ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

天狗岳から硫黄岳

2014-10-06 20:53:18 | 山歩き
9月に、天狗岳から硫黄岳に登った。天狗岳は2度目である。前回は西天狗岳を歩いていなくて、今回は西天狗岳を登ることが出来た。一泊二日の行程である。一日目は、唐沢鉱泉から西尾根を通って、西天狗岳、東天狗岳を経て、山びこ荘に泊まる。二日目は、小屋に荷物を置いて、硫黄岳を往復した。東天狗岳に再度登り、黒百合ヒュッテ経由で、唐沢鉱泉の駐車場の方に戻る。今回は山仲間3人で登る。
八ヶ岳の縦走路から外れた西天狗岳は2646mの二等三角点をもつものの、避けられがちでもある。今回は西天狗岳を一つの目標として歩くことが出来た。宿泊する小屋は、夏沢峠にある「山びこ荘」である。客は我々3人と、若い夫婦とアルバイト経験のある男性の合わせて6人である。山びこ荘は、天然記念物のヤマネや大きな目を持つモモンガの棲家にもなっていた。夜行性なので、夜と早朝にひまわりの種を食べにやってくる。小屋で一緒になった若い夫婦は2度目の宿泊で、ヤマネとモモンガが目当てで泊まりに来たようである。小屋の灯はランプだけで、薪ストーブで暖を取りながら、談話をする。トイレが小屋から離れているのは不便であり、特に女性は不便を感じると思う。9時過ぎまでお酒を飲みながら談笑し、寝る体制に入ったが、小屋番さんと元アルバイト経験のある男性はそのまま話を続けている。翌朝、4時過ぎには、目が覚めて、起きだす。モモンガも小屋の中に入ってきていた。飛膜を広げるのもみえた。5時過ぎには、窓の外の餌場の方にも、またモモンガがやってきて、餌を食べていた。ムササビとモモンガは前後脚間の膜を広げて滑空する夜行性動物で、大きな違いは、モモンガは小さい。モモンガの顔には白門(白い帯)があるそうだ。夜行性なので、眼も大きい。モモンガの天敵はフクロウやテンなどであるという。ヤマネは滑空はしなくて、一族一種であるといわれる。朝、天候がよさそうなので、硫黄岳山頂に登ることにした。朝ごはんを食べて出発する。硫黄岳山頂は360度の展望で気持ちがよい。しかも誰もいなくて、貸切状態だった。下りは中山峠との分岐を黒百合平方面へ下る。岩場が延々と続き、膝を痛めないかと思いながら下る。だんだんガスがかかり、展望もなくなってきていた。岩場が続いたので、林道に出たら、膝ががくがくしだしたところで、唐沢鉱泉に到着。帰りは、「縄文の湯」に寄り、汗を流した。