ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

北岳と雪渓

2013-07-22 19:11:51 | 山歩き
8年ぶりの北岳である。この間に膝を痛めているので、最近は、高い山はあまり登れていなくて、自信がなかったが、仲間から誘われて、登ることが出来た。前回ほどの速さでは登れなかったし、足も本調子ではなく、痛かったが、無事に登り、下りることが出来た。今回は、3人で行き、芦安で車を止め、乗り合いタクシーで広河原まで行く。肩の小屋で泊まり、二日目は、右俣コースを下り、広河原に戻る。前回歩いたコースと逆回りで、二俣から大樺沢の雪渓を歩いて、八本歯のコルを目指す左俣コースをとる。雪渓歩きでは、念のため、アイゼンをつける。大樺沢 (おおかんばざわ)の雪渓を抜け、バットレスと呼ばれる山頂から続く高さ約600メートルの岩壁を横から眺めながら登る。雪渓の後は、連続する木製の丸太梯を直上すると八本歯のコルに着く。八本歯のコルから山頂まではお花畑に囲まれた岩陵の登りで、展望とともに花が楽しませてくれる。山頂は、ガスで包まれて展望はなかったが、肩の小屋からは仙丈、甲斐駒、鳳凰三山などの南アルプスを初めてとして、富士山、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、奥秩父の山々が望めて、恵那山まで見えた。
2日目の下りの稜線歩きは、南アルプスの山々が近くに見え、気持ちが良い。下りの展望がなくなってくると、今度はお花畑が待っていた。さらに右俣コースを下っていくと、前日に登った雪渓が見えてきて、あそこを登ったんだと感慨にふけることが出来た。帰りは、金山沢温泉に入って、気持ちよく汗を流し、帰路に着く。