往路:12月15日(土) 京王八O子→羽田空港 :空港バス 羽田空港 →関西空港 :JAL173便(J) 関西空港 → :関空快速天王寺行き 運賃:¥1,700+¥11,100+¥780
忘年会明けの朝、早起きして帰郷の旅へ出る。
例年だと、このシーズンは、青春18きっぷとムーンライトながらの組み合わせとなるべき所ではあるが、最近、どうも夜行列車で寝付きが悪く、今シーズンは敬遠することにした。
いつもの、朝一番の空港バスで羽田まで。
睡眠薬を服用していないため、当然のように眠れない。羽田到着は5時35分。いつもより若干早めに到着した。チェックインとICラリー端末のタッチを済ませて、ルシエールの前で開店を待つ。クリスマスツリーがなかなか見事である。
6時丁度に店に入り、早速、フライドエッグセットを注文。このメニューは最初で最後になるだろう。
保安検査場を抜けたのは、6時25分頃。その足でサクララウンジを訪問するも、トマトジュースを一杯飲んだだけで、そそくさと退場する。既に、JAL173便の搭乗は始まっているはず。
ファイナルコールが聞こえる頃に、20番搭乗口にたどり着くが、既に、人影は疎らである。とは言っても、丁度出発10分前なので、たいして気にとめない。
JAL173便、今朝は、久しぶりに窓側を予約している。天気が良さそうなので、機上の風景を楽しみにしている。
出発して程なく、目映いばかりの陽の光が射し込んできた。
ご来光である。流石に、写真は撮れないので、記憶に留める事にする。それにしても、日の出が遅くなった。冬の晴れた朝である。
離陸して、高度をぐんぐん上げるに従って、視界が広がる。
昨夜、かなりの降雪があったようで、南側斜面に白い領域が目立つ。
見事な景色は、言葉では表しようが無い。せめて、画像で記録したいものであるが、自分の目で見て記憶に留めるに勝るものは無い。
紀伊半島上空は、雲が多かったが、それでも、雲の切れ目から、紀ノ川の流れが確認された。そして、遠景に大阪湾が浮かぶ。よくよく見ると、到着地の関西空港もかすかに見える。
そして、和歌山上空に棚引く、雲の層に突入し、1時間の絶景紀行は終了する。
定刻に関空に到着、再び地上の人となる。
眠りを忘れるほどの絶景に、満足し、ロビーで朝日のシャワーを浴びる。研ぎ澄まされた冬の太陽であるが、どことなく不思議な優しさを感じた。
その足で、帰宅するのが少し勿体なく、ラウンジ比叡で一服し、夢心地で一本遅い関空快速で家路についた。
晴れた冬の朝の絶景紀行。たまにはこんな旅があっても良い。