ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

北高尾山陵

2008-08-22 21:47:46 | 山歩き
天気もあまりよくないし、日帰りでしか動けないので、手ごろなところになった。少しアップダウンの多いところがいいと思って、北高尾山陵を歩いた。北高尾山稜は高尾山から陣馬山への奥高尾主脈より北にある尾根の一つで、八王子城址(城山)から西へ延びる。奥高尾主脈と小下沢を挟んで並行に延びる低い山稜であり、堂所山で主脈と交わる。高尾駅からバスに乗り霊園前で下車。八王子神社は城山(深沢山)山頂にあり、関東一円を治めていた北條氏(小田原城が本拠地)の最大の支城。北条氏照の山城であり、氏照の留守中に、豊臣の大軍によって落城する。つまり、残されたわずかな家臣や婦女子で大軍と戦って落城したのである。いくら山の地形を利用して、攻め難い立派な城を築いても多勢に無勢で、わずか一日で攻められたという。慰霊碑も立っている。八王子城周辺は歴史を感じさせるような跡が残されている。
八王子神社の近くの見晴らしのよい場所に向かうと、2匹の犬が突然襲い掛かってくるようで、びっくり。飼い主が止めて、ホッとする。いつも散歩で、この近くを歩いているとのこと。本日の山歩きで会ったのはこの方のみである。この見晴らしのよい場所では、北側の方で、都心のビルや奥には、雲と一緒に日が照った光景が目に付いた。散歩していた方は、今日は涼しくなったのか、いつもより景色が澄んでいる様に見えるとのこと。雲は多いが、確かに夏の低山にしては遠望がきいている。ただ、富士見台では、完全にガスっていて、富士山は見えず。南側は何も見えない。
最初は、山陵の途中で、小下沢林道に出て、景信山に向かうきつい坂を目指したが、山陵から小下沢林道に行く道が通行止めになっていた。そのため、そのまま山陵を歩いていき、堂所山方向への尾根道にある分岐で夕焼小焼ふれあいの里の方向の北側に歩いて、夕やけふれあいの里に着く。高尾駅行きのバスがちょうど来たので、乗せてもらった。今回通行止めで、小下沢林道から影信山へのきつい登りがなくなり、結果的に前回と同じコースで、省略したコースになってしまった。涼しくて歩きやすかったが、人が入るのが少ないのもあってか、草や葉が結構露でぬれていた。くもの巣も多く、歩きづらかった。樹林の中を歩くので、展望はあまりないが、静かで、低山の割にはアップダウンがあり、鈍った体には鍛え甲斐のあるコースとも言える。



盆休み

2008-08-18 11:39:45 | 落語
今年の盆は、昨年11月に父が亡くなっているので、新盆のため、盆休みを取り、愛知の実家に家族で帰省した。お盆は、先祖の精霊を迎え追善の供養をする期間と言われている。実家では、墓参りをし、15日にお坊さんに来ていただいて、お経で供養をした。
今回の帰省では、蒲郡にあるラグーナというテーマパークに行き、プールに入った。流れるプールや波のあるプールなど楽しめるが、人、人でいっぱいである。ウォータースライダーに並ぶのに1時間ぐらい。非常に暑い日だったので、水に入るのには気持ちがよかったが、それにしても人が多い。愛知は暑かった。
帰省から戻って、もう一日休みがあったので、末廣亭に行った。たまたま前の方に席が空いており、座ると何と隣がカモシカさんでびっくり。末廣亭は毎年お盆のこの時期は、アロハマンダラーズというグループが昼の部のトリで、ハワイアンバンドの演奏をする。カモシカさんはこの時期、よく足を運び、何回か聞いているとのことだが、私は始めてであった。写真も撮ってよいとのことである。新山真理が進行し、とても楽しい一時が過ごせた。三笑亭可楽や春風亭小柳枝が72歳で、神田紫は56歳で、新山真理は芸歴25年と言っていたが、年齢はわからない。瀧川鯉之助が36歳で若い人もいたが、なかなかの高齢の集団ではある。だが、元気あふれていた。昼の部の落語や漫談もこのメンバーが登場し、面白かった。新山真理は楽屋裏の介護ネタを披露していた。米丸がすぐにをれを枕にとりあげながら話をする。夜の部のぴろきの出演が終わってからカモシカさんと一緒に末廣亭を出て、近くの店で飲んだ。カモシカさんはあまり飲めないのだが、付き合っていただけた。山や落語の話などをし、あっという間に時間が過ぎて、カモシカさんは沼津まで帰らなければならなく、電車がなくなってしまうので、8時過ぎには店を出た。ネットで知り合った人で、山でバッタリすることは時々あるが、末廣亭の人がたくさんいる中での、隣同士にバッタリと座ったのも不思議な縁である。

ダークナイト

2008-08-09 21:34:41 | 映画
朝一番で、家の周りの草取りをして、シャワーで汗を流した後、「バットマンシリーズ」の最新作のダークナイトが公開されたので、早速見に行く。全米で、驚異的なペースでヒットを続けているとのこと。
監督はクリストファー・ノーラン、主演はクリスチャン・ベールによる「バットマン・ビギンズ」の続編。ゴッサム・シティに現れた史上最悪の犯罪者ジョーカー。バットマン=ブルース・ウェインは、協力するゴードン警部補や新任地方検事ハービー・デントらと共にジョーカーに立ち向かう。ジョーカーを演じるのは、本作撮影後に急逝したヒース・レジャーである。圧倒的な存在感を見せつけた。伝説の人になるであろう。
アメリカン・コミックのヒーロー、バットマンの活躍を描く人気シリーズがもとになっているが、アニメが原作でもこの作品の特徴的なのはリアルな感覚、それはセットという作り物ではなく、ロケ撮影にこだわった賜物ともいわれている。爆破やカーチェイスの数々においても「実写」へのこだわりを見せ、圧倒的な迫力を生んでいる。
パットマンとデントとゴードンの三者のルールと正義のパワーゲーム的なスリルと人間の弱さも描いている。バットマンは、法を語らずに自分なりのルールで刑を執行している。デントは、法に則したルールで進めていた。ゴードンは警察だから法律は大きな要素かもしれないが、実行力がものをいう。三者のルールに対して、ジョーカーにはルールはなく、冷酷残忍である。そして、ジョーカーの過去の真実は触れられていないが、身近な者から虐待を受け、社会的にも疎外され、虐げられた人生で、悲惨な経験をもつのかとも思った。ジョーカーが死の二者択一を仕掛ける。人間の弱さを利用した生き残りゲーム。とにかく金が目的ではなく、動機がわからない無差別殺人を繰り返す。そこには人間に対する強い恨みや憎しみから起こしているようにも見えるが、それも定かではない。ジョーカーの起こす犯罪のリアルさはアメリカに限らず、日本でも最近無差別事件が多くて、考えさせられる。
しかし、暗い夜の次には朝が来る。映画の終盤には人間の持つ「希望」の姿も描いているように感じた。
 

うなぎの串焼き

2008-08-07 09:15:10 | Weblog
また行ってしまった。末廣亭である。この時期、休みは北アルプスとかに登りたいところなのだが、夏の連休が愛知の実家に帰ることになっていて、他はなかなか連休がとれない。結局、落語に足が向いた。桂花ラーメンで昼を食べて、始まる時間に行くと、団体さんが列をなしていた。夏休みのためか中は子どもも何人かいて、話し手もいろいろと子ども対象に話しかけたり、小話を紹介したりしていた。今回はいっ平が出てきたり、正蔵が昼の主任を務め、さすが、三平の息子である。話も笑わせて面白いが、表情やしぐさの芸がうまいと思った。正蔵は皿屋敷を披露。怪談話である。途中でお菊には三平という情夫がいたと話を展開したり、お菊ときくぞうラーメンをかけたりとオリジナルな話題も盛り込みながらぐいぐい引き込まれてしまった。
今回は昼の部で終わらせて、久しぶりに思いで横丁に行き、「カブト」でうなぎの串焼きを食べた。「カブト」は昭和23年からやっており、今は2代目が切り盛りをしている。70代半ばの店主で、さすがに以前より老いを感じさせるところもあったが、元気である。焼き台の上にある電球の笠は、長年の炭火で鰻を焼いた時に発生する煤と脂分がこびりついて黒くなっている。ここの名物にもなっている。串焼きの7本セットの一通り以外にも蒲塩なども頼んだりして、ついつい食べ過ぎた。れば焼きはちょうどなくなった後で、残念。5時前には、ればはなくなってしまうのである。飲み物もビールだけで終わらなくて、焼酎も飲んだ。ここの焼酎はストレートである。串焼きに冷えた焼酎も合うらしく、美味しい。末廣亭のクーラーが効きすぎたのか、飲みすぎ食べすぎなのか、帰ってからお腹の調子も少し悪くなったが、懲りないだろう。落語を聴いて、美味しいものを食べて贅沢な一日である。


夏の球技大会

2008-08-06 09:39:18 | Weblog
施設対抗の夏の球技大会が終わった。ドッチボール、バレーボール、野球とそれぞれ1勝して、2回戦で敗れている。時間が少ないながらも一生懸命練習をして、大会に挑んで、それぞれのドラマがあった。負けて悔しい思いも出てきてはいるが、苦しくなっても、踏ん張ることの大切さをこういう試合で身につけていくのかなと思った。昨日の野球、最初、打たれても、こちらでも打って、いい試合になってきたが、後半、ばて気味で、ピッチャーのコントロールがなかなか入らず、きわどいところでボールとなる。打ち取ったと思ったらエラー。あと一人がなかなかアウトにできない。結果的に大量点を取られてしまう。今にもふてくされてしまいそう。それでも最後まで投げきることができた。午後大雨が降って、3位決定戦ができなくなり、2チームが同時3位となり、子ども達にとっては3位というのは久しくなかったので、励みになったと思う。
とにかく、みんな泥んこになって、汗まみれで一生懸命プレーをしている姿は心打たれる。確かになかなかうまくいかないと、きれそうになったり、雑になりがちなプレーもあった。しかし、それでも立ち直って最後までがんばっていた。人生においてもうまくいかないことは多い。こういう経験がどこかで生きてほしいと思う。