復路:1月8日(日) 大阪 → 野洲 :新快速野洲行き 野洲 → 米原 :東海道線普通 米原 → 大垣 :東海道線普通 大垣 → 東京 :ムーンライトながら 東京 → 八王子:中央線各駅停車 運賃:青春18きっぷ2回分+¥510
長い冬休みもとうとう終わってしまい、明後日より仕事である。そこで、一日早くムーンライトながらで帰京することにする。
冬季に限らず、青春18きっぷで帰京する時には、天候と、JR西日本とJR東海の列車運行情報を丹念にチェックするようにしている。それでも、実際に乗ってみないと分からない事も多いから困ったものである。特に、列車の接続関係はホント分からない。駅員に聞いても無駄になることが多い。
良く知られているように、大阪から上りムーンライトながらに乗るためには、次のような乗り継ぎをするのが常套手段となっている。
↓ 大阪発 21:00 ↓新快速長浜行き 米原着 22:21 (乗換) 米原発 22:33 ↓普通大垣行き 大垣着 23:04 (乗換) 大垣発 23:19 ↓ムーンライトながら
今冬は例年になく雪が多い。新聞紙上でも毎日のように鉄道のダイヤの乱れが報じられている。東海道線では、米原~大垣間が鬼門である。元々雪が降りやすい地形に加えて、今年のように豪雪となると、定時運行はまず期待できない。下手をするとムーンライトながらに乗り遅れる可能性だって無くはない。
幸い、乗り遅れた経験はないが、乗り遅れまいと足掻いた結果、痛い思いをしたことはある。
たしか、昨年4月3日だったと思うが、21時発の新快速に乗るつもりで大阪駅東海道線ホームに来たところ、人身事故のため、約50分の遅れとアナウンスがあった。これでは、ながらに乗り遅れるのは明々白々なので、急遽、新幹線で米原まで行った。もちろん、救済措置はないので、新大阪~米原の乗車券と新幹線特急券は別途購入の上である。そして、辛うじて、22時過ぎには米原に到着した。
ところが、米原22時33分発の大垣行きは、50分遅れの新快速の接続待ちをしており、結局、新幹線で米原まで行ったあげく、寒々とした米原駅ホームで、延々大垣行きを待ち続ける羽目になった。ムーンライトながらに乗り遅れこそしなかったが、新幹線でワープしたのが全くの無駄になってしまった。しかし、自分の判断であるから誰も恨むことはできない。
さて、今宵は、原因は不祥だが、東海道線快速・新快速は約7分遅れで運行されているとのこと。目指すべき20時45分大阪発の野洲行きの新快速も、定刻を過ぎてもやってこない。やはり、余裕を見て一本早い新快速野洲行を選んで正解だった。この程度の遅れなら、ムーンライトながらに乗り継ぐことはできるだろう。
20時52分、野洲行き新快速が到着。
列の先頭に並んでたこともあって、大阪で着席できた。野洲行きの新快速と言えども、石山あたりまでは結構な混雑である。結局、野洲到着は10分の遅れとなったが、予想通り米原行き普通は接続していた。
米原に到着。辺り一面雪景色であり、まるで、雪国に来たかのような錯覚を覚える。例年に無く寒い冬というより、冷たい冬を実感した。ここでいつものように、8番線△に鞄を置いて、ニコチン補給並びに、缶コーヒーで暖をとる。
ところが、業務連絡放送で、”3228列車、本日7番線より...”とあったものだから、急いで、鞄をホームの向かい側、7番線に移動させる。しかし、△の何番に停まるか分からないので、多分、このあたりだろうと見当をつけた。少し間を置いて、乗客向けにアナウンスがあったものの、対応に不親切さを感じた。最初は8番線と言ったのだから、訂正するなら業務連絡と間髪をおかずに乗客に対してもアナウンスするべきだろう。
ほどなく、大阪21時発長浜行きの新快速が10分遅れで7番ホームに到着する。多分、車内では、いつも通り、大垣行きは8番線とアナウンスがあったのだろう。降りた乗客は、一目散に8番線△に列を作る。暫くして、再度、”大垣行きは本日7番線から発車...”とアナウンスが流れるや否や、列という列が、一斉に7番線に移動した。翻弄された方々には申し訳ないが、傍目で見ていておかしかった。
件の3228列車(普通大垣行き)が4両編成で到着し、扉が開くと、これまたいつもようにように、一瞬で座席は埋まった。しかし、明日も休日ということもあってか、いつもほど混んではおらず、立ち客はいない。
22時35分頃に米原に到着したはるか54号の接続をとり、約5分遅れで米原を発車。醒ヶ井、近江長岡、と関ヶ原に近づくにつれて深まる雪を見ながら、大垣に到着。ここで、トイレを済ませると、程なくムーンライトながらが入線。いつもと違って、待ち時間が少ないので、すこし慌ただしい。が、これに乗れば、やれやれ一段落である。
今宵の宿はムーンライトながら9号車である。
予想に反して、大垣発車後、直ぐに検札があったおかげで、車内ではマイペースが過ごすことができた。名古屋を過ぎて暫くしたころから睡眠準備に入り、横浜までは熟睡、横浜からも記憶が途切れ勝ちにうとうとしていた。上りのムーンライトながらは、なぜか熟睡できないことが多いのだが、今宵は、毛布を持参し、充分暖かくして寝たのが良かったのだろう。
定刻に東京に到着し、中央線各駅停車高尾行きに乗り換えて、八王子に向かう。
これも毎度のことなのだが、この電車は暖房が全く効いておらず非常に寒い。乗客は皆震えている。電車が動き出してまだ間が無いことは理解できるのだが、もう少しなんとかならないものだろうか? 大阪環状線の早朝電車は、シートの下が暖かくて、気持ちよく眠ることができる。電車の色は同じくせに、西と東でえらい違いである。