ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

円楽襲名興行

2010-03-26 15:47:50 | 落語
末広亭で行われている6代目三遊亭円楽(60)襲名披露興行に行ってきた。とにかく、すごい人出。長蛇の列が出来ていた。並んでは見たが、立ち見だと言われて、仕方ないと観念はしたが、入った時に、まだ2階席があいていて、座ることが出来た。平日で、雨が降っていたので、多分大丈夫だと高をくくっていたが、それは甘かった。勤務上がって、一旦家に帰らないで、直接行けば、よかったかなとつくづく思った。
6代目円楽は78年に師匠の5代目円楽とともに落語協会を脱退し、寄席から締め出されていた。今回、落語芸術協会(桂歌丸会長)に協力を要請し、32年ぶりに実現した常設の寄席での出演である。
 披露口上は桂米助(61)の司会で歌丸、春風亭昇太、三遊亭小遊三、三遊亭鳳楽と豪華なメンバーが並んだ。歌丸は「昨年、当時の楽太郎さんが心を込めていれたお茶を飲んで死んだのが5代目円楽さん。そういう努力をした人。」と場内を笑わせた。春風亭昇太(50)の「親切な先輩と思っていたら振り込み用紙が来た。振り込め詐欺にはご注意を!」や小遊三「五代目が亡くなり、立川談志師匠が入院などうれしいニュースが続いた」など笑の渦が沸いた。昇太が「ストレスの海」、鳳楽が「勘定板」、歌丸が「つる」で、歌丸の得意ネタ。確かに以前にも聴いたことがあるが、後の席の人が何回も聞いているから笑えないといちいち声を出して、解説しているのは耳障りだった。小遊三は「魚根問」。トリで登場した円楽の披露目ネタは5代目円楽の18番であり最後の高座の「芝浜」。6代目円楽にとっても相当の想いがこめられているのでしょう。ここでも「芝浜」が聴けて、良かった。とにかく、今回の襲名披露興行は、笑点メンバーの多くが勢揃いをしていて、豪華な顔ぶれで、人の多さにびっくり。

多摩川から羽田

2010-03-17 18:31:53 | 観光
 調布から自転車で、多摩川をずっと下って、羽田空港まで行った。職場で、高校生が前々から行きたがっていたので、進路が決まったら行こうという話をしていた。進路が決まり、一緒に行くことにした。調布の職場を9時40分に出て、ターミナルには12時頃に着く。そこでお昼を食べて、ターミナルの中を歩いて回って、帰ってきた。高校生の乗る自転車は早いので、どんどん先に行き、ついていくのが精一杯。
行きは、登戸の橋で、神奈川側に渡り、丸子橋で東京側に戻ってきた。弁天橋あたりから飛行機が見え初めて、海の香りもしてきた。漁船もあって、都心らしくない雰囲気もあった。羽田というと、埋立地であるので、空港のある町というイメージであるが、海に囲まれたこの土地は、かつて「羽田猟師町」(漁師町ではない)とも呼ばれていて、漁業の盛んな町だったらしい。まだ名残は残っている雰囲気だった。
 羽田に飛行場が開設されたのは1931年であり、羽田の町は敗戦直後の1945年9月に羽田の飛行場をGHQが軍事基地にするために撤収し、海老取川以東(つまり、現在の空港構内)に住んでいた約1200世帯、3000人に対して、48時間以内の立ち退きが命じられたという。そのことを記した碑もあった。弁天橋には赤い鳥居があって、いわくつきである。穴守稲荷神社の跡地に旅客ターミナルビルが建つことになり、鳥居は取り壊されることになっていたが、けが人が続出し、祟りがどうのこうので騒がれた。ターミナル前の駐車場に移され、その後、空港拡張計画により、今ある弁天橋東詰めの地へ移設されている。ある意味、海だから、どんどん空港も拡張ができるわけである。弁天橋からターミナルまでは結構距離もあった。
帰りは東京側をずっと自転車で走らせる。帰りは、さすがに少しお尻が痛くなったり、足腰がきつくなったりしながらも、帰り着くことが出来た。その高校生はまだ余力を十分残している感じであった。羽田まで自転車でいけたことに大変満足して、喜んでいたのは何よりであった。

鬼ヶ岳から王岳

2010-03-15 18:18:48 | 山歩き
西湖の駐車場に車を停めて、雪頭ヶ岳から鬼が岳、王岳と歩いた。以前に、毛無山から雪頭ヶ岳は歩いていたので、その先の王岳までを歩きたかったのである。今回は、雪が結構残っていたので、軽アイゼンをつける。前日が暖かかったので、こんなに雪が積もっているとは思わなかった。展望はよくて、富士山がでかい。鬼が岳の山頂では、前回ぼやけていた南アルプスがくっきりと見えた。八ヶ岳もしっかり見えた。誰もいなくて、景色を独り占めした気分。しかも無風状態で、気持ちのいい時間を過ごすことが出来た。鬼が岳から王岳に至る道もピークが4つぐらいあり、王岳に着いたかと思ったらまだまだであった。雪道を歩いてプチ雪山で、これまた気分が良かった。今回はあまり人には会わず、王岳の山頂で、富士山を正面に昼を食べる。人が少なく、静かな山歩き。それでもちょうど私の前を歩いていた人もいたし、前々から歩いた人の足跡があり、ラッセルをしなくてよくて、歩きやすかった。そんなにたくさんは雪が積もっていなかったが、足跡がなければ、踏み込みながら歩くのは大変かなと思った。
帰りは、渋滞に巻き込まれたくなかったので、温泉にも寄らずに高速に乗ったが、調布インター近くで事故渋滞。八王子から調布まで2時間以上となっており、国立府中で下りる車でそこでも渋滞。どうせ下も混むだろうと思い、国立府中で下りなくて、車をのろのろ動かしていたら、そのうち流れ出して、思ったより早く着いた。