ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

スカイツリー

2010-05-31 09:11:16 | 街歩き
大学時代のサークルの集まりが、愛知で開かれた。その日は、職場の子ども達の運動会もあったので、午前中、見てから名古屋に向かった。1泊して、次の日は、そのままどこにも寄らず帰り、昼過ぎには東京駅に着いた。前日飲みすぎたし、新幹線では、ビールを飲みながら弁当を食べて、寝ていた。こうして名古屋まで行って、どこにもいかずにいたのに、このまま戻るのももったいないと思い始め、ちょっと歩きたくもなった。東京駅について、ふっとスカイツリーでも観にいってみようかなと思い、押上駅まで行ってみた。スカイツリーは東京の新名所になっており、やはり、噂どおりたくさんの見物客でにぎわっている。完成すれば、高さ634m、現在の高さは389mだった。そして、隅田川沿いにある勝海舟の銅像のあるところまでも足を延ばす。途中、鏡に映るスカイツリーを写真におさめたり、おしなり君の家にも寄ってみた。

滑落死:東京・杉並の女性、群馬・妙義山で

2010-05-25 21:48:15 | 山歩き
23日の毎日新聞に、妙義山での事故が掲載された。
「22日午前9時35分ごろ、群馬県下仁田町上小坂の妙義山(標高1104メートル)を登山中の東京都杉並区上高井戸2、中学校非常勤講師、土屋成子さん(64)が岩場で滑落、約80メートル下の岩で全身を強く打ち即死した。
 県警富岡署によると、土屋さんは山頂付近の通称「コブ岩」をロープを使って約5メートル下りる途中、ロープから手が離れたという。登山歴は5~6年で、同日午前8時から仲間5人と入山していた。【塩田彩】」

今年の6月号の「山と渓谷」にも表妙義稜線の縦走路が取り上げられて、遭難事故が急増し、事故対策についての記事がのっていた。「コブ岩」も事故多発地帯である。
私自身もちょうど一週間前に、この事故現場である表妙義のコブ岩といわれるところを歩いている。確かにコブ岩は岩稜上に立ちはだかる大きな岩だった気がし、やせ尾根も切り立っていた。私自身も緊張し、無我夢中で登って、歩いた。紙一重である。実際にこういう事故が起きるとショックである。しかもこの方は、地域の中学の美術の先生である。ご冥福をお祈り致したいと思います。

マイレージ、マイライフ

2010-05-24 09:39:32 | 映画
『マイレージ、マイライフ』は、今のアメリカ社会の現状や仕事と生き方、人と人とのつながりについてなどのテーマが盛り込まれている。
主人公のライアン(ジョージ・クルーニー)はリストラ宣告人。訴訟を恐れる企業に代わり、リストラ対象者にくびを言い渡す仕事である。年に322日間も出張している。結婚願望もなく家族とも距離を置く彼の唯一の目標は、航空会社のマイレージを1000万マイルためること。「バックパックに入らない物は背負わない」がモットーだ。面倒な人間関係を嫌い、出張先で出会った女性とその場限りの情事を楽しむ毎日だ。地に足のついた暮らしよりも忙しく動き回る自分の姿に酔っていて、一年中飛行機に乗り出張ばかりのなかで、ワンランク上のサービスを受けて優越感に浸る。仕事のストレスを紛らわすためにマイルを貯めている。しかし、一方で、マイルを貯めることはライアンにとっては救いでもある。仕事を続けるためには必要なことである。そのライアンは、彼と同じく出張で全国を飛び回っているアレックス・ゴーラン(ヴェラ・ファミーガ)と出会い、同じ価値観を持つ二人は意気投合、ベッドを共にする。そうした中、現れたのが、大学を首席で卒業した新入社員のナタリー・キーナー(アナ・ケンドリック)。出張を廃止してネットで解雇通告を行うシステムを提案。楽しみな出張を奪われてなるものかと猛反対のライアンだが、彼女の教育係を押し付けられた。そんな折、ライアンは姉のカーラ(エイミー・モートン)から、あることを頼まれる。3週間後に結婚する妹のジュリー(メラニー・リンスキー)のために、彼女と婚約者が写った看板を持ち歩き、出張する先々で写真を撮ってきてほしいということだ。看板はかばんからはみ出ている。ライアンはナタリーとともに出張を続ける。ナタリーは、人を“きる”ことで初めて目にした様々な人生に衝撃を受け、さらに自らの仕事を皮肉るかのように、恋人からメールだけで別れを告げられたことにショックを受ける。ライアン、ナタリー、アレックスが初めて顔を合わせた時、現代っ子ではあるが、結婚願望の強いナタリーは、アレックスに対して「気軽な関係」としか言えないライアンを非難する。しかし、ライアン自身も、気持ちが変化してきた。「バックパック」に何か入れたい、と思い始めてきた。
監督は『JUNO/ジュノ』『サンキュー・スモーキング』のジェイソン・ライトマン。
邦題は『マイレージ、マイライフ』であるが、原題は「UP IN THE AIR」である。上空からの撮影が多いのだが、地に足が着いていない、有頂天になっているという意味もあるかもしれない。ジョージクリーニのライアン、リストラ宣告人を演じているのだが、人間臭さがあって、いい味を出している。歳を重ねると哀愁が出てくるが、そういった雰囲気もある。人生、いっぱい背負っても、あの世には持っていかれないが、しかし、何も背負わない人生の寂しさも何気なく伝わってくる。どのようにして生きるかは人それぞれの生き方である。しかし、実際には自分の思うように生きていくことは難しいが、思うように生きたとしても、何かが埋まらない場合もある。なにを大切にしたらいいかはメッセージとして出している気がする。それでも世の中は単純ではない。

妙義山鷹戻し

2010-05-15 20:37:32 | 山歩き
前々から気になっていた妙義山の鷹戻し、挑戦してみた。結局、鷹戻しを往復することになってしまった。
中之岳神社から中間道に出て、堀切から稜線に出て、鷹戻しに登ると思ったが、第4石門から上に登っていってしまい、険しいはしごを登って、稜線に出てしまった。仕方がないので、そのまま鷹戻しの方に歩き出して、さすがに鎖やロープがあって、道もわかりにくいところもあって、登っていく。大丈夫かなと思いながら、歩いていくと、今度は長い鎖場を下る。まさかここが鷹戻しではないだろう、もっと先であろうと思いながらおりると、鷹戻しの標識が来た方向にある。そういうことは、やはり鷹戻しを下ってきたのだと思った。鎖場が多くて、鷹戻しを意識しないで下りたので、あっけなかった。女坂分岐まで行き、再度鷹戻しに戻って、登りたくなった。そこで、引き返すことにして、今度は鷹戻しの鎖場を確認しながら登っていって、上に出た。今度は浅間山や北アルプス、上越の山々や八ヶ岳をゆっくり眺めた。鷹戻し、歩く前は、結構、びびっていたが、鎖はしっかりしていて、足場も岩場で置くところがあり、確かに危険ではあるが、歩けないことはないと思った。それよりもその先の鎖場のほうで、足場がとりにくくて、2本鎖があったりして、歩きにくいところがあって、嫌だった。そのまま第4石門の分岐方向に下りないで、稜線方向に東岳、中之岳と歩いて、中之岳神社におりた。この分岐からもやせ尾根になっており、最後まで気は緩めれなった。とにかく無事に登れてよかった。それと以前に白雲山は歩いているので、今回の金洞山を歩いて、だいたいつなげることが出来た。距離はそんなに歩いていないが、普段使わない足の筋肉を使ったためか、車に乗った時に足が吊り気味だった。腕の方は大丈夫だった。後から出るかな。帰りにもみじの湯で汗を流し、帰路に着く。

小三治の「長屋の花見」

2010-05-11 17:56:39 | 落語
 小三治が登場するということで、浅草演芸ホールに行った。夏に平日でも池袋で小三治を聞いたときは、入る前から行列だったので、今回も警戒して、早めに行ったら、連休明けだったので、まだ空いていた。団体席やはとバスツアーの人たちの席も取ってあった。ゴールデンウィーク特別興行で、11時から始まり、夜の9時過ぎまで、10時間以上たっぷり楽しんだ。昼の主任が、木久扇で、夜の主任が小三治。小三治は、長屋の花見である。この噺は他の人で、断片的に今までも何回か聴いているが、こんなに面白い話だとは思わなかった。やはり演じる人によって違ってくるのを感じた。さすが名人、小三治である。特に今回は、お得意のマクラもほとんどなく、すんなり本題に入っていった。
「長屋の花見」は、長屋の大家さんが、貧乏なので花見に行けない長屋の連中を接待し、上野の山へ花見に繰り出す。接待と云っても、酒と玉子焼きと蒲鉾と毛氈を用意をしたが、実物ではなくて、煮出したお茶と沢庵と半月形に切った大根とムシロである。みんな着飾ってるが、中身は骸骨(げえこつ)じゃねえかといって、骸骨(げえこつ)が晴れ着カラコロ花見かなと一句出る。貧しさの中でしたたかに生きる人情味のあふれる噺である。相変わらずとぼけた顔で演じる小三治ワールドにはまり、思いっきり笑うことが出来た。楽しい一時であった。弟子の三三が「やかん」、はん冶が「ぼやき酒屋」を披露していた。
 川柳の「ガーコン」、相変わらずのネタで、客席を沸かす。79歳で、扇橋より、年上だが、自分の方が元気とアピールするほど声に張りがある。後10年はやれるかなとここでも元気さをうりにする。あした順子もひろしが、都合で出れないので、一人で出演し、踊りや歌を披露しながらしゃべっていて、ひろしのかわりに前座さんが出てきて、一緒に踊っていた。芸歴を60年超えていて、それでもこれだけできるというのはたいしたものだ。権太楼は、「町内の若い衆」で、会場で爆笑の渦が巻いていた。文楽は「看板のピン」で年季が入っている。白鳥は新作落語で「アジアそば」。古典落語には出てこない外国人を登場させている。さん吉は談志の話は、下品であり、好きではないといっていた。寄席の芸人みんながスーパースターで、真剣に聞くのは疲れるでしょう、少しリラックスして聞ける話しもあって、メリハリがあっていいでしょうといっていて、結構受けていた。

生藤山から高尾山

2010-05-03 15:00:11 | 山歩き
生藤山から高尾山まで歩いた。結構なロングコースであった。
上野原駅に下りたら、さすがゴールデンウィークの天気のよい日。人がたくさん。
特に、坪山に行く人たちのバスは行列が出来ていた。私は生藤山方向に行くバスに並ぶ。
富士急山梨バスの運転手が要害山と八重山のハイキング地図を配っていたので、いただいて、説明してもらった。とても丁寧にコースがかいてあった。この運転手は、たぶん坪山の地図も作った人だと思う。
甘草水の広場や三国山からは富士山が霞みながら見えた。桜は散りかけていたので、それは残念。生藤山に登ることで最初歩き出したが、その後は、どのコースを歩こうかなと迷っていたら、甘草水であった方が、高尾山まで歩くといっていたので、触発されて、私もいけるところまでと思って、陣馬山を目指して歩き出した。結局、私も高尾山まで歩いた。高尾山はそれまでの道のりとは違って、すごい人である。さすがにミシュラン効果が大である。もともと、都心に近く人気の山ではあったが、これほど混む様になったのは、三ツ星に選ばれたからである。今回はところどころで新緑風景も楽しめて、低山といえども、それなりに長い距離を縦走できて、満足であった。