっている仕事と、弁当を比べたときに、弁当の方がバリューがあると思う日もない訳ではない(苦笑)
だって、美味しい弁当を食べると、モチベーションが上がるからね~。

弁当に負けないバリューを出すのは、そんなに簡単ではないですよ。

皆さん、バリューが出せていますか?


影法師

2012-12-29 10:07:54 | 

影法師 (講談社文庫)

今、はまっている百田尚樹の時代小説です。

百田尚樹のすごいところはジャンルの幅が広い!

百田尚樹は100人いるんじゃないかと言われているそうですが、
確かにそういううわさが流れるのも納得できてしまうぐらい。

さてこの影法師、今まで読んだ時代小説とは違います。
登場人物のキャラクターなのか、百田尚樹のストーリー作りのうまさなのか、
時代は違えど共感できる部分が多くて、いつの間にか小説の中に入り込んでいる
自分がいます。

そんなわけで、時代小説をあまり読んでいない人にも読んでいる人にもお勧め。

登場人物は、頭脳明晰で剣の達人、将来を嘱望されたが不遇の死を遂げる彦四朗と、
下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一との男の友情物語。

彦四朗の生き方は、「そこまでしなくても…」という、彼なりの美学を追求した生き方
なのですが、その自己犠牲は涙ものです。

そんな自己犠牲を完璧にやり抜くだけの技術と能力を持ち合わせてしまったが故の
悲劇なのですが、彦四朗、かっこよすぎです。

文庫本の巻末の袋とじ部分は、「あーやっぱり」のシナリオ。

日本人の孤高な精神は美しいですね~。


BOX!

2012-12-02 14:02:09 | 

最近、百田尚樹の作品にはまっているのですが、これも面白かったです。

映画にもなったボクシングの小説。

格闘技系は好きじゃないし、血が出てきた時点でNGなので、ボクシングに興味を
持ったことはなかったけど、この小説は格闘技ダメでも面白いです。

小説の力はすごい!そんな私でもボクシングの世界に引き込まれるのだから。

天才型と努力型の二人の高校生の描き方も上手いです。

天才ゆえに頂点に達することのできない闇、努力型の限界。

勝ったり負けたり、最後までどっちが勝つのかハラハラドキドキの小説ですが、
不思議と両方の高校生を応援したくなってしまう、そんなキャラクターの設定が
上手いです。

勝っても負けてもすがすがしさが残り、その後の少年たちの進路のそれぞれの
人生ドラマを応援したくなるような小説でした。

お勧め二重丸!


風の中のマリア

2012-11-19 21:36:06 | 

この本は「永遠のゼロ」を書いた百田尚樹さんの作品です。

風の中のマリアは誰か?それはオオスズメバチの女戦士の名前。

これはスズメバチの小説なのです。

スズメバチの本なんて読んだってしょうがないじゃん、それに私昆虫大っ嫌いだし。。。
と思ったのですが、「面白いから読んだ方がいい」と言われ、半信半疑で読み始めたのですが、
スズメバチのマリアの自分の運命と使命を受け入れた、潔い生き方に引き込まれました。

スズメバチの生態のミステリアスさにも興味津々

ゲノムを残していくために、女王蜂とワーカーとオス蜂とがそれぞれの使命を担って
激しい戦いを繰り返して、生命を全うする。。。

マリアの戦いの人生が後に引き継がれていくところは、感動します。ちょっと泣けます。
スズメバチの話なのに。。。

 


ホテルオークラ総料理長の美食帳

2012-11-06 22:35:24 | 

会社の同僚に貸してもらって、読みました。

ホテルオークラは数回行ったことがあるのですが、老舗ホテルの歴史の重みなのか、
ホテルのロビーに入ると、10歳ぐらい老け込んだような気分になり(笑)、
その重厚なホテルの雰囲気に溶け込めない自分を感じてしまい、気おくれしながら
赤じゅうたんの上を歩いたっけ。

食事をしたこともあるのですが、欧米系の新しいホテルのレストランに比べると
メニューの古臭い感じが、いまひとつワクワク感を掻き立ててくれなくて、
「食べたいものがないな~」と感じていたのですが、その理由が分かりました。

オークラの使命は、「半世紀超えても変わらない味と質を維持する」ということだそうです。

よって古臭いことに意味があったのです。

半世紀超えてもそこにこだわり続ける料理人の日々の努力は、すごいの一言。

確かに半世紀前に食べたものと、全く同じものが食べれるという体験は、めったにできる
ものではないですよね。

そんな経験値を持った人たちに愛され続けているのが、オークラの存在価値のようです。

当然そんな経験値はないけど、本に出てくる、ダブルコンソメと世界一のフレンチトーストと
ローストビーフは食べてみたい!

本を読んでからオークラで食すというのは、ただ食べるだけではなく、それを作った人の
歴史を感じながら食事をすることができるので、リッチな体験になりそうです。

もちろんお値段もリッチ。

スポンサーさま、大募集です。


赤とんぼはなぜ

2011-11-28 23:27:19 | 

赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか? 童謡・唱歌を科学する

「赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか?」「ちょうちょはなぜ菜の葉にとまるのか?」

考えたこともありませんでしたが、童謡の歌詞には科学的な理由があって、赤とんぼには生命の維持のために竿の先に止まらなければいけない、のっぴきならぬ理由があるそうです。

ちょうちょはテキトーに飛んでいるのではなく、菜の葉にとまらなければいけない理由があるそうだ。

へぇ~~~~!

いろいろな「へぇ~~~」があったけど、「春の小川はさらさらいくよ」の小川は渋谷にあった川だったらしい。西武デパートのA館とB館をつなぐ地下の下水道が、春の小川からつながる川だったとは…。岸のすみれやれんげの花は一体いずこに…。

それにしても童謡の歌詞は奥が深い!何気なく歌っていた歌詞の一つ一つに意味がちゃんと存在しているのに感心しました。

1.夕焼け 小焼けの 赤とんぼ
  負われて 見たのは いつの日か

2.山の畑の 桑の実を
  小かごに 摘んだは まぼろしか

3.十五でねえやは 嫁に行き
  お里の 便りも 絶え果てた

4.夕焼け 小焼けの あかとんぼ
  とまって いるよ 竿の先

この本を読んだその日、何気なくTVでバラエティーを見ていたら、スマップと素人が合コンをする番組で、素人の女性がこの歌を歌ってた。
またシンクロニシティーに遭遇!


ドラッカーマネジメントにおけるリーダーシップ

2011-11-27 20:55:15 | 

「もしドラ」がはやって、ドラッカーが日本では時の人になりましたが、ドラッカーの言うリーダーシップには次の4要件が必要になるそうです。

リーダーの4つの要件

1)組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立すること

2)リーダーシップを、地位や特権ではなく責任と見ること

3)周囲からの信頼が得られること

4)リーダーシップは賢さに支えられるものではない。一貫性に支えられるものである。

 

そして、リーダーとして絶対に欠如していてはならないものが、『真摯さ』。成果をあげる手法は習得することができるけど、真摯さだけは習得することができないもので、最初から持っていなければならないもののようです。

真摯さを欠如する者

1)他人の強みよりも弱みに目を向ける者

2)何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者

3)誠実よりも、頭の良さを重視する者

4)有能な部下を恐れる者

5)自らの仕事に高い基準を設定しない者

 

リーダーシップと言うと思い出されるのが、前職で一緒に働いたA氏。強いリーダーシップではなかったけど、「真摯さ」という点においては、お墨付きでした。その真摯な対応は、一緒に働く人間に感動を与えました。最初から持っている人だったと思いますが、私の目標です。


考えない練習

2011-11-27 01:11:04 | 

ジェノサイド

ジェノサイド、読み終わりました。590ページもある本で、超大型級のサスペンス。一言でサスペンスと言うよりも、SF、サイエンス、サスペンス、ミステリーと、全部ひっくるめてさぁどうだ!という感じ。日本とアメリカとアフリカで起きているそれぞれの事件が、同時進行で刻々と進んでいく様は、「24」のようでもあります。毎日の通勤電車の空間が、私の中でだけアメリカに飛んだり、アフリカのコンゴに飛んだり、また日本に戻ったりしていました(笑)。本の表紙にも出ているけど、これは人間の叡智をはるかに超越した生物との戦いでもあり、この生物に支配される地球の未来が示唆されるところは、その他多くのSFミステリーと同じ。こういう圧倒的なスケールの話を読んでいると、人間の考えていることなんてろくでもないな~と自分の存在のちっぽけさを感じます。面白かったのでおすすめ。

そんなことを考えていたら、もう一つの本に出会いました。

考えない練習

この本はヨガの先生に教えてもらったのですが、30代前半の住職さんが書いた本です。人間が考えることなんて所詮ろくでもないし、そんなことを考え続けていると、脳内ひきこもりになって、何をしていてもどこに行っても、自分の頭の中でグルグル思考をめぐらせているだけで、何も新しいことが入ってこないので、そんなこと考えるのやめちゃいなさいっていう本。

確かにね~、余計なことを考えなければ、人生もっとすっきり楽に生きられるのかもしれない。物を捨てることにも通じますよね。

そんなことを考えていたら、中学生の時に遊びに行った友達の家を思い出しました。その家はプレハブの長屋で、確か2Kぐらいの広さで家族5人が暮らしている狭い家で、中学生だった私の目から見ても、「えっ、こんなところに住んでいるの?」というような家だったんだけど、家の中が見事に片付けられていて、清潔感にあふれていて、感動したのを覚えています。物はないんだけど、風通しがよくて、日当たりが良くて、未だにあの家が私の理想。

あの時感じた感覚は未だに忘れられなくて、多分とても大事なものがあの家にはあったような気がします。あの感覚、大事にしようっと。


ときめきのむらさき

2011-11-14 23:28:40 | 

最近読んだこの本に影響されたのか、自分が「好きだ」と思うものに敏感になっておくって大事なことだなと思いました。

人生がときめく片づけの魔法

私の家の中にあるものは、自分で買ったものであるはずなので、当然「好きなもの」に囲まれているはずなのですが、結構そうでないものも多いんですよね。なんとなく違和感を感じながらも、でも使えるし、もったいないしでとりあえず取っておく。気がつけばタンスがパンパン。

この本の面白いところは、捨てるか捨てないかの判断をときめくかときめかないかで決めるところです。なんじゃそれ、そんな頼りない感覚で捨てられるの?と思うのですが、好きか好きじゃないかって結構はっきりしているものです。好きじゃないものは私にとってプラスにならないって思うと、今まで捨てられなかったものも捨てられます。これホント。なかなか爽快です。

好きなものにアンテナを働かせようと思っていたら、今週の会社のフラワーアレンジメントは、私の「好き」光線にピピッとひっかかりました。

色とりどりの紫グラデーションのアレンジメントです。気に入ったものを見ていると、なんだか嬉しいものです。