ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

毛無山から十二ヶ岳

2009-10-26 10:58:28 | 山歩き
先週の平日に、御坂山塊の毛無山から十二ヶ岳に登った。毛無山も十二ヶ岳も富士山の展望がよい。十二ヶ岳は、毛無山から12のピークがある。ロープや鎖があり、変化の富んだ尾根歩きを楽しむことが出来た。コースとしては、西湖の東端の文化洞トンネル入口から毛無山、十二ヶ岳に登って、桑留尾側に下りて、旧根場(ねんば)通学路を歩いて、文化洞トンネルまで周回をした。毛無山からは富士山が正面にみえて、手前に足和田山、右側に西湖、左側に河口湖がみえて、展望がよい。岩場で一番のハイライト部分は十一ヶ岳から十二ヶ岳にいたるところである。十一ヶ岳から岩場などを大きく下り、ロープと鎖を使う。下りたところがキレットのようになっていて、金属製の吊り橋があって、慎重にわたって、今度はまた、大きく登り返し、ロープも長い岩場を十二ヶ岳の頂上に登った。帰りは西湖湖畔にある「いずみの湯」という温泉に入って、帰路についた。

天下茶屋から御坂山

2009-10-18 18:04:21 | 山歩き
御坂山を天下茶屋から往復して歩く。前日に、太宰治の原作である映画「ヴィヨンの妻」を見たので、太宰治の記念館がある天下茶屋にも行ってみたくなった。朝、7時半過ぎに天下茶屋に着く。富士山の写真を撮る人たちが結構いた。山に登るのかなと思っていたら、皆、写真だけ撮りに来ている感じある。富士山がくっきりよく見えた。私も何枚か撮って、御坂山の方に歩き出す。登っていくのは私一人だけだった。樹林の中を歩くのだが、時々、富士山が顔を出し、河口湖と富士山がなかなかの景色である。天下茶屋まで戻らなければならないので、どこまで歩いていこうかなと思っていたが、結局、御坂山、黒岳まで行って、黒岳先の展望の開けているところで富士山を見て戻ってきた。釈迦岳まで行けば、アルプス方面もよく見えるかなと思ったが、今回は無理をせず、天下茶屋の記念館でもゆっくりもしたかったので、黒岳まで歩いて、引き返してきた。戻りは、団体も含めてたくさんの人が登ってきた。私の歩き始めの時間はやはり少し早かったようである。途中の分岐からも登ってくる人もいくにんかいた。天下茶屋に下りてくると、車はびっしり、路肩にたくさんの車が並んでいた。天下茶屋も食事をする人で賑わっていた。私は天下茶屋の2階にあがり、太宰治の記念館をみてまわる。こんな富士山のきれいに見える素敵な場所で、太宰は執筆活動をしたのかと思った。

ヴィヨンの妻

2009-10-17 19:51:27 | 映画
「ヴィヨンの妻」は生誕100年の太宰治の短編小説の映画化である。太宰の人生をからめながらも,太宰の作品の複数の物語を題材にしている。ヴィヨンというのは、高い学識を持ちながら悪事に加わり、逃亡・入獄・放浪の生活を送ったフランスの中世末期の近代詩の先駆者フランソワ・ヴィヨンのことである。(オフィシャルサイトより)
浅野忠信演じる作家の大谷は死ぬことばかり考えている。酒と女に依存している。男の弱い部分をさらけだしている。退廃的ではある。男は弱いな駄目だなーと思ってしまう。それでも、どこか憎めない。それにしても浅野忠信はかっこよすぎるし、顔色は健康そのものであるのが違和感を感じた。松たか子演じる妻の佐知はそんな夫を受け入れて、たくましい女性である。周りを明るくさせる魅力的な存在である。現代の風潮ではそぐわない男と女の関係かもしれないが、今でも通じるようなテーマがある気もした。サブタイトルは「桜桃とタンポポ」となっている。桜桃は痛みやすいけど甘味があって愛されるという意味をこめているらしい。一方、タンポポは、どんな環境にも対応して成長し、誠実な美しさを意味しているそうである。監督は最後の佐知の台詞のためにこの映画は存在すると言っている。最初の幼い時の「鉄管回し」のシーンから始まり、このシーンと最後のシーンは意味がある。太宰治の作品をうまくまとめていると思った。また、松たか子と広末涼子の競演も見所がある。すれ違いざまの広末涼子のあの微笑みは見事である。早速、太宰治の短編「ヴィヨンの妻」の部分だけ読んでみた。



根子岳から四阿山

2009-10-14 09:59:06 | 山歩き
菅平牧場から登り始めて、根子岳から四阿山に登り、周回して菅平牧場に下りた。
最初、北アルプスなどの山並みを遠望しながら登る。しかし、途中からガスの中に入っていく。雪交じりの雨も降ってきたりした。
今回、天気予報ではこの辺りも高気圧が張り出していたので、いいかなと思って、登ったが、まるで冬型の西高東低の気圧配置になったかのように、冷たい雨模様だった。
上のほうでは雪になったりして、今年初の雪も見た。樹木も雪がかかったりしていた。
根子岳山頂は、完全に雲の中で、景色は何も見えず。
四阿山頂でも最初、ガスの中で何も見えなかった。冷え込んできたし、そろそろあきらめて退散しようかなと思っていたら、浅間山方向が開けてきた。田代湖や紅葉の景色も見えてくる。しばらく雲が流れる様子を見ていた。
菅平牧場への下りは四阿山に登る人が次から次へと登ってきた。さすが百名山、人気がある。
展望もガスの下になってくると、開けてきたり、もやの中の紅葉もきれいであった。
帰りは温泉に入っていると、渋滞に巻き込まれる恐れがあるので、温泉に寄らずに帰る。
ちょうどうまく渋滞にはまらずに戻ってきたが、職場から連絡が入り、急遽泊りの勤務になってしまった。帰って、ビールを楽しみにしていたが、水の泡だった。




「We are the World」

2009-10-03 18:36:29 | Weblog
「We are the World」のドキュメンタリーDVDを買う。8月に池袋演芸場で小三治の噺を聴いた時に、マクラでマイケルジャクソンの話をはじめて、熱烈に勧めたDVDである。オバマクラシックCDを買いに言ったついでにこのDVDも購入した。小三治は多くのアーティストの名前の紹介をしていたが、すぐに出ない名前もあって、きちんと紹介できればいいのだが、客席に聞いたりしていた。知ったかで話をしてしまうからこうなってしまうといいながら、本題の「千早ぶる」につなげて、上手いなと思ったのを思い出した。高座にこのドキュメンタリーフィルムの上映をしたいぐらいであると語った。ちなみに「千早ぶる」は「ちはやぶる 神代もきかず 龍田川唐くれないに 水くぐるとは」の有名な和歌を知ったかで、相撲取りにかけて、ご隠居がとんでもない解釈をしてしまう話である。
「We are the World」の歌は1965年にアメリカで発売される。アフリカの飢餓をなくす目的で作られた歌であり、DVDは「We are the World」製作過程のドキュメンタリーになっている。私はあまり詳しくないけど、私が知っているだけでも名だたるアーティストたちが出ている。小三治も笑点を引き合いに、一線級の人たちが集結して作っているたとえで出していたが、「We are the World」も一人一人、有名すぎる人たちが揃いにそろって、すごいと思った。スーパースター達が集結をして、曲が完成していく様を描いている。見ごたえのある貴重な映像であることは確かであると思うが、私もすぐに知ったかをしてしまうからぼろが出てしまう。