<陣馬の滝>
自分でこれは一体何なのだろうと思います。
友達が一緒というわけでもなく、格別楽しみというわけでもなく、また歩いていて楽しくて楽しくて仕方ないという訳でもなく・・・。
晴れの日は勿論、雨の日も雪の日も、風邪の強い日も、ツアーが中止にならない限り、参加してきました。
参加者皆さんが異口同音に仰います。途中で何度止めようかと思ったことかと。
一回の参加で始め数回は費用も1万円で多少おつりがきましたが、その後は1万円~11000円。
17回の参加費用を累積すると、ちょっとした海外旅行に行けます。
それでも毎回バスは満席、「大好評の富士山裾野一周ウォーク」。
昨日は今月に入って2回目、穴埋めのため、戻って第11回、立川からの出発のお仲間に入れていただきました。
晴れ女を宣言したばかりの私ですが、アレレ?
午前中は何とかもったものの、午後からは本格的な雨、それも雪混じりのみぞれです。寒かった~!
前回は11月6日、まだまだ紅葉が見事で、美しい錦秋に魅了されましたが、あれから2週間、季節の変遷は早く、
富士山裾野はすっかり冬支度、寒々とした枯れた冬の装いに変わっていました。それもまた良し!
田貫湖~ふもとっぱら 約9キロ、3時間半のウォークです。
<田貫湖とかろうじて見えた富士山の裾野>
今回も知らないところが沢山ありました。
田貫湖から東海自然歩道を北へ1キロ歩いたところに冨士山麓唯一の湿原「小田貫湿原」があります。
こんな所に湿原があるなんて!火山溶岩土と湿原?結びつきませんが、木道も敷かれ美しい湿原でした。
春夏には湿原特有の多くの種類の蝶やトンボ、昆虫類、水生動物が生息する自然の宝庫となるそうです。
しかし昨今乾燥化が進み、荒れてきているとのこと、とても残念です。
こちらは今回の歩きの丁度中間地点に位置する「陣馬の滝」。
源頼朝が大規模な「冨士の巻き狩り」をした折、この近くに陣をはったためつけられた名前です。
美しい滝でした。今回の一番の見所と言えるでしょう。
溶岩の間からは富士山の美味しい湧き水が流れ出て、汲みに来る人が絶えないそうです。
<近くにはわさび田もあり、小川には梅花藻も>
富士山の裾野を歩いていると、いたるところに源頼朝、鎌倉幕府にまつわる史跡、言われがあり、
頼朝とこの地域の深い関わりを知ることができたのも、新しい発見でした。
<唯一見かけたお花、りんどうとサラシナショウマの種>
ゴール地点「ふもとっぱら」は朝霧高原の一部で、この地の開拓には入植者の汗と涙が流れています。
<雨に煙るふもとっぱら>
戦後、長野県から開拓団が入り、富士山噴火による荒れた火山灰地だった不毛の地、原野を長い年月をかけて、
畑に変えていきましたが、作物は実らず、農業から酪農に転換して成功、現在に至っています。
先日那須高原の開拓者の話をDさんのブログで知りました。日本全国、私たちの知らないこのような史実が沢山あるのですね。
ゴール地点で、ぬれねずみになった私たちを迎えてくれたのは、地元の方の温かいトン汁のおもてなし。
極上のお味でした。有難うございます。
昨日の歩数 ドアツードアで21793歩 歩行距離15,2キロ、消費カロリー498カロリー。
今日もご訪問有難うございます。
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