ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

ボルベール

2007-06-30 16:43:37 | Weblog
本日から公開となった「ボルベール」を見た。
今年のカンヌ映画祭で、脚本賞を授賞し、ペネロペ・クルスらが主演女優賞を獲得して話題になったペドロ・アルモドバル監督の作品である。
ボルベールとは、スペイン語で、「帰郷」「帰還」などの意味を持ち、監督自身の帰郷がいくつか含まれているという。文字通り、彼の故郷のラ・マンチャへの帰郷、コメティへの回帰、女性社会を正面から描くことの回帰、女優カルメン・マウラとの19年ぶりの仕事などがあげられるとのこと。そして、作品のもっとも重要な帰郷は、母親である。ライムンダ(ペネロペ・クルス)は母が教えてくれた「ボルベール」を歌いながら生前、分かり合うことのなかった母との関係に思いをはせたが、タンゴの名曲も楽しめ、 哀しくも可笑しい、祖母・母・娘三世代の人生を綴ったドラマになっている。
つまり、この映画では、危うさもありながら、たくましく生きる女達を中心に過去の秘密や親子の愛情などが描かれていて、男は出てきても、ひどい男だったり、登場もしない情けないろくな男でなかったりする。それでも男に対する憎しみと同時に温かい眼も描かれている。いずれにしても女性賛歌の映画である。やはり、女は強しである。監督が男であることも考えさせられる。

千畳敷カール

2007-06-29 20:23:57 | Weblog
昨日から本日、職員旅行である。
昨日は、駒ヶ根高原からバスとロープウェイを使い、
千畳敷に行き、ホテルに戻ってからは、光前寺に行った。
今日は、午前中、奈良井宿に行き、午後は、原田泰治美術館である。
千畳敷はまだ、雪がたくさん残っており、花はこれからという感じであった。宝剣岳の稜線を今度歩いてみたいなと思った。ホテル前のコマクサの湯では、名前の通り、露天風呂にコマクサが咲いていた。
光前寺は平安時代末期、本聖上人によって開かれた天台宗の寺で、戦国時代、武田家や羽柴家、徳川家などの武将から保護を受け、多くの信仰を集めてきたといわれる。建物は古いが風情があった。光ごけも光り輝いてみえた。
奈良井宿は1時間半ぐらい時間はあったが、あちこちの店に入っているうちに、あっという間に時間になってしまった。
原田泰治美術館も展示の絵を見たり、ビデオを見たりして、原田泰治の世界に浸った。作品は素朴画と呼ばれ、風景を中心に人物も目も鼻も口もなくてのっぺらぼうではあるが、うまく背景に人物を入れ込んでいる。とても細部まで丹念に描かれていた。また、この美術館は諏訪湖畔にあり、場所もよい。ここの名誉館長はさだまさしである。


八ヶ岳のツクモグサ

2007-06-24 07:45:32 | Weblog
ツクモグサに会いに、八ヶ岳に登った。
美濃戸に車をおいて、行者小屋、赤岳、横岳、硫黄岳、
赤岳鉱泉と周回コースを歩いた。
快晴で、展望は良かった。日焼けをして、
あちこち赤くなり、子どもから飲んできたのと言われるぐらいである。
今まで赤岳と硫黄岳の展望もあまりよくなかったので、
今回はその分も天気が良くて、満足感があった。
北、南、中央アルプスや富士山も良く見えて、しかも
八ヶ岳の山々を間近に見ながらの稜線歩きは気持ちよかった。



父の日プレゼント

2007-06-22 17:40:13 | Weblog
何故だか、父の日のプレゼントに、娘から少しだけ花をもらった。
しばらく置きっぱなしになっていて、植えなきゃと思って、
今日、ちゃんと育つかどうかわからないが、
我が家の玄関先の狭いスペースに植えた。
ここだけの話だが、娘が小さい頃、娘から2年続けて同じコップをもらったことがある。
よほどお気に入りか、手軽なのか、本人は気づいていなかった。
ちなみに、妻からは、純米原酒「しぼってそんまんま」という酒を
もらった。妻は、酒の方が単純に私が喜ぶと思っているようだ。
まあ、その通りなんでしょう・・・。実際、嬉しいから。

Dome House Sato

2007-06-21 10:14:51 | Weblog
先日、夏のキャンプの下見に行ったときに、甲斐駒ケ岳の麓にある「Dome House Sato」でそばを食べた。そばが手打ちでおいしかったが、特徴的なのが、建物自体が手作りでなかなかの雰囲気あるお店であった。山を登っていた方が、働いているときからいろいろなところから資材を集めて何年かごしで組み立てて建てている。飛行機のトイレのドアを使っていたり、窓の大きさも集めてきた窓の大きさに合わせて作ったりしている。3階の小部屋からは甲斐駒がどっしりと見えて、毎日、この部屋から甲斐駒が見えるのはいいですね。
いよいよ夏山が近づいてきたので、昨夜、職場の仲間と飲みながら、夏山の計画の話をした。こうして計画を立てるのも楽しみ。

パン作り

2007-06-18 19:13:24 | Weblog
仕事の関係で、知人がパン作りに来ていただけた。
ピザとパンが上手に焼けて、子ども達は大喜び。
計量から、配合、コネ、発酵、形を作って焼くなどを
子ども達はさせてもらった。
素材の配合の仕方や生地の弾み具合なども経験でわかっていく。
こうした過程を通して、それぞれの思い思いの
動物パンが出来上がった。
物を作るというのは子どもにとって、
良い経験になるし、思い出にもなる。
その知人に感謝である。

田んぼと夕焼け

2007-06-16 19:41:47 | Weblog
家の近くには田んぼがある。
毎日、田んぼを見ることが出来る。
田んぼの持ち主もしょっちゅう、バイクで来て、苗の育ち具合を見ている。
こうして、手塩にかけて、おいしいコメが作られていくのである。
それにしても、田んぼが見られる風景は癒される。
夕焼けもきれいだったので、シャッターを押してみた。
よく、鴨も来ているのだが、今日は現れなかった。

プレステージ

2007-06-15 08:23:27 | Weblog
映画「プレステージ」を府中で観た。19世紀末のロンドン。二人のマジシャンを軸に映画は展開される。登場人物が複雑で、時間軸もシャッフルされて、ひとつの問題が解決されたら、次の疑問が出てくるという構成で、何気ない伏線もあちこちにちりばめられていて、どんでん返しもある。わかりにくい所はあるが、楽しめる。特に、心理描写が深く、人生を狂わす執着心や競争心などが描かれ、マジシャンとして人の心を操るが、それが生にも反映されて、わだかまりや猜疑心が生じる。考えさせられた映画である。ただ、マジックといいながら、科学性として、あれと思わせるところもなきにしもあらずである。それは、エンターテインメント作品として楽しめればいいことかな。一流のマジックには、1プレッジ(確認)、2ターン(展開)、3プレステージ(偉業)の3つのパートがあるといわれる。


プログ開設

2007-06-14 16:55:37 | Weblog

プログを開設しました。
ネットで、知り合った多くの山仲間の方々がプログを開設しており、
私も挑戦してみることにしました。
飽きっぽいので、何処まで続くかわかりませんが、
日々の出来事をつづっていけたらと思います。