ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

小仏でバッタリ

2008-03-30 10:39:56 | 山歩き
最近、桜が満開になってきているが、この4月から仕事上で移動があるのでなんとなく気分が落ち着かない。そこで、やはり山歩きである。ちなみにこの時期のなんとなく憂鬱な、けだるい感じを「春愁」というそうである。
今回は高尾山から城山、影信山と歩いた。写真は城山からである。今まで高尾山は何回か登っているが、歩いていないコースが3号路であったので、1号路から3号路を歩いた。4号路が山の北側の冷温帯にあり、3号路は山の南側となり、暖温帯であり、冬になっても葉を落とさない常緑樹の多い森となっているとのことである。3号路を歩く人はほとんどいなく、一人だけ会っただけである。高尾山や城山からは雪をかぶった富士山や丹沢の山々がしっかり見えた。相模湾に浮かぶ江ノ島も捉えることができた。影信山ではふきのとうの天ぷらを食する。影信山でも富士山を見ることができ、ここでは富士山は初めてのような気がする。ビールのつまみの菜の花の菜もおいしかった。
影信山から下ってくると、監督さんとemiさんにばったり会う。その会い方が、ちょうど私が林道に下りたところにemiさん夫婦が小仏峠の方から歩いてきたのである。まってましたという言わんばかりの会い方である。その流れで、そのまま夫妻と一緒に、稲城にある温泉に行き、汗を流し、そこで乾杯し、さらにご夫婦のお薦めの沖縄の料理を出している店で、美味しい料理をつまみに飲んだ。山の話やいろいろなことを話し、とても楽しい時間をすごした。山に登りだして、体がよく動くようになったりいいこと尽くめであるという話である。こうして山を通じて、出会えることも嬉しいことである。泡盛をロックでのみ、ちょっと利きすぎた。ふらふらしながら帰路についた。監督さん、emiさんに感謝である。

3月末廣亭下席

2008-03-24 09:04:06 | 落語
早昼で桂花ラーメンを食べて、末廣亭に行った。日曜日なので、11時40分の時点で、列が出来ていた。今回は、昼の部と夜の部のお仲入りまで楽しんだ。昼の部の主任は三遊亭円遊で落語の落ちの種類などの枕から「肝つぶし」に入っていった。落ちが面白い。
今回は、桂米丸も、とても80歳を越えているとは見えない元気振りであった。
タクシーでの経験を生かして怪談仕立てにし三つの小話を披露していた。
桧山うめ吉は若手俗曲師として現在注目を浴びている。確かに小顔美人さんで三味線を弾きながが民謡などを歌い、日本舞踊も披露してくれて、華がある。この日は佐渡おけさ、裏の背戸屋、粋なカラスと3曲披露してくれる。
東 京太、ゆめ子の漫才の熟年夫婦のかけあいも面白かった。京太が老け役でゆめ子がしっかりしている様子がかみあってなくて、それがまたよく、今の熟年夫婦のありようを示しているような感じもした。遊ノ介の古典落語「蝦蟇の油」も聞けた。蝦蟇口上はやはりテンポがいい。

ノーカントリー

2008-03-20 19:51:16 | 映画
第80回アカデミー賞4部門を受賞したノーカントリーを観にいった。ベトナム帰還兵のモス(ジョシュ・ブローリン)は、狩りの途中で偶然、大量のヘロインと200万ドルという大金を見つけた、金を持ち去る。そこで、彼の運命が大きく変わる。謎の殺し屋・シガー(ハビエル・バルデム)から執拗に追われることになる。事態を察知した年配の保安官・べル(トミー・リー・ジョーンズ)は二人を追い始める。3人の男の思惑と自信が絡み合って、映像が展開していく。アメリカ西部、テキサスの町を舞台に、コーエン兄弟監督作品である。原作はコーマック・マッカーシーの「血と暴力の国 」('03)である。
とりわけ異彩を放つのが、殺し屋シガーである。コインの裏表で殺しを決め、次から次へと圧縮した空気が飛び出す酸素ボンベであるスタンガンで、冷酷に殺しを進めていく。狙った標的は必ず仕留め、逃さないという人間の感情は持たない、怖くなるほどの存在感だ。生きていくうえでは誰もが事故に会ったり、二者択一の選択を迫られて、運命的な出来事が起こったりすることを象徴しているのかもしれない。確かに暴力場面は多いが、しかしそこからは何も生まれないこともいっているのかもしれない。
それにしても、わかりにくい作品なのか、人生自体がわかりにくいといっているのかもしれないが、見終わって、どうなったんだと思ったこともあった。聞き過ごしてしまった言葉や見過ごしてしまった場面が多く、いろいろなメッセージも多かったのではないだろうか。理解できない犯罪が日本でも最近増えてきているが、アメリカでも増加している現実も確かだろうと思う。


幕山から南郷山

2008-03-13 18:16:20 | Weblog
梅が見ごろかなと思い、湯河原梅林から幕山に登った。ちょうど梅がよく咲いていた。この時期だと湯河原から幕山公園行きのバスが随時出ていて、便利である。休日は特に人でぎわうでしょう。
幕山公園は、山の斜面に埋められた紅白の梅が4000本もあるそうだ。そこは、幕山登山道の入口にもなっている。幕山公園で梅の観賞した後、幕山から南郷山に歩いた。幕山公園は平日にもかかわらずさすがに人が多かった。幕山の頂上は、まだ時間が早かったのか、人も少なかったが、ごみもいっぱいあった。幕山までは、観光客が登っているのでしょう。南郷山まで行くと、さすがに人も少なく、ごみもなかった。
今日は、春の陽気で展望がかすみがちであった。それでも山頂からは、舞鶴半島がかすみながらもよく見えた。 初島は見えたが、大島はわからなかった。
電車なので、温泉に入った後は、ビールも飲めて、電車で気持ちよく眠りながら、帰路に着いた。この4月からはとても忙しくなりそうで、山にどのくらい登れるのだろうか。


陣馬山から生藤山

2008-03-06 20:14:15 | Weblog
陣馬山から生藤山を歩いた。
藤野駅、8時10分発のバスに乗り、和田のバス停で降りて、歩き出す。
陣馬山頂は、快晴で、雪化粧の富士山はくっきり、丹沢も近くに見えた。雪をかぶった南アルプスの悪沢岳や赤石岳、金峰山も良く見え、相模湾の江ノ島、筑波山、西武ドームなども見えた。頂上で、山の同定をしていたら、大して説明もしていないのに、二人連れの女性にかっこいいと言われて、照れてしまう。陣馬山からいったん和田峠におりて、生藤山に向かった。ほとんど人にも会わなくて、時々雪道になっていた。だんだん富士山に雲がかかるようになったが、生藤山や三国山で、陣馬山でみえなかった雲取山や前聖岳が見えたりした。陣馬山でだいたいの見当がついた山が生藤山に向かって歩いていくと、同じ山でも見え方が違ったり、見えなかったのがみえたり、見えていたのが隠れてきたりする。ミニ縦走ではあるが、縦走の楽しみはこういうところにもあるのだと思った。歩いてきた稜線を振り返るのもいい。生藤山の先が、三国山で、神奈川県、山梨県、東京都の境になっているそうである。陣馬山や醍醐丸は東京で、登る前は藤野から神奈中バに乗り、生藤山を下りたところは井戸から富士急山梨のバスで、やはり県境があるのを感じた。この時期は花粉で、くしゃみ連発、鼻水がズルズルでつらいね。

那須レクレーション

2008-03-03 08:04:35 | Weblog
職場の子ども達と那須にレクレーションで行った。
一泊2日である。
土曜に那須ハイランドパーク。人が少なく、ほとんど貸しきり状態で乗り物に乗ることが出来た。風も強く、雪も舞っていて、観覧車は上空は揺れて、怖かった。働いている人も大変だなと思ってしまった。その日は、那須のホテルで宿泊し、温泉でゆっくりした。バイキングで、ご馳走が並び、子どもたちもたくさん食べた。蟹の食べ放題で満足する子もいた。日曜は那須どうぶつ王国に寄った。「王国タウン」と「王国ファーム」のエリアがあって、「王国タウン」しか開いていなかったが、ちょうど午前中で帰るつもりであったので、子ども達も十分に楽しめた。レンタルで犬の散歩に連れて行ったり、鳥や猫、小動物などいろいろな動物を見てまわったり、ふれあったり、犬のドックショーもなかなか見事であった。2日間、贅沢なレクではあるが、子ども達は盛りだくさんで楽しめ、おかげさまでこちらも楽しんできた。
 東京に戻ってきて、吉祥寺の前を車で通ると人の多さにびっくり。那須のひと気もまだらなのとは段違いである。那須周辺はそれこそたくさんの観光地や名所があり、以前は大変栄えた時期があったと思うが、今回は時期的にも早かったのか、人も少なく、寂れてきている印象もあった。確かにホテルは土日でたくさん宿泊はしていたが、観光地を車で走っていると人は少なかった。今の時代、ガソリンも値上がり、遠出も避けたい心理が働くとしたら、ますます地方の観光地に行こうとするのが少なくなることもあるのだろうか。田舎で住もうとする人も減っていく中で、地域格差がますます生じているような気もする。東京に着いたら、まだまだ寒かった那須とは違って、暖かさを感じ、東京では確実に春の訪れを感じた。