復路:9月16日(金) 八王子→東京 :中央線快速 東京 →名古屋:ムーンライトながら 名古屋→鶴橋 :近鉄特急 鶴橋 →天王寺:大阪環状線
夏の青春18きっぷのシーズンが終了し最初の週末となった。
本日より、長い旅に出る。といっても、長いのは、切符だけで、長期におよぶ旅ではない。
2週連続して、帰省することになったのであるが、単純往復ではつまらないし、飛行機やバスはちょっと敬遠したい気分である。そこで鉄道マニアがよく使う周遊券京阪神ゾーンの行き券を一筆書き切符にして、試行錯誤の末に、次のようなルートを考えた。我ながら、良くできたルートだと自画自賛している。
●八王子→茅ヶ崎(普通乗車券)
★周遊切符行き
茅ヶ崎→金山(金山で途中下車;金山←→鶴橋は普通乗車券と近鉄で往復)
金山→新宿(八王子で途中下車)
新宿→高崎
高崎→長岡
長岡→京都(周遊切符の入口)
★周遊きっぷ京阪神ゾーン券
★周遊切符帰り
京都→茅ヶ崎
●茅ヶ崎→八王子(普通乗車券)
結構ややこしい。発券にも時間がかかった。ルートを図示すると次のようになる。
さて、いつものように東京駅に出て、銀河を見送った後、10番線ホームベンチに座って、この駄文をしたためる。今宵は寒い。上着を羽織る。
3連休の初日ということもあって、18きっぷシーズンでないにもかかわらず、ムーンライトながらの指定席は満席とのアナウンスが流れている。
結局、3週連続でムーンライトながらに乗ることになるのであるが、別に、好き好んで乗るわけではない。18きっぷシーズンに余った指定券があったのと、コストを考えると、ムーンライトながらしか選択肢は無かった。今から思えば、行きのルートは600kmを越えているので、東海度新幹線でも良かったのだが。
小田原からの混雑に辟易してきたので、今宵は、どうしても、名古屋までの指定の車両に陣取りたかった。しかし、予約のタイミング悪かったので、窓側だと2号車喫煙席しかとれなかった。まぁ、私もライトスモーカーであるし、夜行列車ゆえ、それほど、煙たいことはなかろう。
今宵の宿は、3週連続で、ムーンライトながらである。
列車は、23時43分定刻に発車。さすがに、車内は落ち着いた雰囲気で年齢層も適当である。隣客は、小柄なおばさんで、連れはいないようなので、特に問題はない。
同じ列車でも、青春18きっぷシーズンと様子が違う点がたくさんあった。まず、検札が早い。品川を出ると、早速回ってきた。次に驚いたのは、車掌の言葉使いが非常に丁寧なことである。”夜分すいません、検札のご協力をお願いします”、”申し訳ございません、大変お手数かけます”などという言い方は、18きっぷシーズンには聞いた事がない。噂通り、18きっぷユーザは差別待遇されているということだろうか?
車掌から、金山名古屋間のきっぷを購入し、眠りの準備に入ろうとする。しかし、いつものように眠れない。今宵は元々涼しい上に、冷房が効き過ぎているのが原因である。窓側席ゆえ、上着を着てもまだ寒い。私としたことが迂闊だった。毛布かなにかを持参するべきであった。
結局、眠るのをあきらめて、パソコンを開く。深夜にも関わらず、停車する各駅では、それなりに乗客の乗り降りがある。人、それぞれに事情があるのだろう。ムーンライトながらの本来の意義を確認した。
静岡をすぎたあたりで、さすがに疲れてきたので、ようやく眠れた。
翌朝目を覚ますと、刈谷停車中であった。3時間くらいは眠ったか。デッキは少し混雑しているが、名古屋まで指定の2号車の通路には人はいない。空席もある。
名古屋に、予定通り5分遅れで到着。これは18きっぷシーズンと変わらない。そして、これまた、3週連続で6時30分発の近鉄難波行き特急に乗り換える。
同じく、2席使って曝睡し鶴橋に到着。睡眠時間は、合計5時間ちょっとである。さすがにムーンライトながらも3週続くと、疲れてくる。結局、自宅到着後に睡眠を補充することになる。