ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

山野井泰史 熊に襲われる

2008-09-19 22:11:14 | Weblog
日本のトップクライマーである山野井泰史が熊に襲われたという記事があった。びっくりでもあり、ショックである。
彼は、高所における高難度のクライミング実績と技術があり、世界屈指のクライマーと言われている。たとえば、K2に南南東陵からアルパインスタイルでソロ、しかも無酸素で登った人である。世界のトップクライマーであるにもかかわらず、スポンサーをつけずに、奥多摩で質素に生活し、クライミングにはいくらでもお金をかけてでも登る人である。生活の全ては、山のためにあるとも言われている。
彼は、2002年秋、ヒマラヤのギャチュンカン北壁の単独登頂に成功したが、帰路に雪崩に遭い壮絶な生還劇の末に脱出。しかし、そこで両手及び右足の指を計10本を失った。それでも徐々に体を慣らして、クライミングを開始し、新たな挑戦をして、とにかく偉大さを感じる。

山野井通信に次のような報告が載せられていた。少し安心をした。

山野井氏熊に遭遇重傷。命に別状はありません。
9月17日朝、自宅近くをジョギング中に曲がり角で子連れの熊と鉢合わせになり、すぐに逃げましたが右腕をかまれました。そのあと覆い被されて顔をかまれ、けとばすなどしたためようやく熊は離れて逃走しました。
山野井氏は意識がうすれるなか近くの民家に助けを求め、ヘリで青梅市内の病院に搬送されました。鼻の縫合など90針を縫う大怪我を負いましたが、意識はしっかりしており、話しはできてまた食欲もあります。
山野井氏は顔の傷よりクライミングに関係する右腕のほうを気にしています。さすが‘山野井泰史’です。
17日は感染予防のため集中治療室で過ごしましたが、18日以降は一般病室に移る予定です。熊と遭遇した場所は山奥ではなく日常の生活圏であり、再発防止のため熊狩りがおこなわれましたが見つかっておりません。
皆様にはご心配をお掛けしましたがご安心ください。

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