ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

新緑の高川山

2008-04-27 22:34:54 | 山歩き
高川山は、山梨県の都留市と大月市の境にある山である。学園の子どもを連れて、職場の山仲間と登った。生憎、曇りで富士山などの展望はなかったが、新緑の山の中を歩いて、気持ちがよかった。標高は高くないので、一時間ぐらいで登れたが、登山口からいきなり急な坂を登ることになり、男坂と女坂の分岐では、登りは尾根ごしを直登する男坂を歩き、下りは山腹をまくようにある女坂を歩いた。昨日から雨がよく降っていたので、足元はぬれていてどろどろ気味で、滑りやすかった。子どもも何回かすべって、どろだらけになっていた。山頂には犬のビッキーが出迎えてくれた。2001年ごろから住み着いているビッキーは元気で、少し太ったような気がする。今日はたくさんの人が登っているので、食は足りていたのか、それほど食べ物もほしがらなくて、うろうろしていた。高川山は初狩駅をはじめ、富士急の田野倉駅、禾生駅からのルートもあるので、駅からの便は良い上に、登山道もそこそこ変化があって、展望もよいので、人気の山でもある。今日もたくさんの人たちが登ってきた。

フィクサー

2008-04-24 11:43:59 | 映画
弁護士事務所に所属しながら表に出ないで、裏で仲介役をして交渉をまとめる姿を描いた映画「フィクサー」を見た。フィクサーとは「もみ消し屋」である。
地味なサスペンススリラーではあるが、内容は見ごたえがあった。
フィクサーであるマイケル(ジョージ・クルーニー)は、仕事に嫌気が指しながら、裏方仕事から抜け出せず、ギャンブル三昧の日々。しかも、アル中の従兄弟ティミーとレストラン事業を共同経営し、破産して、借金に追われる。離婚もして不安定な生活をしている。彼の同僚アーサー(トム・ウィルキンソン)は、クライアントである巨大企業である農薬会社の利潤優先の悪事に対して、良心の呵責に耐え切れず、反撃に出た。それにマイケルも巨大企業の裏事情を知り巻き込まれて行く。崩壊寸前のマイケルが、あるものに心を奪われて、人間性に目覚める。農薬会社の法務担当カレン(ティルダ・スウィントン)は、敏腕なビジネス・ウーマンであり、裁判を企業側に有利に進めようとした。この3人の内面に迫る脚本と演技が見所である。特に、ティルダ・スウィントンは、人間の生身の感情を描いた人物描写が見事で、この作品でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。監督は、『ボーン・アイデンティティー』シリーズの脚本家トニー・ギルロイである。

タカオスミレ

2008-04-20 21:32:33 | Weblog
高尾山は自然の宝庫といわれている。高尾山で最初に見つかったといわれるタカオスミレという花がある。ヒカゲスミレの品種であり、沢沿いに咲き、開花時の葉が焦げ茶色から黒紫色になったものである。最初に記録されたのは昭和3年である。その花を探しに出かけた。
日影沢や一号路に咲くといわれているので、まず、高尾からバスに乗り、日影で下りて、日影沢林道を歩いた。新緑のフィトンチッドを浴びながら、気分よく歩き出した。途中、写真を撮っている人がいたので、よく見ると、タカオスミレであった。私も撮ろうとすると、後からグループの方たちが来たので、ゆっくりは見ていられなくなった。そのまま林道を歩きながら、城山に登った。途中の景色で、高尾から城山への稜線が見え、一丁平などの桜が綺麗だった。城山からそのまま影信山に行って、天ぷらを食べて、ビールを飲むか、城山でそのままビールを飲むか迷い、やはり、桜がぎりぎり終わりになるので、高尾山に足を延ばそうと、城山でビールを飲むことにした。なめこ汁も美味しかった。城山では桃の花も満開で、見た人たちは感嘆の声をあげていた。城山から相模湖方面に眺める山々も緑がかってきていて、新鮮さを覚えた。そして、高尾山に登り、下りは、タカオスミレが咲いているといわれている1号路を歩いた。下の方に下りていったところで、タカオスミレの群落があった。こちらは日曜日で人はいっぱい歩いていたが、タカオスミレに気づく人はほとんどいなくて、一人だけ写真を撮ったりしていたので、タカオスミレがたくさん咲いていますねと声を掛け合った。

大いなる陰謀

2008-04-19 17:42:56 | 映画
「大いなる陰謀」を見た。ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、そしてトム・クルーズと豪華共演の映画である。アメリカの対テロ政策の裏を描いている。
セリフが多くて、メッセージ色を前面に出している。ほとんどが会話を読むことに集中しなければならないのだが、字幕を追うのに大変で、内容も淡々と進み、勤務が泊り明けで見たので、見事に睡魔が襲ってきて、睡魔に勝てなかった。再度、見なければならないが、これだとテレビでもよいかなとも思った。ただ、ロバート・レッドフォードのアメリカの今の状態に「言わなきゃいけない」という意気込みは感じられる作品ではある。トム・クルーズが未来の大統領とも目される上院議員を演じているのだが、ほとんどセリフだけで、動かなかったのももったいない感じもした。


乾徳山

2008-04-13 19:53:10 | 山歩き
乾徳山は、塩山の恵林寺を開いた夢窓国師が修行した山として知られているようだ。いつものように銀晶水、錦晶水から扇平経由で登って下りる。今回も職場の山仲間のモンちゃんと一緒だ。このコースは水場があり、鎖を使って岩登りができたりで変化のあるコースで、我々は気に入ったコースである。したがって、たいてい同じコースを歩いている。月見岩あたりから雪が見え始め、だんだん雪とアイス状態の道を歩いていく。凍っていたので、滑りやすくなっていた。4月のこの時期だから雪はないだろうと思っていたが、まだ残っていた。日曜ということもあって、たくさんの方が登ってきた。中には21人の団体も登ってきて、鎖場では混むのではないかと思った。我々は早めの行動だったので、いくつかの団体や何人かの人たちが登る前に登っていて、下り出したので、下りの時に次から次と人に会ったのである。
天気は東京の方は雨交じりの曇りであったが、笹子トンネルを過ぎたあたりからは、雨は降っていなく、晴れ間も覗けた。乾徳山も曇っていたのであるが、ガスが流れていて、時々、展望が開けたりした。もちろん富士山は見えなかったが、雨も降られず、久しぶりの山歩きを楽しむことができた。職場の山仲間と行くと、どうしても仕事の話になってしまうのは玉に瑕であるが、それはそれで、貴重である。

花見

2008-04-06 19:01:27 | Weblog
子ども達は成人になったり、大きくなってしまったが、学童クラブのOBの保護者が集まって、多摩川で花見をした。
多摩川は、桜は散り気味であったが、まだ残っていた。天気がよかったので、人は結構にぎわっていたのである。娘もすぐ近くで、地域サークルの集まりで花見をしていたようである。
朝10時にスーパーの前に集まって、皆で買出しをして、多摩川に向かった。4時頃まで飲み続けた。おかずも結構あって、お腹も満足。年に何回か集まって、長年続いてきている。私も時々顔を出している。今回はいつもより人が少なかったが、いろいろな話題が出てくる。年齢も上になってきたためか、以前のように騒ぐことは減ったが、静かに飲みながらいろいろな話をする。だんだん健康や仕事の不安などの話題が多くなる。
その中で、団塊の世代の方もいて、会社をリストラされて、派遣社員の厳しい状況が話されたり、会社を辞めてタクシーの運転手になった人などもがんばっている。現在、若い人もフリーターなどが増えてきて、話を聞いていると、50過ぎての職探しは大変だと思った。景気は上向いているといいながら、現実の雇用状況は厳しいと思った。大きい会社や幹部社員はそれなりに状況はよくなってきているかもしれないが、一般の社員は厳しい。格差は広がっていると思う。それにしてもいろいろな仕事の人たちが集まって、こうして話ができるのはいいなと思った。私も職場内で移動し、大変な状況で、不安を抱えながらの仕事がスタートしたが、正規の仕事が続けられるのはまだ恵まれている。