図書館の書棚を眺めていて、手にした本です。
このお名前と、題名に覚えがあったのです。
薬丸岳さんの作品は初めてです。
新聞か何かの書評を読んで、興味を持ったこと思い出しました。
主人公は、犯罪被害者家族で元警官の佐伯修一。
不祥事を起こし、警官職を失い現在は探偵事務所で働いている。
仕事の依頼の多くは、犯罪加害者の‘今’を調べること。
その一つ一つの案件の連作短編集となっています。
題名の通り、悪党がたくさん出てきます。
事件の多くは、胸がふさがれるような少年犯罪。
少年法に厚く守られ、加害者は数年ののち社会に出てくるのです。
主人公の修一も、かつて姉を悲惨な事件で亡くしているのです。
志高く警察官になっても、彼の心の中の闇が暴れて
結局退職に追い込まれてしまう。
姉を殺された事実が、彼の心を蝕んでいく・・・。
被害者家族のやるせない思い。
悲しみの癒えなさ、救いのなさに言葉を失います。
どうしてこんなひどいことができるのか、
犯罪者の描写に胸が悪くなります。
それでも、
同じような被害者家族と関わったり
加害者を調べていくことを繰り返すうち
修一もまた自分の心と決着をつける決意をします。
その流れがいいと思いました。
とても、胸に迫る作品でした。
エピローグが、いいです。
きっと幸せに。。
このお名前と、題名に覚えがあったのです。
薬丸岳さんの作品は初めてです。
新聞か何かの書評を読んで、興味を持ったこと思い出しました。
主人公は、犯罪被害者家族で元警官の佐伯修一。
不祥事を起こし、警官職を失い現在は探偵事務所で働いている。
仕事の依頼の多くは、犯罪加害者の‘今’を調べること。
その一つ一つの案件の連作短編集となっています。
題名の通り、悪党がたくさん出てきます。
事件の多くは、胸がふさがれるような少年犯罪。
少年法に厚く守られ、加害者は数年ののち社会に出てくるのです。
主人公の修一も、かつて姉を悲惨な事件で亡くしているのです。
志高く警察官になっても、彼の心の中の闇が暴れて
結局退職に追い込まれてしまう。
姉を殺された事実が、彼の心を蝕んでいく・・・。
被害者家族のやるせない思い。
悲しみの癒えなさ、救いのなさに言葉を失います。
どうしてこんなひどいことができるのか、
犯罪者の描写に胸が悪くなります。
それでも、
同じような被害者家族と関わったり
加害者を調べていくことを繰り返すうち
修一もまた自分の心と決着をつける決意をします。
その流れがいいと思いました。
とても、胸に迫る作品でした。
エピローグが、いいです。
きっと幸せに。。
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