題名に惹かれました。
なんともいえない乾いた寂しさ漂う感じで
気持ちが揺さぶられる気がしたのです。
この本は、仙道孝司という休職中の刑事が主人公。
北海道の各地で起きた6つの事件の短編集です。
表題作は直木賞受賞作です。
佐々木譲さんの作品は、初めて読みました。
話題となった作品の数々は知っていましたし、
読みたいと思っていたのですが、
佐々木さんの作品も図書館で大人気です。
今作も予約を入れてようやく順番が回ってきました。
舞台となる北海道の町々がいいと思いました。
オーストラリア人が増えたニセコ、
廃れてしまった旧炭鉱町、
漁業が盛んな港町、
競走馬の生産牧場がある博労沢などなど
それぞれの土地柄が織り成す事件の模様が浮かび
さながらロードムービーのよう。
共通するのは、寂しさ、侘しさ、やりきれなさ。
それはやはり殺人事件が起きるからなのか、
それとも心を病んだ主人公にあるのか・・・。
ある事件で心に傷を負った仙道は、医師の命令で休職中なのだけれど
何かと事件関係者から頼りにされ、懇願を受けて
刑事としてではなく事件を調べていくのです。
そして、警察とは別の視点から真相に近づいていく。
その近付き方がいいな、と思いました。
仙道の繊細な人柄と、多くを明かさない密やかさが。。
なんともいえない乾いた寂しさ漂う感じで
気持ちが揺さぶられる気がしたのです。
この本は、仙道孝司という休職中の刑事が主人公。
北海道の各地で起きた6つの事件の短編集です。
表題作は直木賞受賞作です。
佐々木譲さんの作品は、初めて読みました。
話題となった作品の数々は知っていましたし、
読みたいと思っていたのですが、
佐々木さんの作品も図書館で大人気です。
今作も予約を入れてようやく順番が回ってきました。
舞台となる北海道の町々がいいと思いました。
オーストラリア人が増えたニセコ、
廃れてしまった旧炭鉱町、
漁業が盛んな港町、
競走馬の生産牧場がある博労沢などなど
それぞれの土地柄が織り成す事件の模様が浮かび
さながらロードムービーのよう。
共通するのは、寂しさ、侘しさ、やりきれなさ。
それはやはり殺人事件が起きるからなのか、
それとも心を病んだ主人公にあるのか・・・。
ある事件で心に傷を負った仙道は、医師の命令で休職中なのだけれど
何かと事件関係者から頼りにされ、懇願を受けて
刑事としてではなく事件を調べていくのです。
そして、警察とは別の視点から真相に近づいていく。
その近付き方がいいな、と思いました。
仙道の繊細な人柄と、多くを明かさない密やかさが。。
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