ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

南大菩薩

2009-04-29 19:55:14 | 山歩き
湯ノ沢峠から滝子山までの南大菩薩を往復した。大菩薩から湯ノ沢峠までの小金沢連嶺は昨年の11月に縦走したが、南大菩薩を歩いていなかったので、つなげたかったのである。天目山温泉から歩くととにかく林道が長いので、今回は車で湯ノ沢峠まで行って、楽をした。
天気はよかったのだが、展望は春霞でいまいちであった。それでも富士山はやっとやっと見えた。南アルプスや八ヶ岳はかすんでいたので残念。それにしてもここの小金沢連嶺から南大菩薩連嶺のコースは樹林もあったりするが、南側に開けていて、富士山と周りの景色が開けているせいか、醍醐味のある景色に見える。晴れていればなかなか景色が素晴らしい縦走路である。
新緑が、麓は鮮やかだったが、山のほうはまだ樹木は茶色のままだった。祝日ではあったが、湯ノ沢峠から滝子山まで歩いていて、出会ったのは犬を連れた人一人だけであった。復路で、家族連れやグループなど含めて何人か歩いてくるのにすれちがった。さすがに滝子山山頂は結構登っていたが、よくよくみると単独の男性ばかりであった。それぞれ思い思いに景色を楽しんでいるようであった。みんな私のように家から逃げるかのようにきたのかなと勝手な推測をしてしまう。花はすみれなどが結構咲いていたが、写真はあまり撮っていなかった。ただ、今回は久しぶりに距離を少し歩きたかったので、アップダウンを繰り返して湯ノ沢峠から滝子山まで行き、往復できたのはよかった。また、つなげることも出来たのは一つの心残りを達成した気分である。
帰りは天目山温泉で汗を流した。

阿修羅展

2009-04-25 21:54:22 | 美術館、博物館
興福寺が創建されてから1300年が経ったのを記念して、興福寺の国宝阿修羅展が東京国立博物館で開催されていたので、観にいった。開館時間に合わせていったが、やはり大変な人気ですでに行列が出来ていた。それでも雨が降っていたので、待ち時間もあまり待たずに入ることが出来たようである。阿修羅像はガラスケースなしの露出展示で、背面からも見られるというのが今回の特徴といわれている。今回は他に、八部衆像、十大弟子像、薬王、薬上菩薩立像、金・銀・水晶などで作られた工芸品などが展示されている。阿修羅像は八部衆の一つ。八部衆とは仏教を保護する神で、十大弟子とは釈迦の高弟。いずれも本尊のまわりを取り巻く仏像たちだ。天平6年(734)、光明皇后(こうみょうこうごう)が母橘三千代(たちばなのみちよ))の1周忌供養の菩提を弔うために創作されたとされる。阿修羅像は3つの顔と6本の腕を持つ。背丈は153センチ、体重は約15kgと軽い。軽かったので、幸い、度重なる火災時に無事に運び出すことができたとされる。表情は怒りや荒々しさはなく、一種の憂いを含んでいるかのようであった。何かをこらえているような表情をしていた。人が多くて「立ち止まらずに時計回りで観てください!」としきりにアナウンスされていたが、あまり動かないので、逆にじっくり観ることもできた。まさに幾多の戦火をくぐりぬけて、こうして観られるというのは奇跡でもある。
午後は新宿に出て、バルトナインで、映画『スラムドッグ$ミリオネア』を観た。


スピード違反

2009-04-24 22:39:01 | Weblog
仕事で入院をしている子の迎えに行く途中、宮ヶ瀬湖のやまびこ大橋を渡って、右に曲がって、しばらくいくと、警察の方がたくさんいて、私の車を誘導する。何か取調べでもしているのかなと思っていたら、スピード違反だと言われる。そんなにスピードを出した覚えがないので、何かの間違いではないかと思ったが、たくさんの車が捕まっている。これは尋常ではない感じ。そんなに車の通りが多くない平日の道なのに、反則切符を切る人の机がたくさん並び、たくさんの人が座って反則の切符をきられている。私の右となりに座った人も釈然としなく、警察に食って掛かっていた。警察ももっとやるべき仕事があるのではないかと苦情を言っていたが、どうしようもない。これだけ取り締まるには神奈川県警の数も半端ではない。いかにも大量取締りのために用意されていて、どんどん反則切符を切っていく感じ。私の場合。40km制限の道を63kmで23kmオーバーである。2点減点、一万5千円の罰金で青切符である。これでも痛い。
スピード違反をしたのは誘導されたところより、手前であるといわれて、どこでスピード違反となったか、帰りにチェックをしたら、見晴らしがよくて、一直線の道で、車の通りも少なく、いかにもスピードの出やすいところで、ちょうど警察が片づけをしていた。いくらでも取締りが出来る感じ。つかまりやすいところで何台も何台も短時間で集中的に取り締まって、たくさん摘発したためか、もう解散をしているのをみると、点数稼ぎをこういうところでしていたのかと思ってしまうのは自分が捕まった被害妄想か。警察の不祥事は多いし、大々的にやるなら警察はもっと力を入れるべきことはあるような気もするが、とにかくこれからは気をつけよう。

守屋山と高遠

2009-04-22 09:09:57 | 山歩き
 ネットで知り合った山仲間達が高遠のロビンさん&師匠お宅に集うということで、参加した。ついでに守屋山にも登る。えいじさんの車に乗せていただいた。諏訪インターで下り、国道152号線から車で、杖突峠を越え少し下った所に守屋山登山口があり、車を停めて、守屋山に登り始める。カラマツ林の道となり少し歩くと、左側に、守屋山東峰が見えてくる。さらに歩いていくと「守屋山座禅草コース」と書かれた案内板がある。いったん急坂を登って、また下っていくと途中、ザゼンソウ生息地と書かれていたところに着くが、ザゼンソウは咲いていなかった。そしてしばらく歩いていくと、守屋山の登山口と書かれた標識がおいてあるキャンプ場のような広場があった。最初ペースが速かったので、少しきつくなってくる。登りのコースは、なだらかな山であるので、急登まではいかないが、直線状に登っていくのが多くて、きつくなる。
守屋山には、東峰、西峰の二つのピークがあるが、一等三角点のあるのは西峰で標高は1,650m、東峰が1,620mで西峰の方が30m程高い。山頂は西峰の方が広いが、東峰の方が樹木はあまりなくて、展望は開けている感じがした。しかし、東峰からは御嶽山が西峰に隠れてみえなくて、西峰山頂まで足を延ばすと、御嶽山がよく見える。いずれにしても今回は天候に恵まれ、どちらも360度の雪のかぶった山々の遠望が利いた。北南、中央アルプスはまだ雪が多く、白く輝いていたし、八ヶ岳は雪は少なかったが、くっきりとした展望が見えた。浅間山なども見渡せた。見えないのは富士山だけといった感じで、富士山は入笠山に隠れている。東峰から三角点のある西峰(守屋山本峰)まで往復する。守屋神社の奥宮は、保護のためとは思うが、檻に閉じ込められていた。下りは、立石コースを歩き、比較的ジグザグと下ってきた。
その日はそのまま高遠のロビンさん&師匠の家に行き、たけ小屋のメンバーが集まっており、宴会である。立石コースを歩いて、下りてきて、ロビンさんに汗を流すために、温泉のある場所を聞くと、師匠がバイクにまたがり、迎えに来てくれた。一旦、家に寄ってから温泉と考えていたが、もうすでに何人かバーベキューをしながら飲み始めていて、そのまま飲み始めてしまった。美味しい日本酒、ワイン、焼酎などたくさん並び、缶ビール大を24本をリュックに入れてもってきた方もいた。ご馳走も並び、深夜の3時頃までよく飲み続けた。次の日はここでは恒例のようで、餅つきが行われた。楽しい2日間を過ごさせてもらって、ロビン&師匠には感謝である。田舎暮らしは大変というイメージがあるが、こういう自然があって、素晴らしい山々が近くにたくさんある中で、第二の人生を歩けるというのはうらやましい。手をたくさん入れて出来上がってきた建物ではあるようだが、家は広くて、蔵まであり、貸している畑もある。とにかく、田舎であるから都会では考えられない広さである。今回も20名以上も集まって、宴会が開け、シュラフも持ち込んで寝たのである。田舎の風景もなかなかよく、ゆったりした時の流れを味わえた。

山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年

2009-04-11 19:09:38 | 美術館、博物館
府中で映画「レッドクリフパートⅡ」を観た後、東府中駅で降りて、府中市美術館で開催中の「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」展に行って来た。伊藤若冲と曾我蕭白が今回の目玉のようである。石灯篭が墨によるドット描写となっている伊藤若冲の「石灯籠図屏風」やユーモラスな「石峰寺図」、曾我蕭白の「山水図押絵貼屏風」や二羽の鶴がクロスして泣いている「松鶴山水図」も観ることができた。他にも池大雅や与謝蕪村など巨匠たちの絵が取り上げられていた。府中美術館のある府中の森公園の桜は見ごろは過ぎていたが、天気がよくて、楽しめた。

府中市美術館HPより
 美しい山や川、湖、そして海。自然の風景は、日本美術の大きなテーマのひとつでした。やまと絵の優美な景色、あるいは、文化の源として憧れてきた中国の絵にならった、日本人にとっては空想的とも言えるような風景が、長く描かれてきました。そして江戸時代、そうした伝統が根づいていたことは言うまでもありませんが、同時に、新たな外来文化や人々の生活・思想の変化が、風景を描くことに広がりをもたらしたのです。
 例えば、江戸時代中期になると、身の回りの景色が絵として楽しまれるようになりました。風景の絵に新鮮みを求める動きのひとつと言えますが、伝統的な美のかたちと融合させるための工夫は、近代の風景画とは違った魅力を生んでいます。個性を自覚し表現しようとする動きからは、伊藤若冲や曾我蕭白のような、風景の描写に個性を託す画家が登場しました。また、作品が描かれた動機も実に色々です。自然の中での暮らしを歌い上げた絵、神仏への祈りから生まれた絵、旅の叙情や物語の情緒を味わう絵、あるいは、渡ることの叶わない異国への憧れを形にした絵。作品のひとつひとつから、「江戸時代びと」たちが風景に対して抱いた気持ちがいかに多様であったかが伝わってきます。
 この展覧会では、江戸時代のさまざまな画家たちが描いた風景の絵をご覧いただきます。その表現の多彩さは、例えば、百人の画家がいれば百通りだと言ってもよいでしょう。曾我蕭白の山水画の傑作として知られる重要文化財「月夜山水図屏風」や、伊藤若冲の稀少な風景画「石灯籠図屏風」をはじめ、狩野(かのう)派、やまと絵、円山四条(まるやましじょう)派、文人画、洋風画、浮世絵など、江戸絵画を代表する画家、画派の作品の勢揃いです。江戸時代の奇と迫力、そして清々しさにみちた光と空気を、ぜひ会場で体感してください。


三平襲名披露興行

2009-04-09 10:12:20 | 落語
新宿末廣亭4月上席に行った。夜の部で、いっ平改め林家三平襲名披露興行が行われていて、昼夜入れ替えになっていた。昼の部の途中から入って、さすがに昼の部は空いていた。昼主任のさん喬の落語は熱演で、満足をして、一旦出た。そのまま帰るよりはもう少し聴いていこうと思い、夜の部の「林家三平襲名披露興行」を聞くことにし、チケットを買いなおした。夜の部は人が多くて、椅子席は予約席である。桟敷席が当日券になっていたが、予約席の椅子席も少し残っていたので、椅子席にした。J席で少し後の方ではあった。
夜の部の中入り後に三平襲名のお披露目口上。司会が兄の林家正蔵、口上は林家木久扇、橘屋円蔵、鈴々舎馬風といった面々。ご当人の林家一平改め林家三平は、中央で平伏。
爆笑のお披露目口上が終わったあとも、テレビによく出る林家ペー、林家たい平が続き、ひろし・順子の漫才、そして兄の正蔵は「味噌豆」。木久扇は、「そのとき歴史は動いた」をネタに漫談を披露。トリの三平は古典落語「紀州」を熱演。後ろ幕も幕の送り主が「石原プロ」「貴乃花」「読売巨人軍」などと次々に換えて、これも豪華であった。


宮ヶ瀬湖

2009-04-05 22:28:08 | 観光
3月の終わりに、少年団の付き添い兼運転手で、あいかわ公園、宮が瀬ダムに行った。伝道から蛭ヶ岳に登るときによく、車で宮が瀬湖の近くを通っていた。ゆっくり宮が瀬ダムに行くこともなかったので、今回は子ども達と一緒に行って、大きなダムを見ることが出来た。観光地として、大々的に開発がされてきたのを感じた。あいかわ公園もアスレチックがあったりして、子どもは楽しめる。ふれあい広場には『ふわふわドーム』があり、子ども達はジャンプして、はしゃいでいた。花の斜面もあって、もう少し経てば、花がいっぱいになって、見ごろを迎えそうであった。宮が瀬ダムは156mもあり、下からみあげると高い。上にエレベーターであがると、展望が開けている。横浜方向が見え、ランドマークが見えた。湖の上には丹沢山などの山もあった。『水とエネルギー館』があって、入ってみた。故障中も多かった。無料であるので、予算も限られて、修理がおぼつかないのかもしれない。ダムの上から、高取山や仏果山も登れるようなので、いずれこのコースを歩いてもいいかもしれない。