ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

野球観戦

2009-05-30 15:28:30 | Weblog
5月27日水曜日、神宮球場で野球の招待があり、子ども達と行った。ヤクルトーオリックス戦である。5-4でヤクルトが勝利。ヤクルトのデントナがスリーランを打つなどで4点を取ると、その後、オリックスのラロッカのスリーランなどで4点差を追いついた。その直後に、ガイエルの勝ち越し打で逃げ切る。時間が遅くなり、最後まで試合を見られなかったのだが、ヤクルトの林昌勇が20戦連続無失点で、救援をした。3連敗中のヤクルトであったので、応援の方は盛り上がっていた。応援席は、いつものように点が入ると、傘が上がった。スクリーンに子ども達の姿が映ると喜んでいた。球場で見る野球は、選手は良く見えないが、雰囲気が楽しい。外野にいるガイエルや青木が応援席から声をかけると振り向いたり手を振ったりするのも声援が上がっていた。

皮膚手術

2009-05-20 21:26:49 | Weblog
粉瘤(ふんりゅう)とは、皮下にできる良性腫瘍(できもの・おでき)の一種で、アテロームとも呼ばれている。以前にこぶのようなものが肩に出来て、形成外科に診療してもらうと、粉瘤と診断された。そのときは、粉瘤を絞って、小さくしてもらったが、また少しずつ膨らんできたので、皮膚科で粉瘤の摘出手術をしてもらうことにした。粉瘤(アテローム)は、皮膚下にある袋状のもの自体を完全に摘出しない限り再発するのである。
手術する前に、どのような手術をするかを医師から説明を受けた。その後、最初局所麻酔をして、麻酔が効いてきた頃に、摘出作業が行われた。その摘出した袋状のものも見せてもらった。こんなのが入っていて、どんどん膨らんでいくのかと思った。切り開いて摘出して、縫っているので、また、抜糸もしてもらわなければならない。様子を見たりしながら何回通わなければならない。今日はアルコールを抜いてくださいと言われた。せっかく手術したお祝いに一杯と思ったが、ちょっとこれがきつい。手術した医師自身も同じ手術をして、お酒を飲んだら血がどくどく出てきたので、今日は絶対に飲まないでくださいと念を押された。ドクターも飲んだのではないかと思ったが、自らの失敗談を語られて、聞かなければ申し訳ないかな。しかも自分のためだから、今日は我慢するか。以前、血液検査をしたときの結果も教えられて、何のために調べたか説明を受けた。単純な血液検査ではなくて、性感染症など含めて、色々なものを調べていることがわかった。

グラントリノ

2009-05-17 15:33:32 | 映画
グラントリノを見た。クリント・イーストウッド監督が、自ら主演して、孤独に生きる人種差別主義者の偏屈老人が、ひょんなことから隣人のアジア系移民家族と思いがけず交流を深めていき、変わっていく様を演じている。
グラントリノはアメリカフォード製の車、過去に自動車産業が栄えていた時期、デトロイトで作られた憧れの車である。フォード工場の熟練工で、朝鮮戦争の従軍経験を持つウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻に先立たれ、72年製の“グラン・トリノ”を持ち、犬と一緒に孤独に暮らす。その彼の隣にモン族の少年タオの一家が越してくることから物語が進む。モン族はベトナム戦争に協力し、アメリカに亡命しなければならなかった過去も持ち、アメリカの多民族国家の一部になっている。このマイノリティの民族に対するまなざしもぬくもりがある。
頑固爺でもあるウォルトとタオの友情、タオ一家との交流や床屋との会話などは、ほほえましくてユーモラスで、笑える場面がたくさんある。タオの姉役のアーニー・ハーも魅力的だ。かつてイーストウッドは「ダーティハリー」など不正を打ち砕くのに銃を武器に使っていた。今回は時代の変化なのか、暴力が暴力を招く連鎖の恐ろしさもテーマとしてこめられている。復讐は復讐を呼ぶ。武器を振り回しても解決しない。この点で、イーストウッド映画の集大成的な意味もあるのではないだろうか。それは今のアメリカ社会への警鐘も鳴らしているようにも思える。とても素晴らしい作品である。最後の音楽も余韻に残る。

手塚治虫展

2009-05-11 09:04:15 | 美術館、博物館
手塚治虫生誕80周年を記念し、手塚治虫展が江戸博物館で開催されている。
「たけおかネット」で東京江戸博物館に行く企画があり、ついでに手塚治虫展も観た。
今回は博物館ということで、プライベートな品や貴重な資料が展示されていた。映像や作品の模型も展示して、色々と工夫もされていた。自宅2階で長く仕事場で使っていた机やペンなどがいっぱい詰められていた引き出しや愛用のベレー帽やメガネ、上着などもあった。多くの漫画の原画はもちろん、昆虫標本、遺稿など、貴重な展示が多数見られた。意外に机はスチールで、椅子が豪華に見えるぐらいだった。手塚治虫はやはり天才である。小学校の頃に描いていた昆虫採集(昆虫手帳)の細かい絵は繊細で緻密である。まさに本物を見ているかのようである。
享年60歳で、亡くなってから20年が経っている。亡くなる直前まで漫画を描き、最後の言葉は「頼むから、仕事をさせてくれ」だったとのこと。本当に最後まで漫画を描くことが好きであったし、色々なメッセージを残したかったのではないかと思う。短時間で見てまわったが、じっくり見れば、いくらでも時間がかけられる。
江戸博物館の常設展の方も広くて、浮世絵や絵巻、着物、古地図、建物の模型、当時使われた品などたくさんの展示があり、こちらもいくら時間があっても足りないぐらいで、見ごたえがある。2時間近く見てまわって、両国で、ちゃんこを食べて、2次会も近くの居酒屋でしっかりお酒を飲んで〆る。楽しい一時であった。いつもながら飲みすぎてしまう。


柳家小三治

2009-05-04 09:12:56 | 落語
浅草演芸ホールに行った。ゴールデンウィークの真っ只中で、超満員。11時前に浅草に着いて、吉野家で早お昼を食べて、入ると、すでに立ち見である。昼を抜けばよかったかなと思った。4時半までの長い時間、立って、聴く。夜の部で、やっと座れる。さすがにたっている時は、眠らなかったが、座ってしまうとうとうとしてしまう。今回はGW特別企画で、出演者も有名人が多い。正蔵、三平、円蔵、木久扇、アサダ二世といった面々が昼の部で登場。夜の部は柳家一門の福治、はん治、三三、燕路などが高座に上がった後、夜の部の主任、小三治である。
お目当ての小三治は、まず登場すると、喉を痛めないために、湯のみ茶碗に口をつける。これはお茶ではなく、漢方薬が入っているらしい。リューマチを持病に抱えて高座に上がっているからである。豚インフレをマクラに世評を風刺したりした後、「あくび指南」を演じる。さすが話芸が冴える。しかも、あくびの色々な表情がうますぎる。煙草を吸って、ぷーっと膨らませる顔なユーモラスなかわいさがなんともいえない。満員の会場は爆笑の連続。飄々としたおしゃべりの中に、人柄の誠実さと人情味を感じる。チラシにあるように、まさに「今や東京を代表する古典落語の実力者」である。また聴きたくなる。ドキュメンタリー映画も観てみたい。

大平牧場から乾徳山

2009-05-02 21:28:25 | 山歩き
どこに登ろうかと迷ったときの、乾徳山である。高速代ETC割引で千円、遠出も出来るかなと思ったが、アルプスや高い山はまだ雪があるし、天気がよくてもどうも春霞で展望もかすみがちかなと思い、あきらめる。それでも山歩きがしたかったので、いつものように乾徳山になった。朝早い時間であったが、下りの高速道路は渋滞が始まっていた。勝沼インターで下りる。いつもは徳和から少し林道を歩き、山の東側から銀晶水、錦晶水を経て、登っていたが、大平牧場まで車でいけるということなので、そちらの方に向かった。その大平林道は道自体、舗装されていたが、狭く急であり、道の状態はいたんでおり悪路である。車で運転していると、ひやひやする。途中で止めたくなって、停めてみたが、ほとんど大平牧場に近いところであったので、引き返して、大平牧場まで行った。駐車料は500円である。分岐からは林道をショートカットするように道満尾根を登っていった。やがて尾根道が開け、富士山や南アルプス、甲府盆地も見えてきて、草原状になっている扇平に到着。天気はよかったが、だんだんかすみ具合が時間の経つにつれて、進んだ。下りでは、富士山に雲もかかるようになってきた。
岩峰の山頂は富士山、金峰山、甲武信ヶ岳、大菩薩、南アルプスまで見渡せた。金峰山にも雪がかかり、五畳岩も見えた。
山頂直下の鎖場のある杖棄岩は最近、体重が増加したためか、心なしか体が重い。いつもよりしんどい。山頂で展望を楽しんだ後は、下りも杖棄岩を下りようとしたが、登ってくる人が下で何人か待っていたので、迂回路を下った。迂回路を下る理由が出来て、少しホッとしたかな。帰りは花かげの湯で、汗を流して、帰路につく。高速道路の上りはすいていた。